満足度★★★★
大健闘!
「観たい」にも書いたが、この戯曲、あかぺら倶楽部で昨年の夏、「誰がために金は成・・・ル」という題名で上演されたのを観ている。
レイとマイケルが親子ということで、「笑いのDNA」というタイトルで感想をまとめた。奇しくもあかぺら倶楽部は創立20周年、ファルスシアターは創立10周年の記念公演にこの作品を選んだ。ファルスはあかぺらのちょうど半分のキャリアだが、ともにレイ・クーニー、マイケル・クーニーらに代表されるシチュエーションコメディーを中心に上演していて、先輩・後輩のような劇団だなぁと思って観ている。
ファルスは劇団員が若いだけに配役に苦労があると思うが、今回は大健闘だったと思う。
神谷はつき、堀米忍の看板女優2人がスタッフに回り、女優陣に客演者を迎え、配役にも工夫したようだ。
大いに笑って楽しんだが、劇団員は中年でも若い女性が中心観客層のあかぺら倶楽部のような場内大爆笑といった感じにはならず、反応が鈍い。
こちらはいわゆる小劇場劇団の観客層が来ていたようで、微妙に違うのだろうか。
あまり笑うと悪目立ちしそうで何だか気兼ねしてしまった。
若手ながら頑張っているので、シチュコメファンにはぜひ観ていただきたい劇団だ。