さいあい~シェイクスピア・レシピ~★ご来場、誠にありがとうございました。 公演情報 tamagoPLIN「さいあい~シェイクスピア・レシピ~★ご来場、誠にありがとうございました。」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    なぜか面白い
    最初、○○のカブリモノがでてきた瞬間、大丈夫かななんて思っちゃいましたけど、最後まで観て、正直面白かったと思いました。なぜか。

    ダンスカンパニーとパフォーマンス集団が合体した団体ということもあり、ダンスを中心に身体表現(通常の演劇も身体表現だけど)はけっこう見ごたえあり。というか、引き込まれていたと思う。演出の功績かな。くどくもなく上手いバランスで舞台上の流れに合致していた。あと、歌。なんか耳につく(残る?)。
    それでいて、ストーリーもわかりやすく、温かい気持ちになるような感じで好印象。いい舞台だんたんだな、と終わって気づいた。

    なんだか、この集団特有のイキオイみたいのがあって、それに自分が乗れたんだなと思う。傑作とは決して言えないけど、もう一度見たいかもという気になってしまった…。なぜか。

    ネタバレBOX

    母親が自己死し、転校先では友達もできず、父親は仕事仕事で自分をみてくれない、淋しい女子高生(柴田千絵里)と野菜たちが、シェークスピア作品(の台本)を通して、愛とは何かを学ぶ。野菜たちは人間に近づき、女子高生は父親と和解しハッピーエンド…なんかまとめにくい。

    基本、野菜と女子高生のやりとりで舞台は進む。その野菜たちが、変にハイテンションでなんか好きになる。そこに、先のパフォーマンスが挿入され、なんだか面白い気分になる。
    途中、タマネギとの話があって、生きることとしぬことは同じだみたいな話になる。こんあふうに、シェークスピア作品のエッセンスも含めた脚本になってて、意外とまともな本だったなんて思える。(当初、野菜たちの見た目がコメディ的なので偏見で観てしまっていた)

    変に多い小道具とか、背景の紙に文字を書くとか、楽器に身体パフォーマンス。荒削りに見えて、しっかりと舞台作品に仕上げられている(観客の目を気にして造られている)、こんなとこに親しみをもったから面白いという感想になったのかななんて、いまさら自分なりに納得した。

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    2011/06/12 21:13

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