【ご来場ありがとうございました!】Loss / Recover 公演情報 劇団パラノワール(旧Voyantroupe)「【ご来場ありがとうございました!】Loss / Recover」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    Lを観た。愛だな、愛!
    ジョン・ミルトンによる旧約聖書の『創世記』をテーマにした壮大な初期近代英語の叙事詩。バトルの中に生まれる愛と堕天使のルシファーを主軸に綴った舞台。客席はベッドに近いほうが良く観られる。しかもベッドを前にしたお席が好立地かも。人の頭が気にならないし。笑
    公演後、劇団ひろしの寸劇があったがこちらも相当緩くて面白い。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    舞台は誰が敵で誰が味方なのか解らない状況の中で一つの部屋に強引に放り込められた数人が恐怖のうちにバトルする格好になる。与えられた記憶の中で個々のキーワードを組み合わせ、それぞれの持つ数字を解明することに意味があるのだが、いったいそれをどうやって見つけ出すかに謎が集中しハラハラドキドキさせられる。

    モレク(太田守信)が前の対戦の記憶があると言い出した辺りから、想像以上に面白くなってゆく。こういった複数でのバトルな展開の場合、大抵はその場を仕切る輩が登場するが、この仕切りやがチェンジするさまも面白い。そうしてこれまた大抵、愛が生まれちゃうところも人間臭いのだが、あくまでも彼らは人間ではないのだ。そう、悪魔と天使の名を持った神々なのだから・・。

    ダンテの「神曲」と「楽園喪失」はキリスト教文学の代表作として有名だが、今回の「Loss」は人間臭い描写を強調していたように思う。レストランから始まりレストランで終わる舞台は主役の女(川添美和)がサタンとは過去世でも繋がっていたように想像させられロマンを感じた。バトルは女の夢の中の出来事だが、それらを誘う演出があまりにもお見事だった。

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    2011/06/11 19:13

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