IN HER TWENTIES 公演情報 TOKYO PLAYERS COLLECTION「IN HER TWENTIES」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    10人の女優を贅沢に使った良作品。
    1人の女性の20代を10人の女優で描く手法。とても楽しくみさせてもらった。(公演後、チラシを見たらきちんと書いてありましたね)

    言ってしまえば、1人の女性の独白みたいなもので、動きはさほどないのだが、照明や構成、セリフに趣向を凝らして、舞台の熱を70分保ち続けていた。

    演技では、冬月ちきが好みだった。梅舟惟永はこういう舞台でやはり冴える。

    ネタバレBOX

    椅子取りゲーム後のオープニングが上手い演出で、一気に興味をひかれた。また、各年代の役のセリフが交錯するような台本も、面白い。しつこくなく話の邪魔にならない。

    20歳(榊菜)と29歳(冬月)は、誰かのインタビュー?に答えるようなスタイルで、21歳~28歳は、独白もあればそれぞれに意見を向けたりする。上手から20→29と半円状に椅子に掛け、同じ空間に10年間の彼女がそれぞれを主張する。その中で、彼女の20代がじわじわ浮かび上がる。

    最後、20歳と29歳の会話が超現実的に交わされ、29歳は未だ忘れられないショウタ?に会いに向かう。
    浮き沈みのある20代を経て、彼女はどんな30代に突入するのだろうかなと思った。

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    2011/06/03 23:38

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