満足度★★★★★
ますます磨きがかかってきた作品。
タイトルの『コンサギ』からイメージしていた結婚詐欺師の手練手管を想像していたが、予想と違うストーリー展開だった。このところの公演の中でも特に安心して楽しく笑って見れた。しかし、最後の結末が今回も素直すぎて、もう一つ予想外の裏切りの展開が欲しかった。シンプルな笑いを目指す演出は賛成だが、見終わった後に考えさせる何かがあるとさらに良かったと思うし、それが今後のパチプロの課題だと思う。小林大輔、竹内健史の二人は所属劇団員になったせいもあってか、演技力に磨きがかかり落着いて見れた。彼らを相手にする岡村多加江は、さすがに貫禄を見せてくれていた。またウェートレス役の岩畑里沙は、前回の『8:2の男』の看護婦役同様、今時の(見ていて心底イライラするような)若者を見事に演じていて、定番になりそう。
2011/05/22 12:54
貴重なご意見参考になります。
また機会がありましたらよろしくお願いいたします。