作品そのものが答えだ韓国人俳優を招いて、1945年3月10日の直前の日々を描く。しかしそれは歴史の概説でもなければ、作者が自らの世界観を展開する場でもない。特設サイトでの作者の言葉が集約的である。“どうしても何処へもいかないというか、答えを出すのは出来るけど、答えを出すのは嘘っぽいと思うからね、”本当に特異な点を描く集団による、誰しもが知る時代を舞台設定にした、特異な描き方の作品だと言えるだろう。しかし結局は、以下の一語に尽きるのか。“演劇は人間を描く芸術ですから。”
0
2007/10/14 12:07
このページのQRコードです。
拡大