『つふつふ』『剥落のプリマヴェーラ』 公演情報 獣珍「『つふつふ』『剥落のプリマヴェーラ』」の観てきた!クチコミとコメント

  • 言葉で伝えるということ
    今晩のお題(剥落のプリマヴェーラ)はとても難しいです。台詞が多いので台詞で伝えるということを重視しているのだと思います。でも平面的な「コトバ」を聞かされるだけで、耳には届きますがそれが体内で結ばれることはありませんでした。構造的なところによるのか、しばらくの間、声が反響して聞き取りにくかったです。以下、ネタバレ。

    ネタバレBOX

    いつものことですが、事前に確認していないのでお話のあらすじなど理解しないまま観ています。でも、普通、大よそのところはわかってきます。ところが本作については、あとで「説明」を読んでみても、仮想社会ということだけはあっていましたが登場人物たちがなぜこの「場所」に現れるのか、その本質的なところは最後までわかりませんでした。もしかしたら、「様式」を楽しむ劇なんでしょうか。「0と1」に示される世界観がみえませんでした。「マトリックス」「サロゲート」みたいなもの?文字として書かれた台詞を言葉にしているだけみたいで、繰り返す必要や、分断する意味もわかりませんでした。実は画家が何かを生み出していたのか...お客さんは多かったと思うので劇団として支持されているのだろうと思います。でも、単調でやたら大きい声、等質にパターン化された動作。もっともっと各人に個性(役割)を持たせ、社会のありようを表現させたほうがよかったのでは?

    ☆☆

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    2011/04/15 01:01

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