スウィーニー・トッド
ホリプロ
日生劇場(東京都)
2007/01/05 (金) ~ 2007/01/29 (月)公演終了
満足度★★★★
初日観劇
スティーヴン・ソンドハイムの有名作品を、宮本亜門が演出・振り付けということで、初日に行ってきました。
市村正親、大竹しのぶの初顔合わせに、武田真治やキムラ緑子が共演。歌より演技というメンバーです。無実の罪で流刑にされた男が復讐のために戻り、名前を変えて仇の判事を狙う。だが、その前に彼の過去を知っている男を殺す羽目になり、次々に殺人を重ねていく…。
人間の暗い面を(時にコミカルに)描いた物語。歌よりドラマを重視した宮本演出も、テーマを際立たせるには悪くないのでは。日を追って、もっと全体も馴染んでくると思います。
壁抜け男
劇団四季
自由劇場(東京都)
2006/09/09 (土) ~ 2006/11/19 (日)公演終了
満足度★★★★★
「人生は最高!」といううたい文句どおり
楽しくておかしくて、ちょぴり切なくて、でも最後のカーテンコールが明るいので、最後は幸せな気分になれるフレンチ・ミュージカル。
恋をして、人生を楽しみ、ちょっぴり皮肉なフランス人気質があふれていて、ブロードウェイやロンドンのミュージカルとはまた違った楽しさがある。
石丸幹二、高井治など、四季でも指折りの歌い手たちがそろって、音楽的にも満足度の高い舞台。
鹿鳴館
劇団四季
自由劇場(東京都)
2006/12/01 (金) ~ 2007/11/25 (日)公演終了
満足度★★★★
三島演劇のお手本
今年初めに劇団四季の初演があり、今回は地方を経ての再演。俳優陣の台詞もこなれ、前回以上に「言葉が生き生きした」舞台でした。
華麗な言葉のやり取りの中に、人間の生なましい感情が浮かび上がり、二転三転する物語にもドキドキします。
大人のための、大人の舞台。
マリー・アントワネット
東宝
帝国劇場(東京都)
2006/11/01 (水) ~ 2006/12/25 (月)公演終了
満足度★★★★
こなれてきた舞台
11月に観た作品の再見です。
最初は「世界初演」ということもあってか、登場人物がバラバラで全体がつかみにくかったのですが、今回はそれぞれの人物の立場や思いがはっきり出て、わかりやすくなっていました。
タイトルとは裏腹に、実は「民衆の物語」の比重が高く、そのあたりの演出はリアルで重く感じられます。メインキャストが皆、歌がうまいのも満足。
ライオンキング【東京】【2023年1月22日昼公演中止】
劇団四季
四季劇場 [春](東京都)
2000/01/01 (土) ~ 2016/05/28 (土)公演終了
満足度★★★★★
熱い!8周年記念公演
日本での上演8周年の記念公演に行ってきました。
劇場がいきなりサバンナになる幕開けから、舞台上も客席も熱気が溢れ、俳優さんたちの演技や歌、ダンスもいつも以上に気迫がこもっています。
ベテランの細やかな演技、若手のフレッシュな魅力がかみあって、満足度の高い舞台。特にシンバが成長していく様子を、素晴らしい歌声とともに堪能しました。
特別カーテンコールで、俳優さんたちが客席に下りてきてくれる演出も、うれしかったです!
みんな昔はリーだった
パルコ・プロデュース
PARCO劇場(東京都)
2006/12/13 (水) ~ 2006/12/30 (土)公演終了
満足度★★★★
予想のつかない展開にドキドキ
物語としては「青春回顧物」ですが、後藤ひろひとさんの脚本は先が読めず、いったいどういう話になるのかとドキドキ。出演者はそれぞれキャラクターにあって、生き生きした演技が魅力的。休憩なし3時間強、だれることなく、引っ張られました。後藤さん演じるデ=ニーロもキャラも強烈でおもしろかった!