Melancholia
トレモロ
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2012/10/11 (木) ~ 2012/10/14 (日)公演終了
絶頂マクベス
柿喰う客
AI・HALL(兵庫県)
2012/04/27 (金) ~ 2012/04/30 (月)公演終了
『ひとり、たび』/『HAPPY JOURNEYS』【CAST紹介写真&アンケート公開しました!!】
トレモロ
ギャラリーLE DECO(東京都)
2012/03/14 (水) ~ 2012/03/18 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
二作品ともに観劇。
音楽を用いるなど、両作品の共通点もありながら、それぞれで目指している演出の方向性が違い、興味深かった。
出演者の数やセットの使い方的に、もう少し大きな劇場で上演した方がよい作品かと思ったが、サイドの席から観た身としては、この席だからこそ楽しめる観え方があるのであろうと、ちょっとした独占感を感じる。正面から観ればまた違う楽しみ方ができたのだろうと想像する。
個人的には『ひとり、たび』が印象的。照明が幻想的に生きていたし、若い役者ながらに緊張感のある演技。大道具がよい。
ゴネリル・リーガンの姉二人は、単なる悪役として描かれがちだが、耄碌した父に譲歩しながら実利を求める、合理主義者として筋が通っているように見えた。『リア王』の現代的な解釈だと感じた。
チェーホフ?!
東京芸術劇場
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2011/01/21 (金) ~ 2011/02/13 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
演劇の見せうるイリュージョンを存分に織り込んだ作品。
それでいて、演劇は虚構であると提示し続けるところが、ポストドラマ時代を生きる演出家らしい。
役者の身体、照明・音響・セット・生バンドの用い方が繊細。
言葉をほぼ封印しながら、本がキーになっているところも興味深い。
チェーホフと切り離して観ても、美しく、視覚的に計算されつくした作品として愉しめた。