くちづけ
東京セレソンデラックス
シアターサンモール(東京都)
2010/07/07 (水) ~ 2010/08/01 (日)公演終了
満足度★★
「歌姫」の感動は超えられず
良くも悪くもいつものセレソン節たっぷりの筋書き&展開。
しかしながら、個人的には、「歌姫」や「デュエット」ほどの感動には至らず。
今回の劇の登場人物のような人々が、私の身内にもいるため、
自分がその人々を通して実体験で感じている感覚、思いと、
今回の舞台で表現されたそれは、少しかけ離れているように
感じてしまったのが、その一因かも知れません。
役者として一番良かったのはやはり金田さん。
圧倒的な力量に余裕を感じました。
次に加藤貴子さん。彼女はとにかく声が良いと思います。
菊池さん、田中さん、須加尾さんも良かったです。
宅間さんは、いつも、どんな役でも「宅間さん」で、
今までの作品では、それもありだけど、
今回だけは、もう少し役作りを研究したほうが良かったのでは。
・・・以上、辛口意見になってしまいましたが、
毎回、毎回、「本気!」を感じることのできるすがすがしい劇団
であることに変わりはなく、これからも、継続して観ていきたいと思います。