ちゃるんの観てきた!クチコミ一覧

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祈りと怪物 〜ウィルヴィルの三姉妹~

祈りと怪物 〜ウィルヴィルの三姉妹~

Bunkamura

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2013/01/12 (土) ~ 2013/02/03 (日)公演終了

満足度★★★★

今年初の観劇
17日に初見。
19日は二回目の観劇でした。

昨年の7月を最後に観劇から遠ざかっていただけに、ブランクからの蜷川作品は、少々ヘビーに感じました。

「森田くん好きスキ、大好きー!」
と、いう感情だけで行くと痛い目に会うので、これから観劇の方はお気を付けください。

ネタバレBOX

蜷川さんは、森田さんの可愛さを判って下っているのか、最大限にその部分を引き出すようなキャラクターを作ってくれている様に思えます。
そこからの、冷徹な男性に生まれ変わるプロセスが短い様にも思えますが、森田さんの演技力で、自然な流れになっているかと思います。

三姉妹は、絵本でよく見たお嬢様姉妹のキャラクターの様に、長女はおおらかで温かい感じ、次女はどこかクールで嫌味っぽい、三女は思ったことが何でも叶ってしまう話術を持っている感じに演じきって頂けて、テンションが上がる。

勝村さんの富豪役は、体格よく見せようとした衣装は少々興ざめ。
しかし、演技力はやはり最高。
何をたくらんでいるのか判らない様子など、裏を想像させる言葉のふくらみが好きです。

その他の演者さんも、役に合っていると同時に、魅力的な部分が多い方々がやっている作品なので、安定して観劇できます。

ケラ作品は初めてで、善し悪しは判らず。。
そこに蜷川演出が来たって事で、本当に重厚感たっぷりなんでしょうが、なぜ蜷川さんはコクーンの機構を使った演出を入れたがるのだろう…
あれを見る度に、いままでぐっと引きつけられてたのに、一気に現実に戻ってしまって、余韻も何もない…

架空の世界のお話なので、作品自体にあまりメッセージ性はない様に感じられますが、演者さんの演技は本当に申し分ない人たちが揃っているので、お芝居を観たい方にはオススメかも。
向日葵と夕凪

向日葵と夕凪

BASEプロデュース

BAR BASE(東京都)

2012/08/14 (火) ~ 2012/08/19 (日)公演終了

光友くん!
キャストを替えての再演という事でしたが、前回には瀧川英次さんが出ていたとはつゆ知らず…

私の中で瀧川さんは『ULTRA PURE』の光友くんの印象と、赤ペン先生(笑)
光友くんと福島さんの役どころ好きだったなー。

一度某アイドルのコンサート会場でお見かけした時に、鼻息荒く話しかけてしまった事を思い出して甘酸っぱくなりました^^;

そんな気持ちに合わせるかの様に、本作の内容も、とても甘酸っぱいと言うか、ほろ苦いというか…

出演者山本さんのバーを使うと聞いて、どれくらいのスペースなのかと疑問に思いましたが、演者さんとの距離が近い!
近いってもんじゃないですよ。
自分もバーのお客さんで、演者さんとカウンターで肩並べられちゃうんじゃないか??って位です。

照明が落ち、鍵を開けて入ってくるところから始まる演出。
鍵がチャラチャラとなる音がとても心地よく響きます。

照れ屋な私は、演者さんとの距離が近すぎて7割かた下を向いて台詞に聞き入ってしまいましたが、そのお陰か、情景が頭の中で描かれる様でした。

ネタバレBOX

ボビさんの言葉の響きが本当に素敵です。

「あの16歳だった理伽子も、もう二児の母ですか」
と、いう台詞だけで、後に続くストーリーをなんとなく察して、それがその通りになった瞬間、ボビさんのすごさに鳥肌でした。

立浪さんは安定の立浪さんですねー。
なんで、演じる上で一番難しいであろう「普通の人」がこうもさらっとできてしまうのだろう。
それでも立浪さんの声って好きで、ワクワクする。

岩沢(ボビさん)がバーを飛び出たあと、扉の向こう側で
「お店どうすんだよー!!!!」
と、叫ぶ新井(立浪さん)の声が。

普通の道路でそんな声量で!!??と内心ドキドキしましたが、迷いのないその声がいいなと思いました。



柔らかい感じの理伽子(こんどうさん)。
強い女になったと胸を張る藤子(生見さん)。

このお二人もすごく役に合っているなーという雰囲気でした。

「向日葵みたいに胸を張って言える」
って言った藤子が、新井と再会した瞬間、その自信が散り、泣きだしてしまう姿がすごく切なかった。

立浪さんの新井は流石!って感じでしたが、瀧川さんの新井も観てみたい願望がふつふつ。
映像になってないかなー、これ。


<物語>(自分の記録用)
怪物先生の死をきかっけに集まる4人。

元高校教師、現バーの経営者岩沢。
そして、その教え子達。

昔の彼女に振られた思いを引きずりながらも、現在の愛妻と、生まれたばかりの子供を溺愛する新井。

二児の母になる喜びを抱きつつも、岩沢との関係を懐かしむ理伽子。

高校時代に彼氏との間にできた子供を堕胎した事で街を離れてしまう藤子。

そして、その入り組んだ関係に気付けない岩沢。

高校教師になりたての岩沢は理伽子に一目ぼれし、結ばれる。
しかし、当時理伽子が自分との間にできた子供を堕胎したと知らされて唖然とする。
そんな経験があるからこそ藤子を放っておけなかった理伽子。
そして、その事実も知らない新井。
10年目のペンギン

10年目のペンギン

はらぺこペンギン!

ザ・ポケット(東京都)

2012/06/20 (水) ~ 2012/06/24 (日)公演終了

10th Anniversary!
一つの事を、常に新しい物を取り入れ、作り上げて積み重ねていくのは、10年でなくても大変な事だと思います。

そんな節目の10年を迎えたはらぺこペンギン!の10周年公演に行ってきました。

当初行く気満々だったのに、自分の用事と体調不良でギリギリまで悩んだ結果、なんとか千秋楽に行ける事となって安心しました。

『それでも、ボクのアイドル』以来久々。

当初は友達の影響で好きになった劇団さんなのに、今やその友達も公演に行かなくなってしかも、今回初めて一人で行くこととなりました。

ネタバレBOX

『それでも、ボクのアイドル』に出演されてた方が今回も数名いらっしゃったので、なんだか懐かしい気分でした。

特に、ザンさんは本当に素敵な女優さんだと思っています。
にじみ出る何かがもう、なんか、すごいんです。

今回ザンさんの役柄は“宝塚出身の女優さんだった先生”っていう設定だけだったそうです。
しかし、劇団員のアフタートークにて
「あのメイクはト書きにも書いてなかった!」
と、いう事が発覚(笑)
本当に、素晴らしいほどの宝塚メイクをされていて、感動しました(笑)

お話としては、ある生徒の死がきっかけで心折れてしまった先生が、10年務めた教師人生にピリオドを打とうと決める。
しかし、様々な状況が生まれ、それを阻止しようと試みる教師がいたり、無関心を装う同期がいたり、滑舌の悪い副校長がいたり、元宝塚の後任教師が来たり、不登校しちゃったGTOがいたりなんだり。

とにかく
「あー、これこれ。ペこペンはこれだよね」
って思う様な忙しさを感じる内容。

演者のクレジットがスクリーンに映し出されると共に、その人たちがわちゃわちゃと動き回るシーンからすごくワクワクしてきた。

何よりもワクワクしたのは、ペンギンの着ぐるみ来たミハラくん(役名)が、ゆさゆさ出てくるところ。
これって、一発目に発する言葉や表情とか、間とか大変だとおもうー!
って思ってたんですが、裏切らないタイミングと表情。
やっぱり、三原さんの存在感ってすごい。

白坂さんの演者さんとしての姿も久々に拝見しましたが、あの方は、演技に魔力を持っている様に感じるんですよねー。。
なんというか…
高校生の演劇部員の役で、何かを訴える姿が高校生みたいにまっすぐだなーとか思う部分も持ち合わせていながらも、いぶし銀の利いてる抑揚のつけ方とか。。

きわどいラインでどっちにも倒れても楽しめる魅せ方を知っているように、私は思います。

立浪さんは、今回もフラットな役どころ。
こういう先生、学校に一人はいそうだよねーって感じの、熱血でもないけど、生徒に好かれて、そつなく仕事こなしちゃうような先生役。
特に何が目立っていると言う役ではないけど、普通を演じるのって難しいと思うんですよね、きっと。
でも、ちゃんと色を出してて、埋もれないなーって素人目で思いました。

園田さんはGTO夢見てる元子役教師。
もっとギラギラして欲しかったー(ノ∀`)
きっと、園田さんのほわんとした空気が勝っちゃうんでしょうねー。
すごく面白い役どころだったから、もっとギラついたの欲しかったですね(笑)

でも、感動するシーンではやっぱり目を引く役者さんです。
心がド━(゚Д゚)━ン!!って伝わる。

川本さんは私的に今回とっても控えめな役に感じました。
でも、どっちかと言うと、今回はS系??
辻沢さんの役を下ネタで追い詰めたり、たしなめたり。
いままで見たことない感じの役で、意外性を感じました。

村田さんはいつもカッコいい役ですよね。
今回もまじめな教師役で、
「似合うなー」
とうっとりしてたんですが、最終的にはバイだったってオチで
「やっぱりねーヽ(・∀・)ノ」
って、内心喜んでました(笑)
今回、終盤まで一切村田さんの役は遊びの部分がなかったから、そういうどんでん返し、ありがたかったです(笑)

最後、村田さんはトミドコロ似の熊坂さんに押し倒されるのだけど、熊坂さんがネクタイを緩める瞬間がカッコよくて、一瞬萌えてごめんなさい(ノ∀`)
ゲイ役なのにーww

伊藤さん演じる先生が弱くも強くなっていく姿がすごく素敵で、タクトを振る後姿が大好きでした。
ULTRA PURE!

ULTRA PURE!

東京グローブ座

東京グローブ座(東京都)

2010/03/08 (月) ~ 2010/03/22 (月)公演終了

満足度★★★★

美しすぎる俊ちゃん
コメディで描く雪山での遭難劇。

ネタバレBOX

俊ちゃん役の三宅さんが本当に可愛くって仕方がない!


30歳を明日に控えたチェリーボーイの役。


一歩間違えると、子供に見せられない様な舞台になりかねない題材を、綺麗に、可愛く、「愛し合う為の行為」が描かれている。



いざ結ばれる為に手を繋ぎ階段を昇る姿は、幸せを願わずにはいられない程のピュアな世界が広がっていた様に感じました。


ただ、遭難劇なので、途中台詞と照明のトーンが下がり、少々飽きる。。


出演者は、ちょこちょこアドリブもいれられる位に伸び伸びとした演技で、心地よかったです。
IZO

IZO

劇団☆新感線

青山劇場(東京都)

2008/01/08 (火) ~ 2008/02/03 (日)公演終了

満足度★★★★★

適材適所
生涯2回目の劇団☆新感線の作品。

森田FANがチケットを買い閉めてるばっかりに、なかなかチケットが入手できずに困りました。

ネタバレBOX

流石は、新感線。
開演前の会場にはROCKが流れ、ワクワクせずにはいられない。

座席は結構前の方で観劇したが、演者みんなの太刀回りが緻密に計算された動きだという事が感じ取れた。

寸分狂わない刀さばきは圧巻。

小道具も演出に上手く組み合わせていて、「いつの間にそんな仕込みが!!!」と、楽しませてくれる。

人斬り岡田以蔵役の森田剛は、やはり目力がある。
犬のように、主人に忠誠を近い、純粋な眼差しで自分が利用されているとも気付かずに、真っ直ぐに、自分の決めた道を付き進む姿には、涙なくして見れなかった。

戸田恵梨香の優しく、か弱い雰囲気も、劇中では有効に発揮できていて、いい演者さんになるなと思っていました。

スピード感に溢れ、舞台装置も「もうこれ以上使う装置が見つかりません!!」とお手上げしてしまいそうになる位、壮大に活用されている作品。

劇団☆新感線と、森田剛のタッグ。もう一度見てみたい。
ボーイ・フロム・オズ

ボーイ・フロム・オズ

フジテレビジョン

青山劇場(東京都)

2008/10/05 (日) ~ 2008/10/14 (火)公演終了

満足度★★★★★

最愛の作品
私の人生の中で、コレを見ずに生涯を遂げる事は考えられないと思わせた作品。

初めての出会いは2005年。

ブロードウェイミュージカルという事で、初日にはレッドカーペットが会場前に敷かれ、雨の中各界著名人がその上をきらびやかな服をまとって、本場さながらにインタビューを受けていた記憶が、今でも昨日の事の様に蘇る。

ネタバレBOX

最初のバンドの曲が聞こえた瞬間、身体の全ての神経がざわめきだった。

これから始まるピーターアレンの生涯を、涙なくして受け止められずにはいられなかった。

安定したピーター役の坂本昌行の歌声。
男性的ながらも、華やかに舞台上を舞う、ライザ役の紫吹純。
舞台上でどっしりとした演技を見せる、団時朗。
大地の様にピーターを包みこむ、マリオン役の今陽子。
とにかく派手!!しかし、儚い夢を感じさせる、ジュディー役の鳳蘭。

そして、OZという作品を、身体で感じられるほど愛してくれている、アンサンブルのみんな。

一つ一つの動きで魔法がかけられているみたいで、3時間弱の公演なんてあっという間。

最後はピーターの死で締めくくられるにも関わらず、RIOのカーニバルの様に楽しいナンバーで、別れは新たな一歩なんだと思わせる演出が、会場を後にする私達の足を軽やかにしてくれる。

この作品で、心臓が震えるほど感動する事。
それは、坂本昌行の伸びのある歌声だ。

終盤に聞かせるナンバーでは、劇中でありながらもその素晴らしさにスタンティングオベーションをしてしまいたくなる。

初演・再演・再々演と全て見てきているが、またあの感動をいつか味わえる日が来て欲しいと、切に願っている。
ALL SHOOK UP(オール・シュック・アップ)

ALL SHOOK UP(オール・シュック・アップ)

Quaras

青山劇場(東京都)

2009/10/09 (金) ~ 2009/10/17 (土)公演終了

満足度★★★★

磨き上手
初演、再演と拝見しましたが、坂本昌行という演者さんは、なんとも魅せ方が上手いと思います。

初演では初々しい感じで、一生懸命コメディーという新ジャンルを開拓していった。
そして、再演。

正直初演は、無理に笑わせようという焦りも感じられ、しかも、私の最愛のミュージカル『THE BOY FROM OZ』を演じた翌年の事だったので、なんだか興味もなく、飽きてしまう部分もあった。

しかし、再演ともなると、方の力が抜けている座長にびっくりする。

ましてや、会場の空気をぐっと引き寄せて笑いの渦に巻き込んでいく。

ロックの軽やかな音楽と共に、思わず踊り出さずにはいられないキラキラとしたカンパニーの笑顔が記憶に深く刻み込まれた。

初演・再演共に1回しか拝見出来なかったけど、再演はあと2回は観たいと思わせてくれる内容でした。

血は立ったまま眠っている

血は立ったまま眠っている

Bunkamura

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2010/01/18 (月) ~ 2010/02/16 (火)公演終了

満足度★★

答えはないのだろう
昔から興味がありつつも、なかなか感劇する機会のなかった蜷川作品。
友達が取ったチケットが余っているというので、便乗させて頂きました。

ネタバレBOX

安保闘争を描いたこの作品。
歴史ものにいまいちなじめない私はどうにもこうにも内容を飲み込めない事が多すぎた感はあった。
しかしながら、これは、ほんのちょっとお勉強してから見た方がより一層楽しめる作品だと思います。

噂に聞いていた過激なシーンも多々ありますが、私はそれが劇中にどう影響を及ぼしているのかが判らず、理解しがたかった。

演者の醸し出す空気感は怪しげな空間にマッチしていて、誰一人として飲まれている人がいなかったのはすごいと思いました。

客席を有効活用。
舞台上の搬入口をもステージの一部として組み込むところは今までにない感覚で、ゾクゾクしました。

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