きゃるの投稿したコメント

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きゃる きゃる 野奈さま ご丁寧な返信をいただき、ありがとうございました。 若いかたたちが南河内の内藤さんの作品に挑んだ意欲がうれしかったです。 オリジナル作品の上演もそれはそれですばらしいですが、私は最近、 既成の脚本に新演出で挑む試みにも注目しております。 ミカヅキミナトという劇団名も心惹かれる響きがあります。 今回、ギリギリまで観劇ができるかどうか微妙だったのですが 拝見できて本当に良かったです。 若いのですから、少々荒削りでも大胆にやればよいと思うので、 失敗を恐れず、今後も果敢に挑戦されるよう期待しています。 がんばってください。
2009/12/12 11:39
- tetoraさま 私、明日見に行くんだけど、tetoraさんの点数が☆3つという ところに不安を感じました(笑)。 レビューを拝読したところ、「多少婦人」の渡辺作品にも通じるようなものも あるみたいですが。 「最高傑作」というのがふるってますよね。いくら自信があっても何も題名に しなくてもよいと思うけど(笑)。 「ル・デコは同じ日にまとめたい」と夫がいうので、アイサツと昼夜連続で観るのです。 どんな1日になるやら。
2009/12/11 19:14
みさ みさ TVみささま >性格俳優ってことは、演技派と解釈して宜しいのでしょうか? そうですね。ものすごく工夫するかたでした。晩年はTV時代劇の悪役が多く、 うちの父は大ファンで「きょうは南原なんだよ。どんな感じに演じるかな」っ て楽しみにしてました。でも、映画のニューフェース時代は爽やかな好青年 役が多かったようで、夫を誘って名画座で珍しい旧作をみせたら驚いてた。 宝塚のお嬢さんも芝居の巧い子で、上月さんはお嬢さんには相当アドバイスして 一生懸命だったようですが。 木琴ねぇ(笑)。マリンバも木琴でしょ?確かに私なんかもマリンバって言うより 木琴のほうがピンとくるかなー。婆だからね。 あ、「曲がれ~」のレスは自分のところにしてあります。「観たい」の段階なので みささんのところではまずいかなと、思い(笑)。
2009/12/11 18:38
- tetoraさま アキラさんへのレスにも書いたけど、「品」と「お嬢ちゃんの背伸び」は また別ですよ。「品」は私も認めています。「背伸び」は未熟さです。 成瀬巳喜男は一番好きな映画監督なので、成瀬とは比較したくないなあ。 彼の描く男女の愛の深さといったら・・・・他の追随を許しませんよ。 映画と芝居の差ではなく、人生からくる深みが違います。 tetoraさんは若大将ファンだから「乱れる」や「乱れ雲」はお好きでしょう。 私やニック@ネーム2さんのような感想は、少数派なんでしょうね。 もちろん、ニックさんも吉田作品の優れた点は認めていらっしゃるのですから 認めたうえで「物足りなさ」を感じる人もいるということです。 あの時代を知らないからとかは関係ないと思います 彼女への評価はまだ先に延ばしたいです。もっと成熟しないとね。 これは吉田さんのこととは離れるけど、(だから吉田さんのことではなく、一般論ですが) 最近、若い世代が描く昭和って違和感があります。同じ昭和世代でも「三丁目の夕日」 を観て、「よく表現した。いい」と言う人と、「あれは違う」と言う人がいますよね。 確かに戸板康二風に言うと「ちょっといい話」には出来上がってるけど、すごく表面的で 作り物めいてる。それは同時代に作られた秀作と比較するとわかります。 時代から来る脚本家の感性が違うし。「三丁目の夕日」をいいという人にはぜひ、「この 広い空のどこかに」を見てほしいんです。脚本は向田の大先輩、楠田芳子です。 「三丁目」と似てる話だけど、感動の度合いがぜんぜん違います。 この間も「下町の太陽」を若い女優さんに見てもらったら、「やっぱり最近の昭和ものとは 感動の度合いが全然違う。脚本がすばらしい」と感心してました。 昔の脚本家は鍛えられ方が違いますよね。巨匠からバンバン直される。 あの依田義賢からして溝口に絞られましたから。自己流が認められなかった
2009/12/11 18:22
アキラ アキラ アキラさま 「品の良さ」は「だりあ~」にも感じました。この品の良さはとても貴重 だと思います。 ただ、ニック@ネーム2さんのレビューの一文は私が「だりあ~」に 感じた物足りなさそのものなんです。 だからまだそれは払拭されてないんだなと判断しました。 「だりあ~」のときに永井愛さんとの対談があったのですが、二兎社に しろ、如月小春にしろ、もう少し大人の毒があったのよね。 永井さんも二兎のパートナーだった大石静さんにも毒があった。 むしろ、永井、大石に向田邦子との共通点を感じますね。 成瀬巳喜男は私の大好きな監督で、DVDでなく1作1作、ちゃんと映画館に 行って見てきたけど、成瀬は小津よりきれいごとを排してよりシビアな 世界を描いてるでしょう。 成瀬は実生活でも女には高い授業料払ってきた人ですから 吉田さんとは人生のキャリアが違う。 成瀬とか木下恵介などの大人の秀作を数見てきた自分には、 男女差ではなく、「人間の綾」が私には物足りないんですよ。 この作品は観ていないので言えませんが、「だりあ~」は 人間がたくさん出てくるけど、どうということなくホワーッと終わってしまった。 終わり方は向田邦子的でしたけど、過程がね。 まだ、蓬莱竜太のほうが男だけど女の心理の綾はうまく描いてる。 夫と一緒に観たんですが、夫も私と同意見でしたよ。「品が良いけど 強く訴えてくるものがない」って。 吉田さんはきっと幸福な人生送ってこられたかたなのでは? 彼女がもう少し年をとって辛酸もなめたら、深みが出てくるん じゃないかしら。 人間、幸福に越したことはないですけど。 だから男性はよけいにその「温かさ」を愛するのかも。 「ずっとこのまま素敵な作品、書いてね」って。 ぬるま湯みたいなドラマでも「ボールベアリングドラゴンズ」の田岡美和の ほうが、もっとピリッとした芝居を書くので私は好きです。 田岡さんの毒は永井愛に近いから、若いけどなかなか才能がありますよ。
2009/12/11 17:29
きゃる きゃる みささま 観るなら、早く買ったほうがよいと思います。 最近HP観てないのですが、先週チケット買いました。平日だけど。 HPは平日も最後の2日くらいしか席に余裕がない感じだったので、 いっそ千秋楽にするか、と思ったのですが、残席僅少ということでダメモト で紀伊國屋チケへ行ったら、17日のPPTの昼の部がかろうじて良い席が ポツポツ空いてたので、即、買いました。 キノチケの話では、発売と同時に土日はパーッと埋まったらしいです。 油断してたんだけどなー。 キノチケ直のほうが席はよいらしいです。席表も見て選べるし。 映画がフジ系でコリッチの宣伝も効いたんでしょうか。 同じ映画・舞台両方でもブラボーの「大洗にも星はふるなり」は苦戦してる。 でも「大洗」も面白いです。 「曲がれ~」が土日ダメだったので、夫は行けず、「大洗~」の映画レイトショー で見せて予習。週末、芝居のほうも行きます。
2009/12/11 16:09
アキラ アキラ アキラさま ありがとうございます。 あ、もちろん、劇場の使い勝手までは私もわかりませので、内部デザイン というのはあくまで観客の入れる範囲の話ですけどね。 廊下、ホワイエとか客席とか。 静岡のSPACの楕円堂は中に入るだけで木の香りで体調がよくなってくる んです。すわってるだけでヒーリング効果があります。 人形演劇。私も結城座は好きです。百鬼どんどろはまだ観た事がありません ので、いつか拝見したいです。 プークはやはり可愛いですよね。 劇団ではないけど、ホリヒロシさんの人形演劇は結城座同様、俳優との 競演もあり、楽しめました。ジュサブローさんも同形式で上演してますが。 何年か前、池袋でも人形劇祭があったようですが、いけませんでした。 ロシアやチェコは人形演劇が盛んなのでアニメも多いのでしょうね。 私は人形アニメも好きなほうです。 究極の人形演劇といえば、文楽ですけどね。 あれは、人形を超えてますね。生きてます。文楽を見慣れると歌舞伎はイヤになる と言う人もいます。 世界遺産になったせいか、最近はセリフに字幕が出るそうですからなじみのない 人も理解しやすくなったでしょうね。小劇団の主宰で文楽好きもいます。 文楽は新作もあるので。テンペストやハムレット、モリエールの「守銭奴」の翻案物も ありました。
2009/12/11 07:43
みさ みさ みささま >物語はマリンバとブロッケンを奏でながら演じられるというどこまでも緩やかに優しい上品な舞台だった。 音楽がすばらしそう! みささんはお芝居選ぶのが巧みでいらっしゃる。 配役を見て驚いたのは上月左知子さんが現役でがんばっていらっしゃること。 宝塚から新劇に行かれ、舞台、TV、映画で活躍されたかた。 ご主人の性格俳優・故南原宏治さんは東大哲学科から映画界入りし、性格俳優 として鳴らしたかた。ご夫婦で劇団作ってたのですが。お嬢さんがやはり宝塚に 行ってその後舞台女優になったけど、宝塚退団後観てないんですよね。 いま、どうしてるのかな。 ストーリー読むと、全国の小劇団女優に観てほしい作品ですね。 みんな疲れてそうだから(笑)。
2009/12/11 07:20
- tetoraさま 余韻にひたってるところ、申し訳ありません。お邪魔いたします。 tetoraさま含め、名だたるメンバーのみなさんが絶賛されてる 作品ですが、私は向田邦子が好きなだけに、あえて見に行くこと をやめました。それは彼女の作風に引っかかりがあるからで、 みなさんのレビューを読んで、今回、ニック@ネーム2さんの一文に 目が留まりました。 >もっと登場人物の心情や内面を描いて欲しかったです。 何か表面の善い所をサラッと見せるだけで、あらすじだけを観ている みたいな感じで物足りなさを感じました。 まさに的確な表現で、このかた、すごくよく観ていらっしゃると思うわ。 私は「うちのだりあ~」のときにまったく同じことを感じたので、今回もその点が クリアされてなかったのだなと。だから観なくて正解だった。 あのもやもや感がとっても嫌なので。 「向田邦子」の世界を描くには人生経験が足りないんでしょうね。 まだ、雰囲気とか表面をなぞってる段階では?と思います。 「だりあ~」のときも背伸びして手が届かないもどかしさみたいなのが あった。小津安二郎や向田邦子の雰囲気だけを模倣した稚拙さを感じた のです。 サラッとしてるようでも、心情や内面が描けてないと本家には負けます し、本家観てる方がいい。 そこがクリアされないと私は吉田小夏作品にはきっと感情移入できないん だろうなー。 あのお嬢ちゃん的なところがなくならないと、ね。 あと、5年はかかるんじゃないかな。 でも、tetoraさんが高評価なのはすごく理解できます。 そのお嬢ちゃん的なところがきっとお好きなんでしょう。フェミニストだし。 こういう昭和ノスタルジーもお好きでしょうし。 いや、失礼いたしました。
2009/12/11 05:59
みさ みさ みささま いやー、心理学的分析興味深かったです。ありがとうございました。 永遠のチルドレン、確かにそうですね。 寺山修司も偉大なるマザコンで、それを題材にした作品が殆どですからね。 アングラ時代、唐と寺山は殴りこみ事件など大喧嘩したり仲悪かったですが 私はそれは劇団のライバル意識だと思ってたんですが、きっと自分と感覚が 似てたから相容れなかったのかもと最近は思っています。 自分の恥部を認めたくない、みたいな気持ちもあったかも。 NHK教育の寺山修司特集で、唐さんが「寺山さんは感性がすばらしかった。 天才だと思いましたよ。大好きでした」と言ってましたから。 >その知識、埋もれるのは惜しいですし皆にも教えて差し上げないともったいない! 「トリビアのゴミ箱」と呼んでください(笑)。ほんと、しょうもない知識ばかりで。 でも、みささんとのやりとりでいろんなことを思い出すので楽しいです。 ってみささんにはご迷惑をおかけしてるかも。すみません。 >李麗仙もTVでの放映なら真実は言わないでしょうね。どちらも有名人なら、発言した言葉にかなりの影響がでますから、ここは一つ当たり障りのないように。と考えるでしょうね。 そうですよね。週刊誌やワイドショーにもノーコメントで通したから。 だから「えっ!」と驚きましたね。ああいうPR誌にチラっと本音を語ってくれて うれしい。
2009/12/10 09:58
みさ みさ みささま >その時もワタクシ、真剣に拝聴しました。で、落語の世界もなんだか面白そうだぞ!っと、その気になっております。笑 こういう謙虚で真摯で好奇心を大切にしているみささんというかたが私は大好きです。 >いえ、ワタクシの好きなコメディはごくごく単純なんです。アニメネタやジブリネタで「おお~~!!」なんつって楽しくなるし、そこに日本昔話や童話ネタなんかがあったら、それだけで震えるほどワクワクします。 あ、かわいいですね。妙齢の女性にかわいいと言うのは失礼かもしれないけど 悪い意味ではないです。 >要はワタクシの中のコメディはネタ振りがヲタクむきなんですわ。 レビューを拝読してると、けっこうドギツイ笑いがお好きなのかと思ってしまった んですが、私の一面的な誤解かもしれません。 なるほど、そう言われると、嗜好がわかるような気もします。
2009/12/10 09:34
- tetoraさま 演劇人として萬斎氏はやはり一種の天才だと思いますね。 彼も結婚して以降は少し人気が落ち着きましたが、 独身のころは凄くて、狂言のチケットも即日完売してました。 静かな能楽堂で、萬斎の狂言が終わったとたん、ダダダダッと いう音がして、ファンが出て行くんです。 駐車場で出待ちするために。 彼の責任ではないですが顰蹙をかい、「狂言師は芸能人ではない」 という批判が出ていた時期に、能楽シンポジウムの席上、「芸能人は・・」 とうっかり彼が発言したとたん、某能楽師の未亡人が聞きとがめ、 「ちょっと萬斎くん。芸能人って何よ。私は能楽師は芸能人だなんて 思ってないわよ。能がないのが芸能人になると思ってるわ。あなたは自分が 芸能人だと言いたいの?芸能者と芸能人はどう違うの。説明してよ」と詰め寄り、 萬斎がタジタジとなる一場面がありました。未亡人は私の好きな映画女優の かたなんですけど、内心スカッとした。伝法な人ですからさすが舌鋒鋭い。 「翁」という能楽の儀式的な大曲があり、中で狂言方が三番叟を舞うのですが、 この解釈をめぐっても萬斎の舞い方への批判があります。 でも、私は、批判理由は承知したうえで、萬斎の三番叟は好きです。 観客を引っ張って乗せていく舞い方は華麗で天才的。 ただし、本当は三番叟は目立ってはいけないし、観客を乗せていくのは 邪道だと思います。 余談ですが、萬斎氏の母堂は女流詩人で美しい才女です。 「幸福な女が詩人にはなりませんよ」と言う彼女に惹かれます。 すごく魅力的な人で、彼女が30代で傍に来たら、tetoraさんがまちがい なく口説きたくなると思う。
2009/12/10 09:14
- tetoraさま 凄い意気込みですね。思わずひきつけられてしまいましたよ(笑)。 「レビュー書きたい!」って食指が動いたわけですね。 あっぱれ、コリッチ魂(笑)。 そこまで切望して「観たい」に登録したことないから想像できないなー(笑)。
2009/12/09 14:24
- tetoraさま 初演の感想では(といってもTV中継ですが)、白石加代子のあの何役もの 活躍は凄いって感じでしたね。さすが「百物語」の人(笑)。彼女の「真景累ヶ淵」も第1話 きりでそのあと聴いてないのですが、また聴きたい。ゾクゾクするもの。やってるのかな。 「真景」は続けてできないようなこと言ってましたが。 この芝居、私は逆に萬斎がかすんで見えちゃって精彩を欠いてた印象があったのです。 というか、このごろこの人、何やっても同じような感じですよ。声の張り方とか、「こうやれば こう見える」というのを体得しちゃってるから、一時の坂東玉三郎がそれを指摘されてたのと 同じ悪路に落ちてる感じ。来年3月、「マクベス」やるそうですが、これは夫が「行きたい」と 早々に予約してしまいましたが。本業の狂言の公演もあれだけ数こなしてたら、じっくり お稽古もしてないでしょう。その批判はずっと出てるけど。 確かに才能ある人ですが、才に溺れなければいいけど。商業主義に走りすぎですね。
2009/12/09 14:15
みさ みさ みささま みなさんが高得点なので、みささんのレビューを待ってました。 で、点数も感想も予想に近かったです(笑)。 私も小さいときからかなりの数の喜劇を観て来たコメディ好きですが だからこそというか、みささんとは逆でオーソドックスなものが好きなんです。 ただ、アキラさんのところでも書いたのですが、この部屋のシャッフルというのは 「アパートの鍵貸します」といういまや古典ともいえる名作コメディがルーツとも言え、 私は映画でも舞台でもこのコメディを観てますが、好みではなく、面白いと思えなか ったというか、途中で退屈してしまうんです。だから、今回のこの作品も似てる気が して躊躇して行かなかったんですよ。でも、アキラさんの解説は面白く感じたし、 みなさんが高得点なので、上質な作品だったんだろうなと推測しました。 >おいっす!のコメディって、落語に似てるような気がする。ネタの先取りが出来てしまうのだ。つまり、たぶん、この展開のこの先はこんな笑いを持ってくるんだろうなー。と想像できてしまうのだ。だから、本当にそうなった時に、やっぱり・・。なんつって、妙に醒めてしまってパンチがたりない。コメディって時間との戦いだと思うけれど、そこには意外性というか、「おお~!そうきたか!」と観客を嬉々とさせる技もみたいと思う。 「余命1時間の花嫁」のときにも同じ意味のことをおっしゃってましたね。 コリッチのレビューを読んでいると、コメディに限らず、「おお~!そうきたか!」 という楽しみ方をするかたが多いですよね。みなさん、通で演劇に詳しい上、 頭が良いんでしょうね。私なんか単純だから「次はどうくるか」なんてまったく 考えないで観てます。 「次はどうくるか」を期待するのであれば、落語や歌舞伎や能、狂言、 シェイクスピアなど古典は、同じ演目を繰り返し上演してますから、 観ていられなくなります。これらは見方が違うのですが、そこから演劇 に入った自分は、次の展開に期待することは少なくて、むしろディテール が気になる。たとえ、面白くても辻褄が合わないほうが許せないんです。 予定調和みたいなコメディも決して嫌いではないのです。 次に起こったことが予測可能でも面白ければね。 「展開」を読まないと言っておいて矛盾してるんだけど、それでも私は 「アパートの鍵貸します」が好きじゃないのは、展開が平凡すぎるというか、 予想できる笑いがあまり面白くないから。シャッフルによる勘違いを引っ張り すぎてる感じで、観てると「いい加減気づいてよ」と思っちゃうんですね。 鍵を友人に貸した段階で、そもそも混乱が予測できてるだけに。 >おいっす!は割に緩やかに笑いをとる劇団で、他の小劇団のコメディと比較しても、スピード感に欠けるし、笑いのネタが古いような気がした。むしろこのお芝居はコメディではないんです。と言われた方が納得したかもしれない。 なるほどねぇ。わかる気がする。 >他の劇団のコメディってこんなもんじゃないのだ。 小劇団のコメディは私が王道とするコメディとは少し違う気がします。 みささんはそういうコメディをたくさんご覧になっているから、 ちっとやそっとの作りじゃ笑えないというところがあるんじゃないのかしら。 モルヒネが効かなくなるのと同じで。それはそれで、喜劇本来のもうひとつ の笑いを楽しめないからもったいないと思うのですが。 私なんかは毒のあるコメディはむしろ苦手です。「大人も子供も笑える コメディが本当の優れたコメディなんだ」って喜劇を研究してた父に教わって 育ったこともあり、一部の大人でないと楽しめない刺激的なコメディはキワモノ的 で好きじゃないんです。ブラックコメディも好きですが、あまり奇をてらったもの は理解できないので、それはそれで不幸なんでしょうね(笑)。
2009/12/09 11:04
- tetoraさま >素舞台の中央に位置する天井から、先に書いたような鎖が滑車を利用して舞台に吊るされ、鎖の長さは非常に長く、あまった長さは最初は舞台に整然と蓮のような紋様を創っていて、その最期がお七の足元にくくりつけられている、という感じです。物語が進展するごとに、鎖が数メートル分ずつ待機役者の手で巻き上げられ、その分、お七が自由に高舞台で動ける行動半径は狭められていく(つまり、お七が追い詰められていく)ことを表しています。 詳しいご説明ありがとうございました。なかなか独創的なものだったのですね、 興味深いです。
2009/12/09 09:03
アキラ アキラ >アキラさん ありがとうございます。 アキラさんのご説明で何となく、建物周辺の雰囲気がつかめました。 >せんがわ劇場は、安藤忠雄さんの設計でちょっと話題になりました。 その建物と道を隔てた建物とで一体的に設計されているようで、中は(劇場しか知りませんが)意外と普通(笑)です。 以前は仕事で早くから建築の設計情報が入ってきてたのですが、建築分野を離れて 久しく、新作についてはチェックしていないもので、この建物のこともまったく 知りませんでした。 設計料の関係なのか(笑)、安藤得意の無機質ないわゆるハコを作って、あまり凝らなかったのかもしれませんね。他の兵庫県の一連の建築、たとえば美術館のように、展示物や鑑賞者の 心理まで踏み込んで動線を生かした内部デザインとかはしてないのでしょうか? 劇場といえば、磯崎新の当初の東京グローブ座のように、「シェイクスピアの芝居を鑑賞する」ことを前提に作られたものもあり、個人的には内部も気に入ってたんですが。だからこそというか あそこは企画にこだわるあまり、採算の点でバブル崩壊後、第三セクターのメセナが挫折しちゃっていまはジャニーズ系劇場になってしまい、自分は行く機会がなくなってしまいました。 >外観はいかにも安藤忠雄作で、そのため(笑)、賑わい的な要素は低く、夜あのあたりを歩くのは、ちょっと寂しいです。 土地勘がないので、ここの一文は気になります。昼の部に行った方が無難かな(笑)。 人形演劇って最近観てないんですよね。だからこのまるで飾る創作人形のようなリアルな風貌 に飛びついてしまったのですが。 クリスマス時期の東京演劇アンサンブルの「銀河~」のファンタジックな舞台と比較してみたい です。 オススメの人形演劇の劇団とかあったら教えてください。
2009/12/09 08:57
みさ みさ みささま >そんな恐い人だったのですか?この間、お目にかかった時は人の良さそうな感じでした。 あの人のことはよくわからないですね。どこまでが演技で怒ってるのか。 確かに穏やかないいおじいちゃまって雰囲気でしょ。息子の離婚問題で ワイドショーの記者に囲まれたときも、丁寧に対応してたし。 「シアトリカル」って彼と唐組の劇団のドキュメンタリー映画観ました? あれ興味深いです。あの中でも大島渚の息子が監督なんだけど、彼に向かっていきなり怒り出したり。ちょっとしたひとことで。劇団員が「大島さんは外部の人だからわからなくても 当然でしょ」と止めに入ってるけど。で、しばらくたつとケロッとしてるのよ。あの中でも劇団員が言ってる。「唐さんは中と外でやっぱり違うから、作品のイメージで入ってきてまず実像にショックを受けてやめる人もいる」って。 >なんだよ、ソレ。殴るってどーゆう根性してるんでしょか? きゃるさんの知人は一般の観客でしたか?それとも唐さんの劇団員だったとか・・。 場合によってはその方の立ち位置で唐さんの扱いがちがうでしょうから。 一般の観客ではないけど、テントの清掃バイトの人です。 バイトだからお金出ると思ったら、芝居をタダで観られて、アイスキャンデーとビールが タダだったって。で、「おれの芝居観てどう思う?正直に言え」というから「唐さんの芝居はよく わからないです。僕にはあまり面白くない」と言ったら「何ぃー」って殴られたって。 側近の劇団員も唐さんの手前があったのか、一緒に殴ったらしいです。あとで聞いたら、お酒が 入ったこともあって、その人は覚えてないらしいけど、その人も殴り返してたって(笑)。 その場を見てたわけじゃないけど、清掃バイトでも仲間意識で怒ったのかも知れないとして、 私はバイトなら観客としての意見を言ってもいいと思うの。劇団員じゃないし。 そこで思い当たったのは、うちに入ってた何かのPR誌に李麗仙のインタビューが載ってて、 「離婚の理由はひとつじゃないけど、あのひとは文化人になってしまった。取り巻がいてチヤホヤされてばかりで、そういうのを見てて違うなって」と。わかる気がした。 高校生のころ、新聞に李礼仙のエッセーが載ってって、「なぜ芝居をやっているかというと、毎日、土の上で芝居して寝て、でもそういう生活が昔から好きだから。このテントの匂いが 好きなの。どんなところでも芝居ができれば幸せ。唐も私もずっとこの先も一緒にいると思う」というようなことが書いてあって。そのころ、新宿で李さんと緑魔子さんが歩いてたの見たけど雰囲気ありましたよ。2人とも黒のマキシスカートに黒い帽子というそのころの典型的なファッションでね。母がすぐ気づいて教えてくれたけど。ふつうの通行人は気づいてなかったけど、母は演劇関係に詳しかったから。時がたてば環境も変わりますけどね。 >きゃるさんのご主人って、誠実で優しい方なんでしょうね。実はワタクシは観劇してもアンケートを書いたことがありません。ここでUPするから。 劇場で、そそくさと帰り支度をしながら丁寧にアンケートを書いてらっしゃる方を見かけますと、「ああ、誠実な人なんだな。」と、凄くいい印象を受けます。逆にとっとと帰ってしまう人は自分を棚に上げて「なんだ、コイツ。」と思います。笑 見てるとアンケート書く人は少ないですね。私もあまりアンケート書くほうではなかったけど、結婚してからかな。夫が演劇に限らず「アンケートは主催者への礼儀だから」と言うので。たいてい2人で最後まで残って書いてますね。裏までびっしり書くことも珍しくない。夫は、「もしかしたら興味持つ関係者もいるかも」と言って、大劇場で「出演してほしい俳優、アーチスト」のところに小劇団やそこの俳優の名前をたくさん書いてますよ。私はそこまでしないけど。 >ってことはきゃるさんは丸暗記してらっしゃるんですね。素晴らしいです。 長いこと見てますから、自然と覚えちゃいましたね。 >歌舞伎に関連するものは、大抵は世襲ですか?音楽だけでなく。 たとえば床山さん(鬘)や小道具会社など親子で継ぐ人は多いです。 でも世襲という決まりはないです。門前の小僧になるケースが多いだけで。 一般から入る人ももちろんいますから。衣裳部は松竹衣裳って会社だし。 >ってことは、竹本だけはポピュラーでなかったと? いえ、町人の中に浸透はしていました。「いまごろは半七さん」という義太夫の一節は流行語 にもなってたし。昔は「町内の太夫さん」みたいな人がいたわけですね。 明治、大正、昭和の初めまで娘義太夫はいまの人気アイドルでしたし。 ただ、竹本は聞き覚えの人はいても、習うのはプロという世界。というのは、常磐津や清元や 小唄、端唄は芸者さんがお座敷ひいて家の一軒もパトロンの旦那が持たせて教えてた。 粋できれいな女性のお師匠さんがいるから男連中は習いたがるわけ(笑)。 もちろん、町娘も習いに行きましたが。 >なんと?!企業の社長が?粋ですね。今はゴルフと銀座なのに。昔の方が高尚でした。 お座敷遊びをするから顔なじみの芸者がいて、そういうことになるんですね。いまはカラオケになっちゃう。能の謡は一流企業には必ずと言ってよいほど倶楽部(サークル)があった。それが いま残ってるのは三菱商事くらいで、それも高齢のOB・OGの同窓会になってるそうです。 能は歌舞伎みたいに興行じゃないので、主たる収入は謡のお弟子の授業料なんです。 だから、みなさん苦しい。でも、昭和50年代でも能の囃子方はいまの小劇団と同じで、バーテンとか皿洗いバイトとかやってたの。いまは囃子方のほうが公演が多くて、高収入だそうです。 能は小劇団と似てる。客は身内が多いし、お互いに客演して付き合い大事だし。 いまは違うけど、昔は歌舞伎役者の奥さんで銀座のママやってる人多かったのよ。昔の演劇雑誌とってあるけど、有名なかたの夫人がやってますよ。堂々と店やってたんだもの。給料が安かったからです。名門の奥さん3人が会社作って共同経営してたバーもあった。役者の奥さんは 花柳界(芸者)の人や役者の娘が多かったからでしょう。いまみたいに女子アナとかお嬢様は少なかったです。
2009/12/09 08:44
みさ みさ みささま >仲見世商店街って、訳のわからない日本もどきを売ってたりして、めちゃんこ怪しいですよね?外人は物珍しそうに「これが日本か!ワンダフル!」なんつって感激してますが、ちゃうよ。ちゃうでっ!ホンマの日本とちゃうで!と教えてやりたいのを我慢して、息が詰まりそうでした。笑 あー、わかる。ナンチャッテ着物とかね。東京で育っても浅草はめったに行かない場所。子供の頃、たまーに行った時、かんざしが好きだったので、かんざし屋にずっといたいくらい長いこと 出てこなかった。 私はあんまりゴチャゴチャした仲見世の雰囲気が好きじゃないんだけど、近くに用事ができて 秋に行ったとき、路地にステキな茶店があって。普通のちっちゃな店で、60半ばくらいのおじいさんと40代の女店員2人きりで、400円でおしることあんみつだけ出してるの。5時30分閉店の 無欲な感じで。やかんのお湯がシュンシュン沸いてて、時が止まってるような静けさ。仲見世って観光値段で甘味喫茶なんて700円以下じゃないのよね。あんみつ頼んだのですが、自家製のザラザラした感触の寒天で、良いあんこ使ってたし、量もたっぷりあった。 年の離れたご夫婦かと思っけど、女性に「私はただの使用人なのでお店のことはよく知りません」って言われちゃった。趣味みたいな店を始めたおじいさんに興味ある(笑)。 >いあいあ、紙に書いてあげると話すきっかけになるんですよ。紙持ってる?なんつって、そこから話す。笑 なんか粋な感じがして好きだな、こういう人。自分では紙は持ち歩いてないんですか?
2009/12/09 08:30
たけのすけ たけのすけ たけのすけさん、こんにちは。 この公演、興味あったのですが、予定が重なってて観られませんでした。 お坊さんの話というと、コメディとは言えないかもしれないけど、タテヨコ企画 が以前シリーズで手がけていて、諷刺がきいてて面白かったので、それを 連想してしまったのですが。 タテヨコ企画はフジテレビの「お台場ショーゲキ城」のときは客席の反応は イマイチでした。 MCRや柿喰う客が出場してたから、若いお客さんにはやはりそっちのほうが 人気があったようです。
2009/12/08 17:04

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