実演鑑賞
満足度★★★★★
初見の方を連れて行ったりしつつ4回観劇させて頂きましたが
高島一菜さん初の、今の自分の表現している歌に対して悩むダウナーな役
そこから前を向き今の自分を全てぶつけて歌う姿とその歌声は
自分の中にある涙溢れ差すのに十分な素晴らしさでした
周りを固める演者様も若さ溢れる布陣で、個々の存在感もしっかり出しつつ
1つの世界観と景色をまとめあげて下さった最高の舞台でした
ネタバレBOX
2015年9月、多くの方からあこがれる歌手ナナミ
自分の歌は皆に届いているんだろうか…そんな悩む気持ちのまま
プロとしてのデビューがかかったお披露目LIVEの前、仲間のバンドとステージに立ち
気持ち切り替えようとした時。いきなりの停電と共に自分だけなぜか10年後の未来へ
そこには当時自分にあこがれていた小学生ユニット「アイアンクロウ」の子たちが大きくなった姿が!
いきなり消えたナナミを叱咤する子もいる中、何をしてたのか心配するライブハウスのマスター
ナナミの所属したいたバンドは他のVocal入れ頑張っていたが3年後に解散した・・・など
自分の居なくなった10年、その結果自分が歌う事で周りの方にどんな意味を持っていたのか
皆の想いが少しずつ伝わり前を向いていくナナミ、でも過去に戻る方法が分からない…
そんな時なぜか、小学生だったころのアイアンクロウメンバーも未来へ飛んできてしまい
10年後の自分達とは知らずにブッキングして行く事で始まるドタバタ展開の中
あるきっかけで10年前のお披露目の場所に戻ったナナミ…それを理解した瞬間
自分のすべきこと今届けられる最高の歌声をマイクを通して皆に届けるのだった…
タイムリープ物ですがそこに重点を置くのではなく
人と人が信じ繋がることが自分にどれだけ歩み続ける力になっているのか
そんな大切さをナナミが歌った「♪Re:verb」から気持ちが全て届く
エモさがいっぱい詰まった熱い作品でした