harumi姉さんの観てきた!クチコミ一覧

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大迷惑

大迷惑

SUGARBOY

本多劇場(東京都)

2022/04/07 (木) ~ 2022/04/10 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

タイトルから入る話の流れは観客の“次は何?”という感覚を惹くので、惹きつけたまま、飽きさせない。シンプルにセットもキャラを引き立てるにはちょうど良いのではと思う。良い感じにまとまった舞台だった。
ごく最近、ちびっ子たちとガチャガチャ騒いできたせいか、子供の持つ、あっちにもこっちにもこぼれまくっているエネルギーみたいなものを、こども大人の二人に感じてしまった。猫兄の臭さ加減も、しない匂いがしているような気がしてしまった。結構入ってみていたのかもしれない。

泣くな研修医

泣くな研修医

劇団銅鑼

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2022/03/18 (金) ~ 2022/03/23 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

清潔感のあるすっきりとしたセット、出演者のキビキビした動き、舞台の上に医療の現場の空気を感じた。舞台から目を離すことができないくらい、次々起こる出来事に胸が詰まるような想いがした。患者と向き合う医師たちの苦悩が痛く伝わってくる。医者という仕事の精神的にも体力的にもきつい現状がひしひし感じられる。確かに昔母がお世話になった先生もほとんど昼食をとることも出来ず、休みでも休みというほどの休みは取れないような状態だったらしい。現場にいる医師の厳しい現状に頭が下がる。それを見事に表した作品であった。
この劇団、多分、創設された時期から名前だけは知っていたが、今までご縁がなく、今回初めての観劇で、またももったいないことをしたと思わせられた。ここまでの劇団になる過程を観たかったものだ。

うらめしブギ

うらめしブギ

ホチキス

あうるすぽっと(東京都)

2022/03/18 (金) ~ 2022/03/27 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

全体が上手くまとった楽しくて温かみのある舞台でした。確かにセット、小道具、凝ってました!良い舞台だと思います。
でも、なんだか昔のような“ここまでやるの?”という無茶苦茶な面白さがあまり感じられず(以前観た作品のいくつかは“もう勘弁して!!”と言いたくなるくらい、お腹痛い!となるくらい笑った記憶が・・・)、客席の笑いも薄かったような気がします。

White Valentine Show

White Valentine Show

DIAMOND☆DOGS

博品館劇場(東京都)

2022/03/09 (水) ~ 2022/03/16 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

平均年齢が若返ったせいなのかどうかはわからないが、全体的に無難にまとめたような感じはする。観ていて楽しいのは楽しい。ファン感謝イベントとしてなら、これもありなのかもしれない。個人的には、もっと迫力のある魅せるダンスが、もっと観たかったのだが・・・。

ジャック・ザ・リッパー

ジャック・ザ・リッパー

ホリプロ

日生劇場(東京都)

2021/09/09 (木) ~ 2021/09/29 (水)公演終了

映像鑑賞

満足度★★★★

ダブルキャストの両方を観た。こういう話なのかと・・・。なんにしろジャック・ザ・リッパー、あっちでもこっちでも引用される人気キャラだ。個人的には加藤アンダーソン、堂珍ジャックが安定感があるように感じた。松下・小野組はまた違う雰囲気が出ているが、絡むキャストが一緒なので、どうもしっくりこない。グロリア・モリ―・モンローもダブルキャストで、全く違う雰囲気を作り出せたら、違う面白さが出たのではと思う。

キミガミテタ明日

キミガミテタ明日

TEAM 6g

萬劇場(東京都)

2022/03/02 (水) ~ 2022/03/06 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

私事ですが、二月に母を亡くしました。コロナのせいで長々会えなかったせいか、冷たい体に触れても、どうにも死を感じられず、今に至るまで、実感のないまま、涙ひとつ流せずにいました。
そんな私でしたが、作品に込められた子の想い、親の想い、妻や夫、友の心。丁寧に個々の心を描いたこの作品は、ようやく私に母を想う涙を流させてくれました。そして何もしてあげられなかったという想いを少し軽くして頂いたように感じています。有難うございました。

東京卍メロス

東京卍メロス

E-Stage Topia

ザ・ポケット(東京都)

2022/01/13 (木) ~ 2022/01/18 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

今年最初の観劇。笑かしてくれる舞台がイイなと期待してみましたが、期待以上に笑かしてもらいました!何より良かったのは、個性的な?いやいや変キャラというか、ぶっ飛びキャラ揃い!!ってこと。しかもキャストががっつり吹っ切って演じていること!あそこまでぶっ飛んでくれると、観ている側としては笑いつつ、大変気持ちがイイ!“皆さんに元気を”との挨拶がありましたが、新年早々仕事が続き、疲れていたオバサンはかーなり元気づけられました!有難うございます!
ということで、キャスト票で星五つ、正月ご祝儀にさせて頂きます。

滄海天記・序篇~天月、闇に墜つ~

滄海天記・序篇~天月、闇に墜つ~

舞台「滄海天記」製作委員会

THEATRE1010(東京都)

2021/12/08 (水) ~ 2021/12/13 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

出だしから何度も、頭の中に“唐突”って言葉が浮かんだ。スタートから音入りが唐突過ぎたし、オープニングのストーリーも短く、いきなりな展開。暗転で客席が何度もやや明るめになるのも、なんだか落ち着かない。見せ方の演出は頑張っているのに、細かいところに落ちが見える気がする。ストーリー的には面白いのだろうと思わないでもないけど、どうも辻褄の合わないところも。出演者もやや固めかな?伸び伸びしているのは鵜飼いさんぐらいかもしれないと感じた。とはいえ、この手の作品は大好きなので、次回作には期待したい。二作目になれば役が体に入っていると信じて、また拝見したいと思います。

ぶっかぶか

ぶっかぶか

ここ風

シアター711(東京都)

2021/12/08 (水) ~ 2021/12/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

なんというか“人の心の澱を救い上げてくれるようなストーリー”でした。ちょっとあり得ないが、意外にありそうに思えたりして・・・。登場人物の大半が変わり者だけど、ちょっと温かい人の心が溢れてました!観ていて居心地の良い舞台でした。
(ちょいと気になったのは電話のコール音と受けた人の声のずれ、少々電話の方が低すぎたのでは?)

スペキュレイティブ・フィクション!

スペキュレイティブ・フィクション!

NICE STALKER

ザ・スズナリ(東京都)

2021/12/01 (水) ~ 2021/12/05 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

“スペキュレイティブ・フィクション”なぞという、聞いたこともない言葉がタイトル。SF・理系・そして小難しい言葉が苦手な私は、ついていけるのか?不安であった。SF好きの旦那様のお勧めを読んで頭が絡まってしまうくらい、その手は苦手だったのだが、演技馬鹿は“舞台なら”と思い切って拝見!眠くなることもなく、楽しませて頂いた。うーーんこれならアニメ感覚で面白い(失礼!)個性豊か過ぎる最低限のキャラクターで、無駄なくまとまったストーリー、ひとつひとつの説明が理にかなって聞こえてくる(?)。SFでありながら、青春のほろ苦さや暑苦しさ、十分滲み出ておりました!

終末のワルキューレ

終末のワルキューレ

「終末のワルキューレ」~The STAGE of Ragnarok~製作委員会

こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)

2021/11/27 (土) ~ 2021/12/05 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

アニメちらっと観て、合わないと思ってやめてしまったけど、意外に深いストーリーに“おぉー”となった。リアルで表現するのが難しい部分はかなり笑いネタ的になってしまったような気はするが、それなりに楽しかったので〇です!次回作も楽しみにしています。個人的にアダムとポセイドンの金髪に癒されました!

月の記憶

月の記憶

下北澤姉妹社

シアター711(東京都)

2021/11/24 (水) ~ 2021/11/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

誰が死んで、今まで知らなかったこと、知りたくなかったことが露になることがある。一度体験したそれは知りたくないことばかりだった。そんなことを思い起こしながら、人の心の変化と表と裏を考えさせられた。リアルに感じるそれらは出演者の演技力ゆえだろう。そう遠くない日にくるであろう同じような日(コロナではないが)を覚悟することともなった。何があっても人は生きていく。その強さを感じるラストは美しく思えた。

マツバラQ

マツバラQ

グワィニャオン

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2021/11/24 (水) ~ 2021/11/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

暫くぶりに小劇場で大笑い!休憩時間も舞台から目が離せない!?ドカンと突っ込んでくるネタはいやらしさがなくてイイ!素直に笑かしてもらいました。いやいや笑いネタだけでなく、場の使い方、登場人物の使い方、上手い融合でしたし、ストーリーとしても、前向きでいいじゃないですか!職業意識ややりがいなんかもちらほら感じさせてくれる。ちょっとだけ気になったのはオープニングのインパクトの弱さかな?出だしは導入部ですし、もっと音大きめでもいいんじゃないかと思いました。まぁ些細なことです。

トキワ荘のアオハル

トキワ荘のアオハル

吉本興業

東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)

2021/11/03 (水) ~ 2021/11/04 (木)公演終了

実演鑑賞

満足度★★

普段、お笑いには全く興味がないのですが、たまたま観に行って、お笑いライブとはこういうものかと眺めてきました。筋立てがあるのがちょっと辛い気がしました。普通の舞台とは違う雰囲気なのですね、やっぱり。他の演技の舞台や映像でしっかり演技している方もいらっしゃるのに、なんだか終始ダラダラしているような気がしてしまうのは、こういう場に慣れていない私のせいでしょうか?

五番目のサリー

五番目のサリー

M・G・H / ニッポン放送

よみうり大手町ホール(東京都)

2021/10/21 (木) ~ 2021/10/30 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

出来る役者に、個性的な演出、前向きなラストに隠された事実、見ごたえありました!ただ、どうしてもこの演出だと、5人分の人格を一人の女優が演じ分ける面白さがやや欠けてしまう気もする。ちともったいない気もする。

解放区

解放区

GROUP THEATRE

浅草九劇(東京都)

2021/10/20 (水) ~ 2021/10/24 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

「解放区」という場の中に自由より、社会の縛りへの掃き溜めという感じがして、説明にあったイメージとはずいぶん違う気がした。ラストも白日夢のような終わりで、なんとなくしっくりこない。また、出演者のセリフ回しというか、どういったらいいかうまく説明できないが、皆同一な感じがし、大声であっても小声であっても、単調さを感じてしまった。もう少し自然体な演技でも良いのではないかと思った。感動したと漏らしていた方もいらしたので、単純に好みの問題かもしれない。

HELI-X Ⅱ

HELI-X Ⅱ

High-position

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2021/10/07 (木) ~ 2021/10/17 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

二作目を一言でいうなら“女心”。トランスにより運命の変わってしまったものたちの行き場のない怒り、裏切られた悲しみ、吐き出された慟哭、陰の女心が溢れ出し、ガンガン響いてくる音響とともに、体の中に突き刺さってくるようだった。前回より説得力と世界観が広がったように思える。また個々のキャラに合わせた殺陣もかなりの見どころ!これから観る方にも注目していて頂きたい!個人的には、今回から登場のオシリスの冷静さを失った姿、イモータルのシリアスな表情、次回作でぜひ観たいと思わずにはいられない!

ゆびさきと恋々

ゆびさきと恋々

ワタナベエンターテインメント

本多劇場(東京都)

2021/06/04 (金) ~ 2021/06/13 (日)公演終了

映像鑑賞

満足度★★★★★

暫くぶりに全く悪意のない、悲劇のない、透明でピュアな恋の物語を観た。原作を知らないので、主人公の雪(雪の穢れのない素直な表情が愛おしい!)が傷つくことがないようにと半分ヒヤヒヤしながら観ていたが、とてもやさしい話の流れとハッピーエンドにほっとした。耳の聞こえない少女とバックパッカーで世界を回る青年の感覚のつながりがとても素敵だった。

舞台「デュラララ‼」

舞台「デュラララ‼」

アニプレックス/トライフルエンターテインメント

COOL JAPAN PARK OSAKA・WWホール(大阪府)

2021/08/20 (金) ~ 2021/08/22 (日)公演終了

映像鑑賞

満足度★★★★★

息子お勧めで観ていたアニメ、そのキャラクターの面白さに惹かれて、ついつい観続けた。いくら何でもこれは舞台化難しすぎるよねぇと思っていたのだが・・・特撮のお得意な毛利演出が見事に舞台化!一番の特キャラ・セルティも“らしさ”を失われず登場!人力バイクの疾走には拍手したい!また狩野広樹くんの臨弥があの厄介なキャラをこなしていたのは予想外に良かった。
ただ煩雑な池袋の街を感じさせるには至らず、ちと殺風景に思える。群衆というものの存在が大きい作品なので、それを感じるにはこちらもちと足りなかった気がする。

白い雪と赤い華

白い雪と赤い華

クロジ

こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)

2021/09/29 (水) ~ 2021/10/05 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

 舞台は実にファンタジックで色鮮やか!秘密の花園とでもいうようなセット。オープニングは映画のように映像と照明が場を次々と変化させていく。特に照明の使い方は秀逸!始めのファンタジーそのもののような花園はまるで主人公自身の心のように、清らかな美しさから変貌し、やりきれない切なさ、秘密を隠したおどろおどろしさ、血を吸いつくした妖気の満ち満ちた場所となっていく。登場人物の心理がそこに浮き上がってくる。その色彩の艶やかさに圧倒される。
 もっと圧倒されたのは、主人公朱音役の斉藤範子。花園の変貌とともに主人公の人格の変化を実にうまく表現している。罪とはここまで人を変えてしまうものか・・・切なく痛々しい、そしてその追い詰められた狂気が恐ろしい。いやぁ感服いたしました。お家争いとか、男に騙されるとか、よくありネタがオンパレードなのだけど、それでも安っぽい昼メロドラマにはならず、ある種の品と奥深さをもって観る側を引き込むのは演出と演技力の賜物ですねぇ。また拝見したいです!

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