満足度★★★★★
素晴らしい!
思っていた感じとは違いましたが、予想を裏切られる素晴らしい内容でした!
全てに満足!
以下ネタバレBOXにて
ネタバレBOX
冒頭、突如として始まる光と音の洪水。
そして激しく悲痛な叫び声。
インパクトのある冒頭のシーンが終わると、そこからしばらく物語はコメディータッチで進んでいきます。
それがまた私のツボで必死に笑いを堪えながら観ていました。
アンドウ先生好きです。
しかしコミカルながらも要所要所にちりばめられた、不穏な空気。
一体どう展開して行くのだろうとわくわくしながら観ていると、後半行方不明になっていたタダオの登場をきっかけに物語は思わぬ方向に進んでいきます。
虐待・監禁・ドラッグ・妄想・エゴ
一見幸せそうに見えた家族。
しかしその内実は、すでに全て破たんしきっていてそれを塗り隠すかのように皆現実から逃げていただけだったという悲しい構図。
ラストの最後の晩餐のシーンがとても印象的でした。
人間の暗部に隠された狂気を見事に描いた傑作です。
素晴らしかった。