
なるべく大きな水槽を
ばぶれるりぐる
シアター711(東京都)
2025/10/08 (水) ~ 2025/10/13 (月)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
フライヤー…優しい色使いのイラストだけど、カエルの卵がこちらを見つめてくる幾つもの瞳に見えて、少し怖い。「カエルの子はカエル」ということかな?親子の強い結び付きと、子供は結局親と同じような道を歩むという諦観の両面がある言葉だが…。
「みんなのこども」という言葉も不安を誘う響きで、内容が読めない。

成り果て
ラビット番長
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2025/09/24 (水) ~ 2025/09/28 (日)公演終了

受付/六月の電話
演劇ユニット茶話会
Paperback Studio(東京都)
2025/09/19 (金) ~ 2025/09/21 (日)公演終了

門番の秋
劇団ノックステージ
ステージカフェ下北沢亭(東京都)
2025/09/26 (金) ~ 2025/09/28 (日)公演終了

たまたまロミオとサム・ゲタン
市民劇場TAMA
多摩市立関戸公民館・ヴィータホール(東京都)
2025/10/18 (土) ~ 2025/10/19 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
あらすじ不明ながら、ロミオとジュリエットを下敷きにした題名と、フライヤーの様子からしてバックステージものかなと。食品と心中するわけではないだろうし、薬膳を食べたらかえって命が伸びてしまいそうだが、どうなるのか?

平和
うずめ劇場
シアターX(東京都)
2025/10/17 (金) ~ 2025/10/19 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
日本初演なだけでなく、ワークショップや私的なものを除けば、簡単に調べた限りではここ20年間は発祥国のギリシャで数回上演されただけのようで、確かに非常に希少な演目のよう。
しかも今回の版の翻案者であるペーター・ハックスは西ドイツで青春を過ごしながらマルクス主義者として東ドイツに移住し、東ドイツの国立劇場で活動した人物。ますます滅多に観られるものではない。背景だけ見るとバリバリに全体主義の下で作られた演劇に思えるが、忘れてはならないのはナチス政権下では彼は反ファシストであったこと。どれだけ共有できるものがあり、どれだけ新しく受け取るものがあるか?非常に興味深く、見逃せない公演になりそう。

TEXAS KILLERS FOURTEEN
大統領師匠
駅前劇場(東京都)
2025/08/27 (水) ~ 2025/08/31 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
家電のことは分からないけど、西部劇は好きなので期待。
Xの登場人物紹介の好きな映画欄も興味深く見た。ウエスタン側の人間で、サカイの社長だけが西部劇ではない映画を挙げているのは物語の鍵なのか。ウエスタンランドがさりげなく二つあるのは一澤帆布的な出来事があったのか。果たして…。

えがお、かして!
四喜坊劇集※台湾の劇団です!日本で公演します※
小劇場B1(東京都)
2025/08/14 (木) ~ 2025/08/17 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
劇団の11年間の歴史の中で私の調べがついた限りでも少なくとも6回は公演されている、間違いなく代表作。団体に取って名刺的な位置付けであり、回を重ねただけ練り上げられていることが期待される。
日本で言えば東京芸術劇場に当たるような台湾の大規模劇場でも上演されていて、そのような作品が最後列に座ってもかなり近い、凝縮された空間である小劇場B1で観ることができるのは貴重な機会。

この暮らしにタイトルを付けようとした、日々
劇団 Rainbow Jam
シアター711(東京都)
2025/07/15 (火) ~ 2025/07/20 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
これまで深井邦彦氏脚本の作品を数作観てきたが、本人にとって相当重要なテーマらしく、私が観たものは例外なく喪失、特に死別を主軸に据え、それを受け入れられない葛藤を描写するドラマだった。
今回は破れた夢という喪失のモチーフと、同時に再始動の話でもあるようで楽しみ。

センスセンスセンス・オブ・ワンダー
三月倶楽部
OFF OFFシアター(東京都)
2025/06/20 (金) ~ 2025/06/29 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
マジックリアリズム、旅、非常に好きなテーマだが…
ありふれた日常の中に小さくともワンダーなものを見出せ、というカーソンのメッセージと、あからさまに不思議なことが起こりまくっている舞台設定の間にどう折り合いが付くのか、という点が一番気になっている

『星の時間』/『受付』
MODE
ひつじ座(東京都)
2025/06/18 (水) ~ 2025/06/22 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
「受付」は別役実の作品の中でも傑出した作品という評価を聞くので、どのような作品か非常に楽しみ。
一方、「星の時間」は少々マニアックな作品らしいので、こちらも楽しみ。

僕は肉が食べたくて裸(ラ)
南京豆NAMENAME
新宿シアタートップス(東京都)
2025/05/28 (水) ~ 2025/06/01 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
ごっちゃごちゃの落書きだらけなのに、余計なものは何一つないと感じさせる完成度の高いフライヤー。裏面の屈託のない笑顔とサイケな色遣いの取り合わせも最高。
チラシなのに初見ではタイトルを読み取ることすら厳しいが、勝負を掛けた公演だということはビシビシに伝わってくる。

フツーの生活 長崎編
劇団昴
Pit昴/サイスタジオ大山第1(東京都)
2025/05/22 (木) ~ 2025/06/02 (月)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
人間は危機的状況でもどうにか"生活"を成立させようとして、そのために戦争も普通の延長線上に置いてしまうのだろうか。
危機を自覚していたらしていたはずのことをしなかったり、逆にしてはいけないことをしてしまったり、そういう人々の姿を描く作品なのかな。

チョコレイト
キルハトッテ
小劇場 楽園(東京都)
2025/05/21 (水) ~ 2025/05/25 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
人の心は弱いもの。死を覆して会いに来てくれた人よりも、全部差し歯の男性の方が気になってしまう…。
一見意味不明な断り文句だけど、いつ死ぬとも再起不能になるとも知れない危険なスポーツの選手で、愛するからこそ離れることを選んだとかだろうか。それとも差し歯の原因は摂食障害による嘔吐で、とてもお互いの人生に責任を持てる精神状態ではなかったとかだろうか。

ソファー
小松台東
ザ・スズナリ(東京都)
2025/05/10 (土) ~ 2025/05/18 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
血は水よりも濃いという言葉があるが、実家というハコが消えてしまえば、次に会うのは誰かが死んだ時というのが現実だろうか。
家の中でも家族の関係を象徴するのが居間であり、その居間を代表するのがソファー。ソファーの処分は家仕舞いにおける納骨に当たるのかな。

音響劇『ドグラ・マグラ』
半畳の宇宙
本妙院(東京都)
2025/05/03 (土) ~ 2025/05/06 (火)公演終了

ええ愛とロマンス
enji
調布市せんがわ劇場(東京都)
2025/04/16 (水) ~ 2025/04/20 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
ロボットばかりで運用される、人体実験が繰り返される島。これは終末緩和医療の名を借りた棄民政策では…。舞台設定と裏腹にタイトルはラブコメ風味だけれど。

女性映画監督第一号
劇団印象-indian elephant-
吉祥寺シアター(東京都)
2025/02/08 (土) ~ 2025/02/11 (火)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
率直に言えば、サクセスストーリーの人物ではない。しかし、だからこその自立への渇望と苦闘の説得力を見てみたい。満映での活動がどう描写されるかも興味がある。

カリギュラ
カリギュラ・ワークス
サブテレニアン(東京都)
2025/02/14 (金) ~ 2025/02/16 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
古典の翻訳は、全くの新作戯曲を作り上げるのと同等以上の労力がかかる。説明文を読んで、そんな印象を抱いた。
カリギュラというワンプログラムのために集ったチームの成果を、是非拝見したい。

ファジー「yours」
TeXi’s
北千住BUoY(東京都)
2024/12/21 (土) ~ 2024/12/23 (月)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
フライヤーのイメージの移り変わりが興味深い。
1作目の男性陣によるtheirsは、引っ越しを連想させる家財や衣料品。2作目、女性陣によるoursは、切り刻まれた肉体。本作yoursは、性差が分からなくなるほどクローズアップされた俳優の体の一部。近すぎること、細部に注目することで、かえって曖昧になるというファジーさの表現して?