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きゃるさん
>tetoraさまもお料理感想派ですね。
はい、やっぱり当パンでシェフがあのように挨拶されていたので、感想も揃えないといけないな、と思った次第です。
>今回、羽場睦子さんと木下祐子さんが一番印象に残りました。
そうですよね。私もそう思いました。羽場さんは貫禄の上手さ、木下さんは魅力的というアプローチでした。
お二人とも青☆組の常連出演陣ですが、やっぱり吉田シェフの腕も凄いですが、素材がよくないと名料理はできません。青☆組は出演陣という素材の素晴らしさがあるから、シェフも逸品をつくれるのだと、いつも思っています。
あと、私の行った回では、私が大のファンである福寿奈央さん(彼女も常連の出演組)が受付を担当されていて、再会できたこと、すごく嬉しかったです。すご~く演技も上手くて素敵な女優さんですよ。
>くれぐれもtetoraさまも奥様をお大切に。そう思われたでしょう?(笑)
男としては、【燃えないゴミ】が一番シビアでしたね。ゴミ出しでご近所の奥さんたちと、あんな会話されたら嫌なので、気を付けたいと思います。
>。「多少婦人」は、カトケン女優が3人もいるんです。秋公演、ぜひ観に来てください。チケプレもやるはずです。「多少婦人」は未見でしょう?
3人もですか。はい、名前は知ってますが、未見です。チケプレやってくれたら、嬉しいな。まず、どんなユニットか観てみたいですね。
>tetoraさまが「観たい!」に登録されてる「tea for two」の大根さんの作品は男性に珍しく女性心理をついていて、このテイストに近いので、ぜひ。
はい、今度の tea for two は必ず観て、レビュー致します。
2010/06/08 22:53
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KAE |
KAEさん、きゃるさん
なかなかシビアなお二人の問答、興味深く読ませていただきました。割り込み失礼いたします。
>tetorapackさんが、書いていらっしゃるように、もっと秀逸な舞台の時もあるようですから~
私も今回の作品は、物語の着想は面白かったものの、胸に迫るものは感じられませんでした。前回観た作品がよかったと思えたのも、作品の着想と、あと出演陣では客演のコマツ企画の小松みちるさん(名前変えたっけかな)が芝居を締めていたので、そう思えた大きな原因でした。
>ここ読むと「守り火」のほうがやはり自分には向いてたかな、と思いました。
二つの作品を比べれば、北京蝶々さんには申し訳ありませんが、断然、「守り火」の方が良かったですね、というか、私好みでした。
>主役の刑事役の方は、刑事だと思って観なければ、なかなか、気持ちのこもった良い演技をされていました。ですが、他者に対する、事情聴取の仕方が、どう観ても、普通の一般男性がインタビューしているような風情で、とても職務質問している感じではなかったのです。
これについては、正直、同感です。刑事役としては、相応しい演技とは、私も思えませんでした。
そうなんです。気持ちはこもっていたけど、胸に迫ってこないのは、まさにKAEさんの言われるような点だと正直、思います。
>それでは、北京蝶々、真っ先にtetorapackさんにご覧頂かないとなりませんね。(笑)
だって、tetorapackさんのお墨付けが出たら、私が観に行き、私が賞賛したら、今度はきゃるさんがご覧になるという手筈になるわけですから…。(笑)
あらら、責任重大(笑)。冗談はさておき、この北京蝶々、CoRichに書き始めてから、全部観ている訳でないので、私なんぞの意見は、その作品、作品ごとの感想に過ぎませんが、私としては物語の着想はけっこうセンスがいいと思います。やはり問題は出演陣の演技力の問題という印象です。なので、客演で素晴らしい人がいれば芝居が締まるでしょうけど、たしかに演技力では課題があ多い人も見受けられますね。前回観た「日本語がなくなる日」でも、学芸会レベルの役者も何人かいましたよ。
なので、私ごときが「お墨付き」なんて、とてもじゃないけど、観察眼溢れるお二人とは立場が逆ですよ(笑)。私の方こそ、お二人のお墨付きが出たら、行こうと決めるかもしれません(笑)。
なので、KAEさんのいう
>たぶん、養成所なんかで、演出家に絞られて、どう演技していいかわからなくなって、作りに悩んで、萎縮したりするような、そんな体験はここの役者さんにはなさそうな気がしました。稽古帰りは、皆で仲良くワイワイ飲んでそうな…。(笑)
この下りは言い得て妙、流石だと思いますね。褒めといて言うのもなんですが、私もそう思うのです。まあ、そうした劇団でも、面白い作品を出すことはできるでしょうが、私もイイオジサンだから思うのかもしれませんが、私も、養成所でちゃんと辛酸をなめて演技の修練を積んだタイプの役者さんが正直、好きなんです。また、そうした方の方が心に沁みる演技ができる場合が多いとも感じています。
北京蝶々に話を戻しますと、「愛のルーシー」は観るべきだったと後悔しています。CoRich舞台芸術まつり!2009春 最終選考作品に残ったくらいですから。どこが、どう優れていたのかを観てみたかった。でも、このCoRich舞台芸術まつりの選考作品って、なぜか毎年、私とては「あれ?これが」と思う作品も中にはあるんですが、お二人はいかがですか? 芝居って、やっぱり観る人の感性に合うかどうかって点が大きいですからね。
2010/06/08 01:11
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KAEさん
はい、もう30年にはなるかなー?
>これは、意外でした。
いえいえ、私なんぞ、商業演劇は定期的に観ていましたが、新劇は年に数本観るくらいで、映画以外の生の舞台芸術の年間観賞本数ではクラシックコンサートが一番多かった口(今でもたまには行きますよ)で、新劇・小劇場系演劇についてはKAEさんや、きゃるさんとは比べようもない新参者です。いつも、いろいろルーツを教えて頂き、感謝しています。このごろは、すっかり魅せられ、ダンスや舞踏まで触手を伸ばして、やたらと観ていますが(笑)。
>どこかで、どなたか、平田さん御出演の「アート」の再演、企画して頂けないでしょうか?
ホントですね。そうしたら、ぜひ私も観てみたいです。川崎アートセンターにでも、言ってみようかな。
2010/06/08 00:28
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きゃるさん
どうもです。
>ごらんになったのですね。面白かったでしょう?tetoraさまにぜひ観てほしいなーと思ってましたから、よかったです。
はい、観ることができて、良かったです。私も心地よかったです。
>年齢的にも若いひとより年配者のほうがこの芝居のよさはわかる気がします。とにかく役者さんたちが良かったですね。あの役は平田さんだから嫌味がなく観ていられたし、やはり最後のセリフがかわいらしい(笑)。
ほんと、たしかに平田さんだから嫌味がなく観られた感じですね。それと、私は、ヌマタの元妻・トミコ役を演じた井上加奈子さんのさりげない会話の中に夫婦の年輪や鋭い実像を自然に感じられ、唸りました。井上さん、凄いです。私が男性だからかもしれませんが、正直、井上さんが一番印象に残ったくらいです。(はい、私、男性ですから=笑)。
でも、安心して芝居の楽しさを味わえる大人の舞台でしたね。こういうの、やっぱり好きです。
2010/06/08 00:12
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KAEさん
どうもです。
>やはり見逃したことが俄然後悔されました。
40年来の平田ファンなら、そうかもしれませんね。
>確かに、前田さんのあのグダグダ続く、平板会話も、平田さんなら、見事に演じて下さりそうですものね。
そうなんです。ほんと、グダグダ続く会話劇で、ヌマタはちょっと「自己中」過ぎて、いわゆる今風の言葉(好きではありませんが)で言うところの「うざい」の極致的な役柄でしたが、さすが平田さん、それでいながら憎めない感じを醸し出し、いい味出してましたね。
そのヌマタを「あの人、要するにバカなのよ」なんて、娘と炬燵で番茶をすすり、煎餅を食べながら、あっけらかんとグダグダ話し込んでいく元妻トミコを演じる井上加奈子さんも妙味十分でしたよ。お二人、やっぱり上手い!
そういえば、平田さんの芝居を「生」で観るのは、つかの蒲田行進曲いらいでした。
2010/06/06 10:44
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KAE |
KAEさん
ちょっと評価が割れましたね(笑)。
多分に物語的なミュージカルというより、抜群の歌唱力と、ステージ上の素早い場転換と光の渦の魅力を踏まえれば、たしかに一般的に言うミュージカルと言うよりはコンサートのステージに近い感覚かも知れませんね。ただ、私としてはですが、こうした形態も新感覚の「ミュージカル」と言っていいのでは、とも感じた次第です。もちろん、これは、全くの私見です。
私も映画版も感動しましたが、「生の舞台」での今回の感動も凄いモノでした。たぶん、この印象は、無類の映画(洋画)好きだった私がここ数年、映画はDVDで済ませ、一発勝負の、そして最初から最後までごまかしのきかない「生の舞台芸術」感覚に魅せられている個人的な一面が大きく影響しての印象ともいえますが(笑)。
2010/06/04 15:12
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KAEさん
さっそくコメントがりがとうございます。
舞台セットもシンプルだし、脚色・演出もすごく素直さを感じさせてくれるしばいでしたよ。それでいて、台詞の一つ一つが心にしみて、ALSが徐々に進行して身体が不自由になっていくカトケンの微妙な演技の変化も見事でした。私なんかより格段に冷静な妻もいたく感動しておりました。
私は、KAEさんの行かれる14日の前に、もう一度、観るつもりです。
2010/06/04 14:50
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KAE |
KAEさん
>私は、こゆび侍の佐藤みゆきさんのファンなので、彼女観たさに行ったところもあるのですが、とにかく、あれだけの人数の女優さんが、誰一人遜色ない演技をされることに、まず感嘆してしまいました。
>中でも、ゴキ役とヒル役の女優さんに、一目ぼれしました。
佐藤みゆきさんは、私も、こゆび侍の「はちみつ」「エスカルゴ」をはじめ、客演でも何度も観ている素晴らしい女優さんですよね。私も好きな女優さんです。あと、この公演には出ていませんが、私は青☆組とかの公演に出演されている福寿奈央さんという女優さんのファンです。
柿のメンバーでは、私は、柿公演&客演で何度も見ている深谷由梨香さんが大好きです。KAEさんも「とっても可愛くて、甲高い声なのに、発声がきちんとしていて、全然耳にうるさくないので、驚嘆しました。スゴイ女優さんでした。」とお書きになっていたので嬉しい思いです。
実は、よくアンケートで「次回以降の公演で、どの女優さんに出演してもらいたいですか」なんて項目がありますが、よく「深谷由梨香さん」と書いています。
あと、コロさんもコロブチカの「プルーフ」で魅せられて以来、好みの女優さんです。
>tetorapackさんも、ご覧になっていたら、絶対、気になる女優さんが、また何人か増えていたに違いないと思いますよ。御感想、伺いたかったので、私も、ご覧になれなかったことを残念に思います。
うー、そんな感じがしてきました。残念!
2010/06/04 00:56
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KAE |
KAEさん
>本谷さんは、私が、高校生の頃、本当は書きたかったような芝居を書いていらしゃるので、私は勝手に、自分の分身のような親近感を持っているんです。私は、外目には、先生にも覚えの良い、優等生風な女子学生でしたので、とても本谷さんのような作品を世に出す勇気はなかったので、何だか、心のどこかで、かなり尊敬しているのかもしれません。
高校生の頃に、芝居を書きたいなんて、私の高校生時代を思うと、それ自体、驚きですし、感嘆いたします。凄いです。私なんて、ろくに勉強もせず、ギター(フォーク)と彼女とのルンルン気分に浸っていた3年間でした。お恥ずかしい。
>本谷作品、初見になさるのでしたら、本作ではない、別の舞台を選択された方が、良いかもと思うのですが…。
はい、KAEさんのレビュー読んで、そう思いました。
2010/06/04 00:29
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きゃる |
きゃるさん
待ってました。しっかりレビュー読ませて頂きました。
>自分の場合、この作品を観ると決めたきっかけは松本紀保が出演するからで、こういう小劇場でどんな役を演じるのかとても興味があったからです。観終わっての感想はひとことで言えば本当に素晴らしい作品でした。あまりにも切なすぎます。人物描写が丁寧で、きれいごとでなく説得力がある。
私も、この作品をかなり早くから観たいと思った動機の一つに松本紀保さんが出演するので、どんな演技を見せてくれるか、ということがありました。同時に、現在のストレス社会が抱える様々な病巣があるからこそ、家族が思いをぶつけ合い、力を合わせる大切さも増しているのではないだろうかという点と、一見、不幸と思える出来事の中にも幸せな一面はあるというようなテーマで家族とは、幸せとはを表現してくれそうな家族劇という点に、これは必ず観ておきたいと思った次第です。
でもって、「あまりにも切ない」中にも、太陽のような志津子を熱演した松本紀保さんの素晴らしさもあって、家族愛の姿に感動させられました。
>彼らのしていることは犯罪だし、決して褒められた生き方ではないのだけれど、強く心を揺り動かされた。
そうなんです。まさに紀保さんの父・幸四郎さんも述べていたように「心が揺り動かされる」という感覚でしたよね。
>中島新さんの今回のお芝居は山本周五郎の世界に通じるものがある。
うん、そんな感覚もしますね、たしかに。
>ストーリーは既に詳しく書いているかたがいるので省きます。
と言っておきながらの、ポイントを押さえたその後の丁寧な解説、私も「そう、そう」と何度も首を縦に振りながら、楽しく拝見しました。
さらには、きゃるさんならではの紀保さんのDNA的な詳細な解説、恐れ入りました。
2010/06/04 00:17
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KAE |
KAEさん
いやー、凄かったみたいですね。芝居の中身については透徹した目を持ってらっしゃるKAEさんが大絶賛ですから。
柿の力の入った部隊だし、私も観たいと思っていたのですが、スケジュールが合わずに今回はパスしちゃいましたが、やっぱり観るべきだったな、と後悔してます。柿や、柿所属の女優・男優さんの芝居は何本か観ていますが、私にとっては、合っていたり、合わなかったりを繰り返しています。でも、今回の女優バージョンは、やっぱり観るべきでした。ふー。
2010/06/03 16:01
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KAE |
KAEさん
この作品、実は私も観たいなと思っていながら、日程調整している間に、スルーしてしまいましたが、KAEさんのレビューを読んで、なんか、作品の一片が感じられ、とても参考になりました。
同じく本谷有希子さんの書く世界が好きな社の後輩からも「行きましょうよ」と誘われているので、一回は観てみようと思ってはいるのですが(笑)。
2010/06/03 15:55
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きゃるさん
どうもです。
>ノゾミと裕子は人間的にかわいくないですね。裕子のあの失礼な態度は何なのか。ありえないです。
はい、こういうシチュエーションって、正直、あんまり好きでないので、笑えないんです、私。要は、コメディーでも、心優しい憎めないおバカな人物や、観ているこっちがドキドキするほどのお人好しとかが好みで、まさにKAEさんの言う「愛すべきキャラ」好みだんです。まあ、コメディー全般、好きではありますが、あまりにマキャベリズムな人物設定や、おちょくり一辺倒のうるさいヤツという設定は明らかに引きますね。だって、そんなの観て楽しくないし、ハッピーな気分にもなれないから。そう、ハッピーな気分になるために私はコメディをみるのが好きなんです。
>まあ、このお獅子がダメってかたは、ワハハ本舗はもっとダメでしょね。
全体の状況設定にもよるでしょうが、実は私もワハハは一度も観たこと無いんで、何とも言えませんが。ただ、TVのワイドショーやお笑いはほとんど観ないのですが、久本雅美さんなんかは、口では毒舌はいても、なんか、人間的に優しさがあって、あのキャラぶりは嫌いじゃないですね。
でも、芝居でそうなのかは、やっぱり未見なので分かりません。
>奥原さんはあの表情を変えずに笑わせてくれるから、好きだな。伊東四郎みたいで。自己満足で自分が楽しんで笑ってるコメディアンは嫌い。
私もそうです。今回の人物としては好きなタイプではありませんが、役者としての彼は好きですね。だかた、東京おいっす!にも一目置いてます。KAEさんのコメントへのご返事に書いた通りです。
>多崎さんはシリアスでもいけるいい女優ですね。ちょっと清水美砂みたいで目を引く。tetora好みだなーと思って観てましたよ(笑)。演技力があって、しっとりした感じで髪の長い女性がお好きですものね(笑)。
おー、恐!(笑)。やっぱり、きゃるさんには、み、見抜かれている! でも、正直、その通りです。はい、決して役柄ではなく、彼女みたいな女優さん、雰囲気が好みです。
>tetorapackさまは「観たい!」に入れていらしたけど、ジパングの「日の出温泉」はごらんにならなかったですか?前回のことがあったので、tetorapackさまのレビューを楽しみにしてたんですが。お互い次で判断しましょうと言ってたじゃないですか?
おっと、これは大変、失礼しました。チケプレ外れて、さて、予約入れて観ようか、どうしようかと思っていた矢先に、ブロードウェー・ミュージカルの「ドリームガールズ」のチケットが特別に入に入ったり、旧知の劇団に所属している女優さんから丁重なご招待のお手紙を頂いたり、他の劇団からも個人的にご招待を頂いたりと、別の観劇予定が新たに4つも入ってしまって、この公演期間中(5月19日~24日)、なんとマチネ・ソワレ合わせて計10本もの観劇となってしまったため、結局、観られなかったのです。たいへん失礼しました。
>私、前回は☆4だったけど今回はブー!でした。私の回はうちらの年代の客が多かったけど、シーンとしてました。でも、ほかのかたのレビューだと場内大爆笑だったそうでみなさん高得点でしたね。
はい、きゃるさんのレビューはしっかり読ませて頂いておりました。きゃるさんの詳細なレビューを読んで、逆に、観ることができなかった私としては、正直、少し安心しちゃったことを覚えています(笑)。でも、全体として、評価はかなり割れてましたよね。
2010/06/03 15:39
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KAE |
みなさま
すごく興味あり、みなさん、言い得て妙のやりとりなので、私も横から失礼させて頂きます。
まず、自分のレビューにも書いたのですが、私も、ここでアキラさんが「コメディだけでなくて、演劇全般に言えるかもしれませんが、~苦痛の時間になってしまうのでしょうね。」との絶妙の言葉で分析された通りで、まさに、そういう反応をしてしまうタイプなものです。単純なのでしょうが、基本的に、私は「いい気分」になりたくて芝居に足を運ぶ方なので(笑)。ベタが好きなのも、自分で単純と思います。
>>どこにでもいそうな人間が、いつの間にか、大変な状況に追い込まれて、あり得ない行動に出てしまうのなら、笑えます。ですが、最初から、常軌を逸した登場人物を生み出して、強引にストーリーを造型しても、本物のコメディにはならないと思いました。
そんな自分としては、このKAEさんの一文は、まさに、自分もその通りの反応を示すタイプと改めて思いました。また、私のレビューにKAEさんがコメントして下さった「私としては、コメディの登場人物には愛すべきキャラであってほしいという持論があるものですから…。」も、すごく頷けるのです。というか、私もそういうタイプなので。
私がカトケンのコメディが好きなのも、そんなことから来ているのかもしれません。
でもって自分のレビューの冒頭に書いたのですが、上記の点はあるものの、当然、自分の不倫問題はひた隠したいのがご当人の本音なので、これらの人間関係が絡み混戦すると、シチュエーション・コメディとしては笑える内容になるわけで、私も楽しく笑わせていただいた次第なのです。ただし、「首をかしげる思いを感じつつ」だったのです。
なんか、この場をお借りして自分のことかいちゃって済みません。でも、すごく、みなさまのコメントを読んでいて、自分として頷けることが多く、ためになったので、つい。
失礼いたしました。
2010/06/03 01:14
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KAEさん
どうもです。
KAEさんのレビュー、自分の書き終えてから、しかと読ませていただきました。
KAEさんのご指摘は、すごくよく分かります。私も同じように感じた点がいくつもありましたので。
>まあ、ストーリー展開には、目を瞑るとしても、どうも、登場人物の出はけ時間とかが、あまりにも作者の御都合過ぎて、脚本のアラが気になってしまいました。
言い得て妙。私は前々作の「時効を待ちながら」を気に入っているのですが、それと比べると、今回は、うまい言葉で言えないのですが、たしかに、ここでウケを取ろうといった「作為」的な感じがしたのは否めませんでした。
>あのセットはとても素敵でしたね。セットだけで言えば、レイ・クーニー作品並みでした。
はい、同感です。
>私は、あの登場人物の中では、後から出て来る新婚夫婦が一番好感持てました。
これも、やや同感。「やや」というのは、夫婦ともすごく愛着が持てるのですが、演技面で夫の方は感じはいいのですが、オーバーな、いかにも演技しているという感じの「臭さ」を感じてしまいました(笑)。ただ、人物的には全く同感です。
>主要人物に全然愛着が湧かないのも、この舞台に乗れない一因です。
私としては、コメディの登場人物には愛すべきキャラであってほしいという持論があるものですから…。
う、う、う、すごく急所を突いたご指摘。まったく、その通りです。私も同じタイプです。そういう意味で、ノゾミは学校の先生なのに、早合点が過ぎて、第一、すぐキレるキャラがうるさすぎて、私は引いてしまったのです。役者さんは、すごく可愛かったけど(笑)。また、最初、一番、正直言って不快に思えたのが、裕子役の人物設定。こんな無礼な人、コメディでも観ている側はイライラして不快と私は思ってしまうタイプです。事実、観ていてキャラ立てがイライラしましたもん。でも、最後の方は人間味も出していて帳尻は合わせたかなって。あと、人間的には最低の三宅(座長の奥原さんが演じる)にも、最初は私はまったく笑えませんでした。まさに、愛すべきキャラの正反対のキャラですが、これも最後はしっかり落とし前を付けた形になったので、最後の三宅の台詞に笑いが出ました(人間、そういうものだぞ、解ったか!みたいな感じで)。
私が、笑えたのは、妻役の多崎オリエさんの台詞の一言、一言なんです。間がいいので、つい、クスクスと。久松さんも同様の意味で笑えました。あとは設計士と多崎さんの二人バトルも笑っちゃいました。でも、まったく笑えない人物設定も、平川さんとか、三宅の妻役とか、鈴木役とか多数に及んだのも事実で、首をかしげざるを得ませんdした。こうした役回りをもっと人間味プンプンさせつつ、自然なキャラにした方が、私は、もっと現実味を帯びたコメディーになって親しめたのではないかと思っています。
>この劇団、たまには既成のコメディを上演してみたらいいのにと思いました。
それも一理あるかも(笑)。ただ、私は、東京おいっす! 案外、買ってます。私が苦手なキンキンのハイテンション・コメディなどとは違い、大人的な個性を感じています。ただ、今回の舞台はアラも脚本面での問題点もたしかに目に付きましたね。
私は楽の公演だったのですが、座長が終演後「旗揚げ8年にして、やっと観客動員1000名を達成するところまで来れました。本当にありがとうございました」と深々と頭を下げてのあいさつに、ジーンときちゃって、「頑張れよ!」って無言の声援を送っちゃいました。
2010/06/03 00:42
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KAE |
KAEさん
こまばアゴラでの昨年5月の本公演「朝霞と夕霞と夜のおやすみ」、シアタートラムでの今年1月の「あのひとたちのリサイタル」と、パワフルで素晴らしい魅力に満ちた作品で、すごく「元気」をもらったFUKAIPRODUCE羽衣だけに、私も観たいのですが、この間はどうしても、もうスケジュールが目いっぱいで、厳しそう。KAEさんのレビューを、オジサンは楽しみにしております。
2010/06/02 22:45
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KAEさん
私もディズニー映画も観ていますし、米国でビデオも買ってきて、子どもたちが小さいときに魅せましたが、やはり原作や絵本の方が情感が膨らむかな、って感じです。
2010/06/02 16:15
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きゃるさん
ご丁寧なコメントありがとうございます。
たしかにサーバー調子が変でした。私なんかは、反応がえらく遅いなと感じつつ、なんとかアクセスできたので、長文の「観てきた!」レビューを書き上げ、いよいよ「投稿」ボタンをクリックしたら、そこで、画面がストップしてしまって、「ただ今、メンテナンス中」の画面になり、そのレビューを結局、最初から打ち直すハメになりました。ものすごくがっかりしました。これは余談。
>「守り火」は、芝居の内容とは別に、紀保さんが~
松本紀保さんの下りについては、なるほど、そうだったんですか。DNAですか(笑)。でも、きゃるさんの文を読んで、なるほどねー、感じ入りました。たしかに、松たか子さんの舞台も何本か観ているけど、ちょっと発声やタイプが違いますもんね。
>tetoraさまはモダンスイマーズの芝居もお好みかも。今度、モダンスイマーズの7月公演ありますから観てくださいね。
はい、心に留めておきます。モダンスイマーズは機会があったら観たいと思ってましたので。
では、きゃるさんのレビュー、楽しみにしています。
2010/06/01 15:05
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KAEさん
いつも、どうもです。
>昨日、世田谷パブリックに賛辞を寄せられていたtetorapackさんは、御夫妻で、「人魚姫」まで、ご観劇だったとは!!私も、時間があればとても観たかったんです。
あら、変わってますかね?(笑)。私、童話も大好きなんです。子どもたちに夢と希望、ある時は戒めも含めて、思考の大切さを教えてくれる大事な世界が童話だと思っています。なので、こんp作品は昨年から観たいと思っていました。今回は実現できて、本当によかったです。シンプルで短い作品だったけど、素敵な芝居でしたよ。
それと、子どもをあやしながら観ている親子連れ、女子高校生の団体を引率する先生とかの光景を見て、ほほえましくなりました。こういう舞台芸術に小さな時から触れる機会を持つことは、すごく大事なことだと改めて思ったものですから。
>私の祖父が、出版社の社長をしていた関係で、生まれた時から、本に囲まれていたものですから…。(飛び出す絵本、祖父が発案者です)
うちの3人娘はもう社会人ですが、飛び出す絵本、わが家にも、たくさんありましたよ。よく妻が読み聞かせしていました。
>でも、まさかコリッチメンバーに、これをご観劇の方は皆無だろうと思っていました。
思いがけず、御感想を拝読でき、幸せのお裾分けを頂きました。
私は、これは夫婦で観たいなと思って2人で観ただけですから、恐縮至極です。
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2010/06/01 14:50
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今泉直さん
コメントありがとうございます。
今回の作品は気持ちよく楽しめました。一番の課題は役者全体のスキルアップかな、と思った次第です。
今後もぜひ、さらに一段と磨きのかかった作品を期待しております。
頑張ってください。
2010/06/01 14:38
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