城妃にゃんの観てきた!クチコミ一覧

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Pickaroon! -ピカルーン-

Pickaroon! -ピカルーン-

壱劇屋

すみだパークシアター倉(東京都)

2023/06/24 (土) ~ 2023/07/02 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

初演から何度も拝見し、壱劇屋という劇団を本格的に推し始めたきっかけのこの作品。主人公不在=どのキャラクター視点でも感情移入できる物語、個性豊かな登場人物たちの「表と裏」、そしてそれすらを超越した「家族」というメッセージは、何度回を重ねても配役が変わっても不変です。
今回はチーム制となり、これまで劇団員の皆様が作り上げてきた人物像と、客演の皆様が新たに構築した人物像、個々だけでなくチームでもそれぞれの違いを見られたことは、本当に貴重な経験でした。
アクションモブの皆様の八面六臂の活躍ぶりも本当に言い表せられないほど素晴らしかったです。

そして、東京支部で公演を立ち上げてから約3年で目標観客動員数を大幅に更新している事実こそが、この劇団の魅力と底力を物語っていると思います。
本当に一人でも多くの方にピカルーンを、いや壱劇屋東京支部の作品を知ってほしいと願うばかりです。

code:cure

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壱劇屋

ABCホール (大阪府)

2022/07/29 (金) ~ 2022/07/31 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

座長大熊さん作演出となる2年ぶりの本公演!
「世にも奇妙なエンターテイメント」の醍醐味をこれでもか!と凝縮した演出と展開に、心躍る観劇体験をすることが出来ました。パフォーマンスと会話劇による緊張と緩和、そして物語が進むにつれて判明していく真実…「治験」という難しそうなテーマを面白くも妖しく作品として創り上げた座組の皆さんに拍手です!

ネタバレBOX

大千秋楽のみの展開…「こりゃ壱劇屋だなー」と思わず笑ってしまう展開でした。キャストの皆様の吹っ切れ具合もこれまた面白かった…!
戰御史 -Ikusaonshi-

戰御史 -Ikusaonshi-

壱劇屋

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2022/11/23 (水) ~ 2022/11/29 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

とにかく「殺陣まみれ」で爽快感とスピード感溢れる80分間でした。二人の主人公の関係性とその謎、そして残留思念で記憶を追体験するという物語をワードレスで創り上げる(むしろワードレスだからこそ創り上げることが出来た)、壱劇屋の殺陣芝居の醍醐味を詰め込んだ作品です。

supermarket!!!

supermarket!!!

壱劇屋

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2022/11/03 (木) ~ 2022/11/06 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

壱劇屋初、いや演劇界においてもなかなか珍しい「複数の脚本を一人の演出で繋げる」という試み、そしてノンストップ150分間の会話劇…演出家九者九様の作品に、演出家大熊さんのテイストが盛り込まれた濃密な作品集、でした。コメディタッチもあればシリアスで奇妙な展開、ヒューマンドラマ等、一度の舞台で沢山の作品を見られる贅沢な時間でした!

心踏音 -Shintouon-

心踏音 -Shintouon-

壱劇屋

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2022/10/19 (水) ~ 2022/10/25 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

「ハンカチ必須」という初演の情報に興味を持ち、2年半ぶりに東京に赴くきっかけとなった作品です。盲目の主人公が如何にして復讐の修羅となっていくのか…ワードレスの世界観を活かした展開と人物像の設定が本当に緻密に、かつ感動的に作られています。

メインとなる人物たちの心情を思いながら見ると、より一層その生き様心を締め付けられそうになるのも、この作品の見どころです。特に、声の出せないヒロインがタップで思いを伝える姿の雄弁さと健気さ、それに呼応する主人公とのやり取りは本当に美しく愛おしいの一言に尽きました。

荒人神 -Arabitokami-

荒人神 -Arabitokami-

壱劇屋

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2022/12/21 (水) ~ 2022/12/27 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

まず5ヶ月連続で公演を立ち上げるという決断と、それを成し遂げた作品に関わる全ての皆様のマンパワーがひしひしと感じられる、正に「人間讃歌」と呼ぶに相応しい作品です。物語の転換となるシーンでのボルテージ、そして物語、いやこの五彩の神楽を締めくくるに相応しいエンディングは本当に感動の鳥肌が立ちました。全公演スタンディングオベーションとなったことも納得できる作品です。この物語の結末に立ち会えて本当に良かったと今でも思える、そんな観劇体験となりました。

ネタバレBOX

物語の転換部で各月作品の主人公達が登場する様は当に圧巻!そして各々が戦う理由がこの荒人神では一つになるという結束も感動。エンディングではこの主人公達だけでなく、各月の物語を彩ったキャラクター達が登場する、鳥肌ものの仕掛けに心を掴まれました!!

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