実演鑑賞
満足度★★★★★
FtXです。日頃からジェンダー、フェミニズム、LGBTQの課題に関して問題意識を持っている者です。両作品見てきました。とっても勇気づけられました。勇気づけられる人は勇気づけられ、作中で語られていることはリアルに起こっている問題なんだということを知らなかった人は知ってほしい、そんな作品でした。何がネタバレになるか分からないので、ネタバレBOXに全部記入しますね。
ネタバレBOX
共感すること、考えさせられること、もっと知らねば自分の意見がまだ持てないことなどたくさん
魂の叫びで圧倒されました
全力で怒りを表現するシーンも、全力で愛情を届けてくださるシーンも
表現、したいなって勇気づけられました
芝居、セリフ喋ってない登場人物の表情とかリアクションを見てしまう人なんですが、その時喋ってる人や起こっていることに対する怒りや悲しみが混ざった表情をされてたり(演技でもあるし役者さん自身が実際に感じてることだと伝わってきた)、登場人物たちが顔を見合わせ連帯するときの表情に私の心も共鳴し、揺さぶられた。登場人物同士が顔を見合わせ連帯するシーン(自転車のところとか)も、そのキャラとして、でも、明らかに、キャラとか役者さん本人とかを超えて、心の底から通じ合いニヤリと笑っている、その表情と心意気に惚れ惚れした。
脚本上でも、演技の上でも、観客との壁を壊してくれる仕掛けがちょいちょい出てきて楽しかったし、芝居の中のリアルでの出来事が反映された要素をよりリアルに感じられるようになっていた。フィクションとリアル、演技上のセリフと役者本人としてのリアルの叫びの境目は溶け、混じり合っていた。
女性たちが連帯しエネルギーや自信に満ち溢れる群舞は本当に素敵でした、表情もキラキラしていて、魅了された
自分が表現が好きだから、余計、表現をしている人たちがキラキラして見えた。
フィクションの役柄で、思ってもいないセリフを言い、同意できない価値観を推し進めるような芝居に出ているのではないから、あんなにキラキラしているのかなって思えた。それくらい骨の髄からの叫びだった。
カテコの笑顔の爆発がすごくて、巨大な愛情爆弾を届けられた気持ちになった。
衣装もこだわってるとのことだったので、メサイアカーミラもFEMIKINGも靴とか衣装を注目して見た あの髪飾りはどうやってついてるんだろうとか、あの厚底で踊るのすごいとか
メイクもこだわってて唯一無二で素敵だった それらを近くで見れるのは小劇場の利点
あと照明もめちゃめちゃかっこよかった……ダンスの時のフォーメーション?とかもかっこよかった
あれだけの熱量のものを2作品連続でこんなにやってるなんて信じられない マチソワとか嘘だろ!?ってなるほどの熱量 怒涛のセリフ 稽古期間も、いつ寝てたんですか……