亜霧が投票した舞台芸術アワード!

2023年度 1-7位と総評
SQUARE AREA

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SQUARE AREA

壱劇屋

実演鑑賞

再演版の映像を見て大興奮したスクエリ!の再再演を実際に見られる!しまさかのアンサンブルも追加!!とても嬉しかったですしとても楽しみにしていました〜!!知っているお話に知らない演出が乗り、知っているセリフなのに知らない配役により知らない感情も描かれていて、役者の人ってすごいな…と改めて思いました。
すぐ目の前にあることにより、「スクエアエリアにいるキャラクターたちには、壁や暗闇に遮られて“わたし”が見えていないのだ!」という感覚になり、とても近くにあるのにどこかとても遠いような、自分の存在があってないような、不思議な気分でした。宇宙空間で地球を見てる星ってこんな気持ちなのかな〜と妙なことを思いました。四角く照らす照明が綺麗で、「床にセットが設置してある」のではなくて、空間に立方体が浮いているようにも見えました。
開演直前の鼓動の音で自分の心臓のテンポまで操作されたような気になって、そこへ叩きつけるような音が鳴って、オープニングの低音に合わせて胸が高鳴って強制的に(安全に)緊張させられる感覚、「あの時映像で見た世界に実際にいるんだ」の感情になってとてもとても興奮しました。秋の大阪遠征四面制覇、とっても面白く、楽しかったです!

PARADURE -パラデュール-

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PARADURE -パラデュール-

壱劇屋

実演鑑賞

キャラにピッタリ沿う衣装も、くるくる姿を変える舞台も、いくら浴びても飽きない数々の殺陣もどれもものすごく、それらで彩られた台詞と物語のアツいこと厚いこと!とても広く複雑な世界のはずなのに「たぶんここは後で回収してくれるだろうな」の安心感があり、実際後半で全回収してくれそれがとても気持ちよかったです。一回だけ見てもちゃんと楽しませてくれる…!

空間スペース3D

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空間スペース3D

壱劇屋

実演鑑賞

普段したくてもなかなかできない「変な他人を間近で眺める」ができるオールスタンディング不思議舞台(たまにsit-downをpleaseされる)!
現実では自分の近くをちょちょちょちょーっと通り抜けようとしてくる他人がいたら「なんだこの人…」って怖くなるし、その人が防護服で顔も隠していたら「なんだこの人!?」って逃げるしかないですが、あの場所では「なんだこの動き!面白いなぁ!」と好きなだけ眺められる。いや、日常ではなかなか防護服で顔も隠してる人なんて行き会えないのですが、よく見ると普通の道を普通に歩いてる普通の人にもそれぞれ生活や思考があって、本人にとっては一大事でも周りからすれば見てて楽しい悲喜劇だったりします。身の回りを歩く他人が、全員変で面白いことをしていて、でも実は全員いい人で台本のある変なことで、しかも始まる前に「役者は安全を第一で稽古してます!」って改めて告知してもらえたりして、ぜーんぜん何にも気にしないで安全に好きなだけ他人の奇行を眺めていられる105分、とってもとっても面白かったです!またやってほしい…!照明を反射してキラキラ光るメジャーが何本も頭上を通っていく景色、普通の路上じゃ見られないので!

12人のおかしな大阪人2023

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12人のおかしな大阪人2023

「12人のおかしな大阪人」製作委員会

実演鑑賞

面白かったー!12人全員が2時間ずっと立板に水!よく分かんないけど謎に元気が湧いてきます!年明け最初に見るのをこの作品にしてよかった!感想言おうとすると全部に「!」がついてしまうタイプの舞台でした!

いないいないなぁ!

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いないいないなぁ!

匿名劇壇

映像鑑賞

今まで小さい表示でしか見ていなかったメインビジュアルを初めて大画面で見、「あ、予想していたよりも怖い話かもしれない」と少しひやりとした状態で再生を開始しました。大変個人的な感想になりますが、数ヶ月前に似たような出来事に遭遇した身としては、怖くない、悪趣味でない、劇的でない終わり方であったことに大感謝です。本当はこういうことは自らでやらなければ意味がないのだとも思いますが、感情の解体作業を肩代わりしてもらえたような感覚でした。生身の人間が演っているけれども画面で隔てられている、ちょうどいい距離感で見られて幸運でした。

透き間

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透き間

サファリ・P

実演鑑賞

見に行って良かった!関西弁の使い方が好きです どのキャラを誰が兼ね役するかのチョイスも好き 山と町が違う世界であるように全員違う人間だけども、同じ属性で響き合う部分もある 広い舞台をさらに広げて大きく動いて、声がよく響いて素敵な空間でした

竜の蕾

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竜の蕾

青沼&40

実演鑑賞

「新しいビジネスを思いつきました!」のシーンが本当に怖かったです。彼女も天空へ昇ればいいのに、もしくは、彼女も深海に沈めばいいのにと思いました。彼女も誰かに見送られてほしい。去りゆく人への言葉、送られる人のためではなく送る人のためのものだよなぁと思ったりしました。劇場の狭さ、暗さも相まって、大声で叫ぶ彼女の声が体の中にどんどん入ってきて怖かったです。

総評

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