kikiの観てきた!クチコミ一覧

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乱鴉傷(らんあのいたみ)

乱鴉傷(らんあのいたみ)

チリアクターズ

スタジオ「HIKARI」(神奈川県)

2025/05/29 (木) ~ 2025/06/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/05/31 (土) 19:00

暗い森で生き別れの妹を探す探偵と彼が出会う奇妙な人々の物語は、ダークファンタジーというより夢野久作等の探偵小説を思わせる奇想と陰翳に満ちた約2時間だった。客演の島田朋尚さんの複数の役の振り幅とラストの仄暗い色っぽさが印象に残る。

星の降る時

星の降る時

パルコ・プロデュース

PARCO劇場(東京都)

2025/05/10 (土) ~ 2025/06/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/05/24 (土) 18:00

手だれ揃いのキャストが綴る家族の赤裸々な愛憎劇。三姉妹の三女の結婚式当日、姉妹に叔母に長女の娘たちも加わっての賑やかな身支度から式場でのさまざま揉め事や隠し事を経て、あのラストシーンの少しやさしいやるせなさ。3人のドレスの色の違いも鮮やかに感じられた。

ずれる

ずれる

イキウメ

シアタートラム(東京都)

2025/05/11 (日) ~ 2025/06/08 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/05/17 (土) 18:00

冒頭から観るものを引き込む脚本の確かさ。物語が進むにつれて身にしみるキャストそれぞれの存在感。当たり前の日常に侵食してくる得体の知れない何か。いや、それはもともとそこにあったものなのか。魅力的なやり取りがたくさんあって、中でも「君は俺の味方だよな?」という問いへの答えが印象的だった。

『パンとバラで退屈を飾って、わたしが明日も生きることを耐える。』再々演ツアー2025

『パンとバラで退屈を飾って、わたしが明日も生きることを耐える。』再々演ツアー2025

趣向

スタジオ「HIKARI」(神奈川県)

2025/05/09 (金) ~ 2025/05/11 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/05/10 (土) 13:00

2022年12月に再演を拝見し、忘れられなくてまた観に行った。ひとつには括れないそれぞれの繊細さや生きにくさを細やかな演出と演技で描く。目の前で繰り広げられる痛みの切実さに、舞台であることを忘れて見入った。

TEXAS KILLERS FOURTEEN

TEXAS KILLERS FOURTEEN

大統領師匠

駅前劇場(東京都)

2025/08/27 (水) ~ 2025/08/31 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/08/30 (土) 18:00

なるほどこれが家電ウエスタン?
壮大な荒唐無稽とベタなカッコよさ、そしてその奥に潜む人間のエゴと。たくさんの笑いやハラハラやある種のダークさがキッチリこの団体らしくて素敵だった。

舞台『異説・狂人日記』

舞台『異説・狂人日記』

ヨビゴエ

三越劇場(東京都)

2025/07/03 (木) ~ 2025/07/13 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/07/04 (金) 19:00

ダブルキャストのうち【受容】バージョンを拝見。初演以上に印象的な舞台となっていた。日常を侵食する狂気とそれに翻弄されるセンセ、十三の抱く不安定さと切実さ、誰がどこまで正気なのか、などと思い惑う暇もなく仄暗い舞台に引き込まれた。様々な考察もできそうだが、それ以前に独特の雰囲気に圧倒される。生演奏や会場の雰囲気も作品の雰囲気に合っていてよかった。

がらんどうのしにすとら

がらんどうのしにすとら

‐ヨドミ‐

TACCS1179(東京都)

2025/04/16 (水) ~ 2025/04/20 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/04/16 (水) 19:00

彼らは強く美しくしかし陽の光を浴びると灰になってしまう。彼らは人を狩るが、彼らを狩る存在も……などというある種の定型めいた道具立てをこの団体らしい居心地の悪さと切実さで描く。登場人物の大半が人格に問題あるし、特に父親と名の付くヤツらがホントろくでもなかった。

秋田は何もない

秋田は何もない

わらび座

わらび劇場(秋田県)

2025/05/06 (火) ~ 2026/01/03 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/05/06 (火) 13:45

インパクトのあるタイトルだが、実は「何もない」と自嘲しがちな故郷へのさまざまな想いを描くミュージカル。ある事情から強烈な郷土愛を抱く主人公ばっけ(蕗子)を中心に、家族や友人やそれらを取り巻く周囲まで含め、それぞれの寄って立つべき根っ子を探す物語。わかりやすい答えや解決を示すのでなく、人と人とのつながりの温かさを感じさせる誠実な作品と感じられた。

あたらしいエクスプロージョン

あたらしいエクスプロージョン

CoRich舞台芸術!プロデュース

新宿シアタートップス(東京都)

2025/11/28 (金) ~ 2025/12/02 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/11/29 (土) 18:00

堀越さん演出、金子さん出演、島田さん演奏というあやめ十八番ファンとしては期待高めで観に行ったが、それを上回る面白さだった。
「映画は戦争に負けたんだ。次は勝つ」と語る杵山やGHQに剣劇が禁止され打つ手を模索する月島など戦後新しい映画を撮ろうとする人々の姿を目まぐるしい転換と衣装替えで(!)描く。堀越演出らしさを随所に感じつつ、初演がどんなふうだったも気になって調べてみたら、初演も同じ兼ね役での上演だったらしい。映画愛に加えて生身の人間が演じる面白みを見せる芝居。
そんなキャストに増してお忙しそうだったのが一人楽隊(?)の島田さん。アコーディオンやキーボードをはじめ効果音も含めて八面六臂の活躍に加えて持ち前の美声も堪能させていただいた。
小道具や大道具を服飾関係のアレコレで代用して見せていたのも印象的だった。

舞台「近松心中物語」

舞台「近松心中物語」

CCCreation

KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)

2025/10/18 (土) ~ 2025/10/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/10/18 (土) 13:00

凄かった。いやホント凄かった。時代物の戯曲を現代風のビジュアルで演じるのがこんなに面白いなんて!
それを成立させる手だれ揃いのキャスト陣に見惚れるとともに、多彩な場面作りや台詞の発し方に感じられる演出の細やかな配慮を堪能した。

草創記「金鶏 一番花」

草創記「金鶏 一番花」

あやめ十八番

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2025/09/20 (土) ~ 2025/09/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/09/20 (土) 18:30

事前にあらすじを読んだとき(話の軸が複数だと散漫になってしまわないか?)などと思ったがまったくの杞憂だった。複数の物語が絡み合い解けぬ糸のような運命が人々を翻弄する。その姿をさまざまな仕掛けで描き出し、惚れ惚れするほどの傑作群像劇となった。

音楽劇 金鶏 二番花

音楽劇 金鶏 二番花

あやめ十八番

座・高円寺1(東京都)

2025/07/07 (月) ~ 2025/07/13 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/07/09 (水) 18:30

テレビ放送黎明期の試験放送等に関わった人々の奮闘を戦後日本の復興と重ねて音楽劇として描く。笑いや華やかさだけでなく切実な出来事もあるが、主人公2人の歌声と洒脱な魅力が作品の印象を明るくした。金子さんの歌声に物語を支える説得力があって見事だった。

猿若祭二月大歌舞伎

猿若祭二月大歌舞伎

松竹

歌舞伎座(東京都)

2025/02/02 (日) ~ 2025/02/25 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/02/22 (土) 11:00

『猿若祭二月大歌舞伎 昼の部』で、最高の演劇を観た。『きらら浮世伝』。吹けば飛ぶような刷物に命を賭けた人々の青春群像劇。彼らの熱量に魅了され、たくさんの場面や台詞が胸に残る。三階席は見切れもあったが大向うの声が近くて楽しかった。様式美を堪能する『鞘當』も華やかな『醍醐の花見』も満足。観に行けてよかった。

ズベズダ

ズベズダ

パラドックス定数

ザ・ポケット(東京都)

2025/02/20 (木) ~ 2025/03/02 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/02/24 (月) 13:00

縦断上演、つまり三部作の通し上演で1日じっくり宇宙と向き合った。

彼らの情熱、ロケット発射時の振動、祖国への思い、繰り返される挑戦と失敗、その先の成功、命の重さ、それぞれの思惑。仕事帰りに夜空を見上げた。濃密な1日。いい舞台を観た、と思う。

「明日のオペラ」への誘い《宮澤賢治歌劇場Ⅵ》《宮澤賢治歌劇場Ⅶ》

「明日のオペラ」への誘い《宮澤賢治歌劇場Ⅵ》《宮澤賢治歌劇場Ⅶ》

オペラシアターこんにゃく座

俳優座劇場(東京都)

2025/03/06 (木) ~ 2025/03/16 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/03/07 (金) 19:00

宮沢賢治の童話をもとにした『タネリはたしかにいちにち噛んでいたようだった』と『鹿踊りのはじまり』の2本立てで、(自然という)身近な異界との出会いを軽やかに描く。歌はもちろん身体表現も美しく心地よい時間でした。

R老人の終末の御予定

R老人の終末の御予定

ポップンマッシュルームチキン野郎

すみだパークシアター倉(東京都)

2025/03/06 (木) ~ 2025/03/11 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/03/08 (土) 13:00

5年前の約束が果たされるのを目撃できて本当によかった。
初演より物語の解像度が上がって登場人物(人?)それぞれの懸命な人生が愛しい。それを演じるキャストの皆さんも素敵だった。

吹原さんの紡ぐ物語は馬鹿馬鹿しさと容赦ない残酷さが同居している。そしてそれを超えていく愛。

カーテンコールでは、赤カブトさんの挨拶にもらい泣きした。

キャロル・ザ・ハッピーエンド

キャロル・ザ・ハッピーエンド

劇団きのこ牛乳

インディペンデントシアターOji(東京都)

2025/03/06 (木) ~ 2025/03/10 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/03/08 (土) 19:00

余命宣告された絵本作家のそれまでとそれからを描いてカッコよかった。テンポよく進む物語とそれを彩るダンスで長尺を飽きさせない。キャスト陣も皆さん魅力的で楽しい時間でした。

kaguya

kaguya

まぼろしのくに

ザ・ポケット(東京都)

2025/04/03 (木) ~ 2025/04/06 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/04/05 (土) 19:00

勢いのある言葉遊びや特徴的な台詞の繰り返しを用いて、御伽噺と実際の事件とをモチーフに描かれた家族の物語は、若々しい勢いとある種の懐かしい手触りが同居する。

少年の心象と彼を取り巻く事象。それらが向かっていく結末に胸が痛んだ。

妻らない極道たち

妻らない極道たち

ホチキス

こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)

2025/04/02 (水) ~ 2025/04/06 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/04/05 (土) 13:00

観ていて(えっこれ好き!)と何度も思うくらい面白かった。面白過ぎて(!)クライマックスで泣いた。いやマジで。
ベタと破天荒の幸福な融合。たくさん笑ったし、伏線回収がビシバシ決まって気持ちよかった。物語もキャラクターもそれを成立させるキャストも魅力的でした。

『幻書奇譚』

『幻書奇譚』

ロデオ★座★ヘヴン

新宿眼科画廊(東京都)

2025/01/23 (木) ~ 2025/01/28 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/01/25 (土) 18:00

面白かった!めちゃ面白かった!(大事なことなので2度言いました)
いやもう眠くなるどころじゃなかったし、自分はやっぱり会話劇……というか会議劇好きなんだな、と思った。キャストもそれぞれ絶妙で、駆け引きも思惑もたっぷり堪能した。
帰りについつい台本を購入。満足して帰路についた。

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