
再生ミセスフィクションズ3
Mrs.fictions
武蔵野芸能劇場 小劇場(東京都)
2025/11/13 (木) ~ 2025/11/17 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2025/11/14 (金) 19:30
再演作品に未発表作を含む短編5本。笑いは多めだけど単純なハッピーエンドなんてたぶんひとつもない。なのに、観終わると幸せによく似た何かがじんわりと込み上げてくる。気の遠くなるような未来への約束やもう決して届かないあの人への思いなどが細やかに綴られて美しかった。

白貝
やみ・あがりシアター
浅草九劇(東京都)
2025/10/08 (水) ~ 2025/10/19 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2025/10/17 (金) 19:00
あまりにも評判がよかったので我慢できなくなって予約した。売り切れ直前だったけれどギリ間に合い、観に行けてよかった。いろいろ仕掛けがあって意表を突かれたし、とても面白かった。
物語のほとんどが山登りの場面だったので、キャストの皆さんはだいへんだっただろうなどとと思ったりもした。

Waltz for Daddy
幻灯劇場
恵比寿・エコー劇場(東京都)
2025/10/23 (木) ~ 2025/10/26 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2025/10/25 (土) 17:00
いなくなってしまった人々と残された人々の物語をスタイリッシュかつ多彩な演出で描いて美しかった。場面ごとの切なさも独特のユーモアもややクセのある登場人物たちもそれぞれに愛おしい。生演奏も素敵だった。
いつか私もその国に行きたいと本気で願う日が来るのかもしれない。

ドリル魂2025
公益社団法人日本劇団協議会
すみだパークシアター倉(東京都)
2025/10/04 (土) ~ 2025/10/12 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2025/10/11 (土) 18:00
昨年に続いての上演でブラッシュアップされ、ますます泥臭く同時にカッコよくなっていた。工具を打ち鳴らす音、飛び散る火花、『ドカタケルト』で流す汗。何度も観ている演目なのに、ガン平のある台詞でちょっと泣き、エリが鉄骨に触れる仕草でまた泣いた。買ってきた戯曲に歌詞も載っていたので、読んであると劇中のメロディが脳裏に蘇った。

エアスイミング
カヌーは川の上
王子スタジオ1(東京都)
2025/10/23 (木) ~ 2025/11/02 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2025/11/01 (土) 19:00
面白かった。切実な戯曲という印象だし、それはそのとおりなんだけど、ドーラが強くて誠実でペルセポネーが可愛くて真摯で、こんなに2人に心惹かれるとは。特にドーラが素敵過ぎた。長い年月が「老い」として彼女たちにのしかかるのがやけに切実に感じられた。

『サルメ版 黒い十人の女』
サルメカンパニー
シアター風姿花伝(東京都)
2025/08/07 (木) ~ 2025/08/13 (水)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2025/08/07 (木) 14:00
優し過ぎる男と彼を取り巻く人々の運命を少しシビアに描いてめちゃ面白かった!ちょっと複雑な動線活かしたミザンスがカッコいい。生演奏も相まって冒頭からスタイリッシュな印象だった。誰かに心惹かれていくときめきと、だからこその苛立ちが切ない。

消えていくなら朝
新国立劇場
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2025/07/10 (木) ~ 2025/07/27 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2025/07/20 (日) 13:00
家族だからこその遠慮ない会話やどこかむずむずする感じ、過去のしこりや互いの境遇への一筋縄ではいかない感慨等にかすかな苛立ちも感じつつ惹きつけられて観た。巧みな作劇と誠実なキャストによる家族の物語。面白いと単純には言えないけれど、それでもやはり面白かった。

みんな鳥になって
世田谷パブリックシアター
世田谷パブリックシアター(東京都)
2025/06/28 (土) ~ 2025/07/21 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2025/07/17 (木) 14:00
作:ワジディ・ムワワド×演出:上村聡史の組み合わせは、『炎〜アンサンディ』で衝撃を受けて以来見逃さないようにしてきた。これはたとえばアイデンティティについての物語。人種、国籍、家族、愛する人。「私」を成立させるものたちの何て脆く儚いことか。重い題材だが魅力的な時間だった。

新 鶴姫伝説
坊っちゃん劇場
坊っちゃん劇場(愛媛県)
2025/04/29 (火) ~ 2026/03/31 (火)上演中
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2025/07/06 (日) 13:00
平和への祈りがより明確に伝わる新演出に泣いた。凛々しく美しい鶴姫、眼福。幕末純情伝の総司とかもやって欲しい。クロタカ、カッコ良過ぎて目で追ってしまう。姫への想いが随所に滲み出て切ない。新キャラ ウミワシ、無骨で誠実な男くささが魅力的。
キャストを変えつつのロングランなので、また別のキャスト版も観に行きたい。

Father Christmas, Don't cry
しゅうくりー夢
ザ・ポケット(東京都)
2025/07/02 (水) ~ 2025/07/13 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2025/07/04 (金) 14:00
劇団の代表作のひとつともいえる名作。
過去何度かの上演と変わらないところ、変わったところ、それぞれに愛しい。人が人を思う気持ちの温かさが観るものの胸にしみて、途中から何度もぼろぼろ泣いた。お馴染みのキャストも初めての方々も役柄によく似合って魅力的だった。

ケチャドバ!Bottle1「フルハウス」
プラチナ・ペーパーズ
こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)
2025/06/25 (水) ~ 2025/06/29 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2025/06/25 (水) 19:00
ダブルキャストのうち、teamナポを拝見。地方の小さな劇場を舞台に、初日直前のトラブルに翻弄される人々の奮闘を描く群像劇。さまざまな立場や思いはあれど、結局みんなお芝居が好きなんだなぁ、という感じが心地よい。当て書きかと思うほどキャラが立っていたので、別キャストも気になる。

北斎ばあさん
劇団扉座
座・高円寺1(東京都)
2025/06/11 (水) ~ 2025/06/22 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2025/06/14 (土) 13:00
旅に出た2人が出会う予想外のあれこれに、たくさん笑ってたくさん泣いた。キャスト陣の芝居の確かさ、ことに応為役の伴さんの一つひとつの所作や表情に見惚れ、登場人物それぞれの心意気に泣く、充実の約二時間半となった。

陽炎座
花組芝居
博品館劇場(東京都)
2025/11/11 (火) ~ 2025/11/16 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2025/06/07 (土) 14:00
鏡花歌舞伎と銘打って、生演奏生浄瑠璃生唄の贅沢さ。物語の方も豪華絢爛あの内容をよくも90分に詰め込めたもの。美しくカッコよくときに滑稽で、あっという間に引き込まれる。ラストの品子が小気味よくて気分よく劇場を後にした。

シホウドウセキ
日本のラジオ
インディペンデントシアターOji(東京都)
2025/06/04 (水) ~ 2025/06/08 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2025/06/04 (水) 19:45
抗争を続ける4組のヤクザとそれぞれ担当の刑事、警察庁のキャリア、政治家、民間人も同席する中、手打ちに向けての話し合いが始まる……。緊張感と独特のユーモア、登場人物たちの強烈な個性と魅力など、この団体らしい会話劇の醍醐味を堪能した。

あさがきて
杜菜摘プロデュース
中野スタジオあくとれ(東京都)
2025/04/24 (木) ~ 2025/04/27 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2025/04/26 (土) 14:00
ひとつの死から始まる、ある家族の物語。細やかで自然な会話は戯曲の良さと俳優陣の演技の確かさによるものだろう。当たり前の暮らしの中の切実なあれこれに、いろいろと身につまされた。

乱鴉傷(らんあのいたみ)
チリアクターズ
スタジオ「HIKARI」(神奈川県)
2025/05/29 (木) ~ 2025/06/01 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2025/05/31 (土) 19:00
暗い森で生き別れの妹を探す探偵と彼が出会う奇妙な人々の物語は、ダークファンタジーというより夢野久作等の探偵小説を思わせる奇想と陰翳に満ちた約2時間だった。客演の島田朋尚さんの複数の役の振り幅とラストの仄暗い色っぽさが印象に残る。

星の降る時
パルコ・プロデュース
PARCO劇場(東京都)
2025/05/10 (土) ~ 2025/06/01 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2025/05/24 (土) 18:00
手だれ揃いのキャストが綴る家族の赤裸々な愛憎劇。三姉妹の三女の結婚式当日、姉妹に叔母に長女の娘たちも加わっての賑やかな身支度から式場でのさまざま揉め事や隠し事を経て、あのラストシーンの少しやさしいやるせなさ。3人のドレスの色の違いも鮮やかに感じられた。

ずれる
イキウメ
シアタートラム(東京都)
2025/05/11 (日) ~ 2025/06/08 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2025/05/17 (土) 18:00
冒頭から観るものを引き込む脚本の確かさ。物語が進むにつれて身にしみるキャストそれぞれの存在感。当たり前の日常に侵食してくる得体の知れない何か。いや、それはもともとそこにあったものなのか。魅力的なやり取りがたくさんあって、中でも「君は俺の味方だよな?」という問いへの答えが印象的だった。

『パンとバラで退屈を飾って、わたしが明日も生きることを耐える。』再々演ツアー2025
趣向
スタジオ「HIKARI」(神奈川県)
2025/05/09 (金) ~ 2025/05/11 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2025/05/10 (土) 13:00
2022年12月に再演を拝見し、忘れられなくてまた観に行った。ひとつには括れないそれぞれの繊細さや生きにくさを細やかな演出と演技で描く。目の前で繰り広げられる痛みの切実さに、舞台であることを忘れて見入った。

TEXAS KILLERS FOURTEEN
大統領師匠
駅前劇場(東京都)
2025/08/27 (水) ~ 2025/08/31 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2025/08/30 (土) 18:00
なるほどこれが家電ウエスタン?
壮大な荒唐無稽とベタなカッコよさ、そしてその奥に潜む人間のエゴと。たくさんの笑いやハラハラやある種のダークさがキッチリこの団体らしくて素敵だった。