神田眞樹の観てきた!クチコミ一覧

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江古田通りを曲がって

江古田通りを曲がって

劇団二畳

FOYER ekoda(ホワイエ江古田)(東京都)

2024/10/30 (水) ~ 2024/11/05 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

少人数短編2本劇団?の色が色濃く出てたのではないでしょうか。
ムード有る家屋(非劇場)は素敵だった。
C Dを観劇
客席狭くないか。動員を勝手に心配してしまう。

ネタバレBOX

いずれも恋、かなわぬ恋の話だった。
さらりとした読後感。
CもDも恋している人間は魅力的に映る。
特にDの記憶を喪う前の彼女は戯曲の構成のアシストもあるのかもしれないが、好演そのものであった。
レモネードのつくりかた

レモネードのつくりかた

劇団108

山王FOREST 大森theater スタジオ&小劇場(東京都)

2024/06/08 (土) ~ 2024/06/09 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

JKのスカートの丈が違う。
しかしそれはキャラクター性。
分かりづらさから分かりやすい純愛へ。
充分な笑いがあったと思います。

ポップコーンは はじけなかった

ポップコーンは はじけなかった

劇団108

山王FOREST 大森theater スタジオ&小劇場(東京都)

2019/06/22 (土) ~ 2019/06/23 (日)公演終了

大変キャッチーかつ可愛いタイトルとフライヤーからどんなお気楽作品かと思いきや

ネタバレBOX

戦争に苦しむ人たちを現代の若者たちが描くとこうなる、というのを見させてもらった。
確かにキャッチー且つ可愛い切り口で、斜に構えず素直に描いている感じが好感を持てた
十六桜の樹の下には

十六桜の樹の下には

劇団108

千本桜ホール(東京都)

2019/11/30 (土) ~ 2019/12/01 (日)公演終了

極めて虚無的な作品。ここまで綺麗に絶望だけを映し出すのも珍しいと思うがよい試みだと思った。
次作があるなら期待

ネタバレBOX

登場人物がほぼ全員絶望してほぼ全員死ぬという恐ろしい鬱演劇だが、不思議と嫌な感じはせず、ああ、鬱な時って安易に死にたいと思ったりするよなぁ、と
そして自分の存在が何が何だか分からなくなっていく様もまた大変面白かった。
僕は傍観者

僕は傍観者

劇団おおたけ産業

北池袋 新生館シアター(東京都)

2019/08/17 (土) ~ 2019/08/18 (日)公演終了

史実をなぞりながらもとても大竹産業な仕上がり

ネタバレBOX

ギター
夢を追いかける
歌いながら泣きながら座る
過去役者と現在役者を分ける
舞台上に劇場備品をそのままに置く
じわぁぁぁぁっとあかりが超長時間かけて変わる

大竹産業であった
かんむり

かんむり

円盤ライダー

山野美容学院マイタワー27(東京都)

2019/05/23 (木) ~ 2019/06/05 (水)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2019/06/04 (火) 19:00

価格3,800円

シャープな4人芝居。
尋常でない最上階の夜景。これだけで拝観料800円くらい取れそうな素晴らしい景色、そして駅チカ。
ここを演劇空間として使うってのは凄いなぁ、私は終演後数分間自分の席からでは見えない窓を眺めに行ったりしていました。アイドル達に相応しい場所でした。

ネタバレBOX

役者4人各々個性際立つ魅力的なアイドルとして描かれていました。
おっさんってそうだよね、おっぱぶ行っちゃうよね。でも嫁は激怒するよね。でも後ろ髪惹かれちゃうんだよね、俺は行かないけど、とても人間臭い元アイドルだったおじさんたちが、再びおじさんアイドルを目指す話。
最近はダンスが多いような気も。
さかしげさんのカレー大好きイエロー感が最高でした。
「かんむりましょう」のサビがOFFボーカル版でも入っててさりげなさが良かったです。
色々な男性アイドルを思い浮かべ、この世代の輝く小劇場役者たちを堪能させて頂きました。
炎上王ーその運命ー

炎上王ーその運命ー

劇団108

ART THEATER かもめ座(東京都)

2018/05/26 (土) ~ 2018/05/27 (日)公演終了

炎上してた
演劇は時代を映す鏡

ネタバレBOX

役者三人なるも好演。迸る熱いパトスを感じました。
謎に話が長くないのもいいところ
ステイ・ヤングとか言われても

ステイ・ヤングとか言われても

GORE GORE GIRLS

シアター711(東京都)

2018/09/11 (火) ~ 2018/09/17 (月)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/09/14 (金) 19:30

価格3,300円

他の追随を許さない世界観
キーワードは川柳。作演出も好きでよくやっていたそうです。
観に行けない人に、代わって詳細なレビューを書いてくれと言われたので私の解釈で書きます。
シアター711の階段を登って行くと溢れ出る煙。炊かれ続けるスモークの理由は芝居を観ると段々分かってくる。

ネタバレBOX

川柳の大家(たいか)森岡大和の弟子たちが住まう”平和荘”。劇中にもトキワ荘に近いとの表現がある。平和荘の広間?の一場モノであった。
この平和荘に入る事を夢見た川柳好き梅津貫太郎が入居してきた所から芝居が始まる。
全部屋で死者が出たために家賃が安いと気化される梅津。
しかし入居して川柳の勉強を始めた早々、その師匠たる森岡が5・7・5ではなく字が余りまくってしまうスランプに陥いりもう筆を折ると宣言されてしまう。
森岡師匠曰く、文房具屋でノートを買おうとした時にノートの白紙を見て己の残りの人生を想像してしまった、残りの人生を想像した時から老いが始まる、それから俺は俳句が吐けなく(詠めなく)なった。
筆を折るのをやめてくれと頼みこむ弟子たちと平和荘の大家。
皆が師匠のリハビリに励む中、突然巨大且つファンキーな服を着た女性が入って来るも新米入居人梅津以外その女性に反応しない。
巨大な女と2人きりになる梅津、幽霊なのかと疑い、行方不明になった暴力的な川柳の大家(たいか)横山美咲だと知る。
見栄を切り、カッコイイポーズを取りながらリハビリをしようとする森岡師匠。しかし結局強烈な字余りをしてしまう。
弟子たちが真剣に森岡を助けようとするが、上手くいかない。
暴力的な川柳の大家横山美咲は幽霊ではなく、森岡一派から平和荘を退去せよ、さもなくば無視する、と言われ、無視されているだけの存在だった。
実咲は服を脱げば脱ぐほど強烈な川柳を作れ、平和荘では全裸で台車に載せられ森岡の弟子青木に運ばれていた。(森岡との川柳バトルの結果膝に水が溜まり歩けなくなった。車椅子には全裸では乗れないために台車に乗っていたという)
無視され続けていた美咲と森岡一派とのエピソードが明かされ平和荘の広間?で全員がイイ感じの雰囲気に。美咲が森岡に手渡したノートを見ても老いを感じなくなった森岡。森岡が復活したかのうように見え不条理なまま終幕した。
三人姉妹

三人姉妹

萬國四季協會

上野ストアハウス(東京都)

2018/06/27 (水) ~ 2018/07/01 (日)公演終了

満足度★★

国内初?チェーホフ、ロシア戯曲の国内上演

ネタバレBOX

広い舞台。二階屋。
話がだいぶ長い。所謂会話劇で多くのキャストで分かりやすい山場も少ないので途中疲れてしまう。
ちょっと私にはロシアの風情はよく分からなかったです。
JUDY

JUDY

グーフィー&メリーゴーランド

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2018/07/25 (水) ~ 2018/07/29 (日)公演終了

満足度★★★★

大作と聞いて

ネタバレBOX

史実にあった神風特攻隊とは違う芙蓉部隊の話。演劇的デフォルメよりも写実性を優先した脚本に思えた。所謂第二次大戦を扱った作品群は山とあったが写実性を追求したのには好感を持った。
大量キャストに驚く。
難点を上げると学生あがりの飛行士が主演の中にいるのだが、どう見てもおじさんで重要な役どころなので感情移入の妨げになったような気はする。
小道具衣装費が大変なのだろうな、とは思った。
薩摩弁の字幕が欲しかったが、反戦でもなく戦争肯定でもない感じは好感は持てた。
ただちょっと前半が冗長なような気も。
空き家のグラフィティ

空き家のグラフィティ

立体再生ロロネッツ

北池袋 新生館シアター(東京都)

2018/06/13 (水) ~ 2018/06/17 (日)公演終了

満足度★★★

前フリの通り巨大なる女子小学生が動く動く

ネタバレBOX

ほぼ素舞台なのが残念な気もするが転換しまくる事を考えると仕方ない。
シュールな笑いで引っ張り続ける。
てんこちゃんえっち
ゆとりアルバイター山田くん

ゆとりアルバイター山田くん

劇団おおたけ産業

RAFT(東京都)

2018/06/15 (金) ~ 2018/06/17 (日)公演終了

満足度★★★★★

日替わり髪型がチャラくて良いです。

ネタバレBOX

ゆとり世代と言われた作家によって書かれた反論反駁。
劇中最年少議員に当選する平川杏奈は初演時は小池百合子リスペクトなのかと思いきや終演後作家と役者に聞いた所そんな意図は全くなかったそうで。
ニシオ氏によるアオリ照明を今回も面食らって、大竹演出での明確な傾向を感じる。
初演ではゆとりアルバイターが女性から男性になったが、だいぶ意味合いが変わるなぁと思います。
店長の悲哀レベルも今回は上がったように思います。
はこぶね

はこぶね

劇団おおたけ産業

新宿眼科画廊(東京都)

2018/05/25 (金) ~ 2018/05/30 (水)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/05/30 (水) 15:30

今回は凄い。ダウナーな話ながらギリギリのリアルな繊細さ。「迫害ですか?!」
もう一度観たいが千秋楽だったのが悔やまれる。今年面白かった演劇ランキングトップレベル
キャストも少なくないのに芝居全体の雰囲気を全員壊すことなく上手く出来上がっていると思う

ネタバレBOX

冒頭宗教の円陣と勧誘シーンから始まり「あ~今回はそっちに寄せて来たかー」と少し穿った見方を始めてしまった。もっさりとした緩い世界で、でも世界は破滅するらしく、神の声が聴こえる太郎くんの寝癖とパジャマが最高で、藤原さんは当たり役だった。
お姉ちゃんは雑でいながらにして、とっても弟想いで、でも雑な感じがまたいい。地味に可愛らしい。
ある意味神を越える存在。彼女の「面白半分で皆を集めてみた」というのも愛だし。でもそこは母でなく姉で、微妙な距離感がまた面白いし、リアルに描き出せていたと思う。
高畑勲監督の平成狸合戦ぽんぽこの後半の面白さを「組織が崩壊していく様をリアルに描いた」との評があるが、今回このはこぶねという作品を観ながら思い出した。
はこぶねに乗っているのは太郎なのか。あるいは太郎と姉なのか。あるいは太郎と信者なのか。
太郎が結局世界の終わりとか言いながらしょーもない恋愛にほだされるのもとても良い。
メシア、ガーディアンと言い始めたメガネちゃんが信じるものを欲しがっているリアルさ。メシアの肉親に食って掛かる上に友人をサタン扱いする様は絶品でここら辺でこの台本が何をやりたいのかやっと見えてくる気がする。
友達が逮捕され勤め先も失った姉がまたあっけらかんとしてる感じもとても良い。揚げる前の春巻きの具だけ友達達に渡すの声をあげて笑ってしまった。
太郎くんがゲーム三昧の人生に戻ったのか戻りかけたのかもいとをかし
「グルは印象悪いかな」「心のストレッチ」「ヨガが元に」とかで某破防法適用団体に直結していとをかし
誰も寝てはならぬ

誰も寝てはならぬ

feblaboプロデュース

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2018/04/12 (木) ~ 2018/04/18 (水)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/04/13 (金)

10年以上前に大学キャンパスで上演していたもの、同じく10年以上前に今はもうない小劇場で上演してたもの、そして今回、全部観劇したのでコンプリートですね。
幕が開いた瞬間、お、今回はこの役はこの人この役はこの人と配役を考えてしまうのは何度も観てる人間の性。男性キャストは暫く誰がどういう役なのか分からなかったですが。国道58号戦線は男性キャストの方が多かったんだなぁとも感慨深く。

ネタバレBOX

正直なところ役者の適性と演出によって大きく変わりますね。
白衣の科学者のドSぶりは今回は相当収まり、どちらかというと頑なだけど上手くやれない可愛げが強調された様な気はします。今回の方が個人的には好み。
王子役は初演の滲み出る攻撃性がほぼなくなり、意識高い系の青年に。
そして何より大きいのが過去2回ではそこまで印象が大きくなかったチンピラがアガリスク塩原氏になった事により相当な分かりやすい進行役に。アガリスクならではの分かりやすさ、進行感、が凄い滲み出てますなーと。
イリオモテヤマネコの少年、初演のが被暴力的ないじめられっ子だった感は正直ありました。
誘惑する女性はテンコさんのがエロい。化粧が全然違う。
オチが分かっているとどうしても変人JKも攻撃性が薄くなったようにも視えるが…

企画内容が明るみに出てバレた後の楽屋感は今回の役者さんの方が皆さん歴戦だからか、強く出ていたと感じました。
終演直前の転換は相変わらず唐突ではありますが分かりやすくなった気が。

なんだか比較記事みたいになってしまいましたが、そういう記事もあっていいでしょう。
ミラクル祭’18

ミラクル祭’18

新宿シアター・ミラクル

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2018/02/23 (金) ~ 2018/03/05 (月)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/02/27 (火) 20:00

価格2,500円

約15年ぶりに大学は異なるも同学年の池田智哉氏に会って来た。小劇場界にまだ彼が残っていて、同時期に学生演劇をやっていた者として勇気づけられ嬉しかった。プロデューサー自ら「思った事をそのままこりっちに書いていいです」と言われたので書きまする。皆ミラクル借りよう。理由は俺の同級生が館長だからだ。
私が観たのはBチーム。
「お父さんを下さい」
「モルフェウスの使役法」

ネタバレBOX

「お父さんを下さい」20分
観てる最中にどっかで観た展開だなぁ、と思っているとやはりアガリスク冨坂さんの台本だった。とってもシンプルで分かりやすくていい。さすがのお点前である。
「モルフェウスの使役法」70分
主役がとにかくかっこよく、いい芝居をする。
表現が散りばめられた怖さ、そして若干グロい気もするのだがこういうリアルさは良いと思う。人の負の感情ってこうだし、こういう出来る社会人いるし、こういう雰囲気の社長やら社員やらセミナー講師やら、怪しい不労所得者っているよねーいいよねー。エレベーターってこうだよねー。ミラクルのエレベーターもこうなのかなーと。
ただ、話が分かりづらい。私の読解力不足なのかもしれないが、夢と現実の話なので交錯するのは構わないのだが、設定が途中から正直難解だ。当日パンフレットによる補足もないので二回観るか台本を読むべきなのか。
私の解釈では最終シーンは回想シーン。主人公が新入社員でセラフ(ヒロイン)を雇った頃の記憶、何らかの理由で11階と12階の間の人工知能として囚われた、解雇され暗殺されかけの主人公はエレベーターの隙間から11階と12階の間に入ろうとするが結局最後エレベーターは下に落ちてしまい主人公は死亡した…ということですかね
舞台上から降りて海への世界が開けた感じの演出が好きでした
だいかぞくのちょうなん

だいかぞくのちょうなん

劇団おおたけ産業

新宿眼科画廊(東京都)

2018/02/02 (金) ~ 2018/02/07 (水)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/02/05 (月) 16:00

初あひるなんちゃら
ダブルキャスト含め大人数シーン頑張って作ってるなぁという印象
眼科画廊の素舞台

ネタバレBOX

9人兄弟と言いながら、かなり女性的な話に見える。長男が1人男で、真ん中の傍観者の弟2人はニヒルに突っ込み続ける感じ。また脚本家が言っているビックダディやらTVなどの大家族ものを観てると「お父さんや親視点」が主だが、今回は完全に兄弟視点。よって子育て奮闘記やら大家族ならではの親の生活の悩みなどは全く描かれていない。
抑揚なく物語がなんとなく進行していくイメージ。(これはこれでよいと思う)
ボクサーを長男が目指す話が軸となっている。
上の姉兄はボケていて下の子たちが主に突っ込み続けるのだが、少し思うのはなんというか個々の兄弟間の人間関係(例えば3人間)で主に見せていて、9人での複雑な感じなどはあまり観れなかったような気がする。これだと3人兄弟3家族とかでも同じ事になってしまうのではないだろうか。
オレンジ、

オレンジ、

劇団108

STスポット(神奈川県)

2017/12/23 (土) ~ 2017/12/24 (日)公演終了

雑多な店。謎の中華世界。
上演時間1時間は長いか短いか。
STスポットにしては珍しい客席作り

ネタバレBOX

女の戦い。
チャイナ服ちゃんとスーツとぶりっこお嬢。
各々確かに美しく可愛らしく描かれているのだが、もう少し話に深みが感じられても良かったかとは思う。
中華親父の怪しさは中々良かった。
メトロノームが邪魔をする

メトロノームが邪魔をする

劇団おおたけ産業

新宿眼科画廊(東京都)

2017/12/16 (土) ~ 2017/12/20 (水)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/12/18 (月) 16:00

軸足の混乱。
笑っていいのか。青春ドラマなのか。あるいは不条理演劇なのか。どの視点で見るべきなのか分からないのですがコリッチに書いていいですか?と聞いたら書いていいですと演出に言われたので書きます。

ネタバレBOX

登場人物全員中学三年生。
小劇場演劇人の心にザクザク刺さる小ネタ。
「ただ褒めてだけもらえていた頃のしまじろうに皆、帰って来てもらいたいの」とはゆとり世代に対しての悪意なのか。
青春群像と書いているが群像…?
セーラー服を♪脱がさないで♪
とにかく絵の具を大量にかけるでしょう。そしたらあなたは目撃する。それが何であったかを。あなたと私が昔から、必ず線を引いてきたって事も。

とにかく絵の具を大量にかけるでしょう。そしたらあなたは目撃する。それが何であったかを。あなたと私が昔から、必ず線を引いてきたって事も。

ゲッコーパレード

旧加藤家住宅(埼玉県)

2017/12/08 (金) ~ 2017/12/18 (月)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/12/11 (月) 13:00

価格3,500円

今観てきた。
美術と演劇と民家の見事な融合。美術家発案の企画らしいが、この集団はこういうことをやり続ければいいと思う
今年一番面白かった演劇ランキング1位か2位だ。
台詞は大時代的だが世界感をより強めている、また彼等は民家を使い慣れてる感満載。
外からの窓明かり(今日の昼は快晴)もいい美術効果となっている。よって暗転はない。
行くなら昼の回の方が良いのではないか。
古びた民家なのに異国感溢れる作品になっている。
言ってはなんだがもう少しだけ美術家の発想に寄せてしまっても良かったと思う。
観るには中々首がいたくなる作品だった
しかし私は美術音痴で、美術館にも人に誘われないと行かないが今回は特にそう感じた

ネタバレBOX

男の襟が直って良かった。ずっと気になってしまった。ぶちまけられたようで考えられた衣装そして舞台面。
正直脚立のステンレス感は現代風過ぎないかとも思ったが。正面の黒い亀の甲羅のような謎の美術が艶やかな色合いの中で異様で良かった。
旅人の女がいきづりの恋を一人芝居でしてるようにみえて、客席をひたすら凝視する様は最初戸惑うものの引き込まれ、抱き合っているような錯覚すら覚える。
女が凝視しながら気を緩めると客席の男性数人が体を脱力させる不思議な現象を見た。少なからず彼女の演技世界と連動した客がいたのだろう。これは演じてる女優は楽しかったのではないか。
縦横無尽に駆け巡る男女は照明があたるまいが、家の外だろうが(客には見えない)演じ続け、客がどう演劇を感じるかをよく考えて作っている。いい怪演ではないだろうか。
結局旅とか夢とかロマンとか命とか言っておきながら一組の男女の行きずりの恋からの愛なのがとても卑近でとても小気味良かった。演劇ってこういう事だよな、と感じた作品であった
【満員御礼 御来場ありがとうございました!!】俳優名鑑vol.2

【満員御礼 御来場ありがとうございました!!】俳優名鑑vol.2

KUROGOKU

新生館アトリエ()

2017/08/05 (土) ~ 2017/08/08 (火)公演終了

満足度★★★★

卵と落語の融合したフライヤーデザイン。秀逸だと思いました。
演出の大竹氏がインスピレーションを受けたという三年目。確かに大竹氏が好きな演劇。

ネタバレBOX

どうしても落語になると役者の動きが制約されざるを得ず、その点演劇なのに少し残念に思ってしまうが、どうにもならないかとも思います。
夫婦円満が大事ということですね。

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