メンバー トリガーライン

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メンバー トリガーライン

総クチコミ数:2 男性

2004年、主宰の林田一高が、演者としての表現力・創造力の向上を目的として自主稽古を開始させたのが始まりである。主に不定期のワークショップを通して、既成台本、オリジナル台本などを使用して、短期間で作品を創り上げる集中稽古を行ってきた。

通常、ワークショップでは非公開が大半であったが、見学者・参加者達からの強い要望で公開稽古という形で発表会を行い高い評価を受ける。
 
2005年、ワークショップ参加者を中心に王子小劇場で初の劇場公演「沈める月に映る影」を上演する。この公演で、劇場主宰の佐藤佐吉賞において、優秀主演男優賞(林田一高)、優秀照明賞(松本永/光円錐)、優秀舞台美術賞(松本謙一郎/突貫屋)を受賞する。更に2006年、同じく王子小劇場で第2回劇場公演「KCN」を上演し、最優秀照明賞(松本永/光円錐)を受賞、さらに、第3回劇場公演「微熱」では、優秀脚本賞(林田一高)、優秀主演男優賞(北川竜二)を受賞し、集団として大きな自信となった。

トリガーラインは、劇団という形はとっていない。各人がそれぞれ、プロダクションなどに所属しながら公演毎に参加者を募るプロデュース形式をとっているが、作品に共感してくれた仲間が、トリガーラインの活動全般に関わるために、メンバーとして登録している。
現在の主なメンバーは、林田一高(文学座)、北川竜二、水端兄、塚原正和 野々目良子(TANK)、がいる。

劇場公演前にはオーディション形式のワークショップが行われ、「高いモチベーション」と「共有すること」を学びながら、少しでもお客様が楽しめる作品を提供できる術を模索している。

トリガーラインの芝居を一言で表現するなら、「ヒューマンドラマ」といったところでしょうか。第1回公演「沈める月に映る影」では、日航機墜落をモチーフに、そこに集う人間の悲哀を表現し、第2回公演「KCN」ではグリコ森永事件をモチーフに「悪」を独自の視点で演じた。第3回公演「微熱」では、東海大学安楽死事件をモチーフに、「命・絆・信念」を克明に描いて魅せた。過去の作品はすべて、現実に起こった事故や事件を扱っているが、「人を描きたい。そして演じたい」との思いが常にあるので、今後はコメディからシリアスまでジャンルを問わず、挑戦していきたいと考えています。

「演者とは、他人の人生を自身の心と体で表現する」こと。そして、「お客様の心の琴線にどれだけ触れられるか」
この簡単でないテーマに私たちは挑戦したいと思います。どうぞ、今後の活動にご期待下さい。そして、劇場に足を運ばれ、皆様の「心の琴線」に少しでも触れることができるなら、これほど嬉しいことはありません。

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