月と牛の耳
渡辺源四郎商店
アトリエ・グリーンパーク(青森県)
2010/11/19 (金) ~ 2010/11/23 (火)公演終了
満足度★★★★★
【メルティング・ポットですわ】
いつもは、泣いたりズシンと考えさせられるなべげん。今回はよく笑った。楽しかった。ホロリとした。開演前のセットに目を凝らす。あぁ、これはアレなんだな。外れたり歪んだりしてる意味はコウなのかな…と思いを巡らせた。
冒頭、「サインはV」かと思っちゃった。が、「アタックNo.1」だった(笑)。いつものなべげんメンバーに、東京デスロックが加わり新鮮で賑やか。それにしても、畑澤店主は怪優です!
あゆみ
弘前中央高校演劇部
弘前市民会館(青森県)
2010/06/10 (木) ~ 2010/06/10 (木)公演終了
【あゆみ連綿】
今まで観た三度の“あゆみ”それぞれ印象に残るシーンは違う。今回は「ジュース…飲もうか」がそれだった。あゆみが娘から母へ戻る瞬間。たまらなくいとおしかった。
前回は奥や横で待機の役者にもすごく目が行ったのだが、今回は白い枠に集中していた感覚がある。1~2年生のあゆみは時間的に観れなくて残念。
全国大会までもう二ヶ月ないんですね。願わくは、グググッと求心力をもっと自分たちの物にして欲しい。芝居は観客によって育てられるのだな…とふと思う。ヨソの芝居を観て、観られて、イイ刺激を受けて来てください。ガンバレ!
修学旅行
渡辺源四郎商店
リンクモア平安閣市民ホール(青森市民ホール)(青森県)
2010/05/21 (金) ~ 2010/05/21 (金)公演終了
満足度★★
【芝居には文句ナシ】
大学の公開講座という事もあり、ラフなカンジのお客様多し。集中して観られる、という雰囲気ではなかったが、そこ、ココ、かしこがウケていた。観客は楽しめたと思う。
…「あ、ココ笑うトコじゃないのに」な部分があったのが残念。皆さま今度はお金を払ってなべげんを観て頂きたいと願う。
今回は芝居そのものより、「観る側の在り方」という事に気が行ってしまった。
みなぎる血潮はらっせらー
渡辺源四郎商店
アトリエ・グリーンパーク(青森県)
2009/12/23 (水) ~ 2009/12/26 (土)公演終了
満足度★★★★
【聖夜の贈り物】
ほたて組を観賞。工藤両女優の役の早変わりと、店主畑澤のツバ飛ばしながらの熱演が見もの。舞台中央のペンタゴンがいろんな役割を果たす。
自分的にはラジオの方が想像力を掻き立てられて好きだが、とても面白かった。こんななべげんも「有り」だと思う。ラジオ版を知らない世代でも楽しめる。〆のお歌はモチロン唱和いたしました。「アオモレンジャー」でググってみてください。面白い絵・音が堪能できます。
今日もいい天気
渡辺源四郎商店
アトリエ・グリーンパーク(青森県)
2009/10/17 (土) ~ 2009/10/22 (木)公演終了
満足度★★★★
【笑顔で帰れる芝居】
重い芝居が続いていたなべげん。今回は雰囲気がガラリと変わり、とても温かい。テーマは別なのだが、観ながら昨年の『どんとゆけ』を同時に思い出す。「あの」階段がまた出てきたからだ。「家族」というものを対比して観ていたように思う。
穏やかに話しは進んでゆく。謎の新人?吉田唯サンがイイ味を出している。くすくす笑ったり、ホロリとさせられたり…大人の童話な内容。次回作も楽しそうだ。反面、もっともっとドロドロしたなべげんも観てみたいと思う。
河童
渡辺源四郎商店
アトリエ・グリーンパーク(青森県)
2009/08/20 (木) ~ 2009/08/23 (日)公演終了
満足度★★★★★
【ブラボー】
演出が変わると、また違った面白さ満載!決して軽くはないテーマの中に喜怒哀楽がしっかりとある。ピヨピヨ元気で溌剌とした中学生版に対し、極上のスープを出す雌鳥のような大人版。丁寧でいて斬新な味付け。
グイグイ引き込まれました。ヒメノの登場に、すべての観客が「あっ!」と思ったハズ。すんごく良いセンス。ヤラレマシタ。
中学生が、新人が、OBが、スタッフが、一丸となってものすごいパワーを観せてくれた二つの『河童』に拍手喝采!
ココロとカラダで考える差別といじめ-7日で作る「河童」 -
渡辺源四郎商店
アトリエ・グリーンパーク(青森県)
2009/08/20 (木) ~ 2009/08/22 (土)公演終了
満足度★★★★★
【ポリマー中学生】
昨年の『修学旅行』のあのコがこう育ったのね…と嬉しく思った。学年が一つ上がる度に上手くなってゆくのだろう。
出演者は実生活でイジメを体験したり、見聞きしているコが多い。自分の思いをこの芝居にぶつけていたと思う。
実を言うと、なべげん版よりこちらの方に興味があった。未知数の面白さがある。すごい中学生たちだ。正味4日間で素晴らしい芝居を造り上げた。三日間通しで観たかった。来年も更に期待している。
3月27日のミニラ
渡辺源四郎商店
アトリエ・グリーンパーク(青森県)
2009/04/19 (日) ~ 2009/04/26 (日)公演終了
満足度★★★
【うーん、うーん】
小憎らしいガキのミニラが最後には可哀想な子供に見えた。抱きしめてやりたかった。愛の電池が足らんな、このコ。彼を救ってやれるのは誰なのか?「ママ」の愛のベクトルは方向が間違ってなかったのか?うーん、うーんと考える。何かが物足りない。「さぁ、どうする?」と問われているようだ。それはきっと、我々が考えるべき問題なのだろう。
どんとゆけ
渡辺源四郎商店
アトリエ・グリーンパーク(青森県)
2008/09/28 (日) ~ 2008/10/05 (日)公演終了
満足度★★★★★
【云っときます】
あらすじを読んだあなた。先入観を持って観に行くと裏切られます、良い意味で。
Wキャストなので、可能な方は両方観たほうがより一層楽しめるかと…。なべげんの芝居は、終わった後でも頭から離れない。考えさせられるのだ。
皆様お待たせ致しました。渡辺源四郎商店いよいよ東京公演です。
修学旅行
渡辺源四郎商店
アトリエ・グリーンパーク(青森県)
2008/08/16 (土) ~ 2008/08/24 (日)公演終了
満足度★★★
【二つは全く別物】
中学生版→なべげん版の順に観る。逆に観たらまた違った物が見えたかと思う。「修学旅行」の雰囲気に見えなかったのは致し方ない。なべげん女優陣は大人なのだから。
『ショウジさんの息子』とはまた違った魅力の出演者たち。芝居そのものには満足。ただ最初、観客の中学生の笑い声が気になり集中できず。
次回公演の『どんとゆけ』の題材も面白そうです。
「河童」(青森中央高新キャスト版)
青森中央高校演劇部
弘前市民会館(青森県)
2008/06/06 (金) ~ 2008/06/06 (金)公演終了
満足度★★★★
圧巻。
新キャストによる公演は、彼らの自信に裏打ちされた力強い演技であった。台詞が良く通り聴きやすい。人数の多さだけではない芝居の奥行きを感じる。それぞれの個性が際立っていたと思う。上手い娘から目が離せなかった。
帰りの道すがら、後ろを歩く女子中学生が感想を述べあっているのに耳をそばだてる…ほぉ、そんなトコロが気が行くか。畑澤氏は中学生対象のWSを画策しておられるが、次代の演劇人を担うべく活動を温かく見守りたいと思う。
ショウジさんの息子
渡辺源四郎商店
アトリエ・グリーンパーク(青森県)
2008/05/11 (日) ~ 2008/05/18 (日)公演終了
満足度★★★★★
《滂沱の涙》
終盤からウルウル。お互いの気持ちが解りすぎて切ない。涙が溢れ溢れ頬を伝うのは久しぶりの感覚。気持ちのイイ泣き。泣いた後が清々しい。場面を何度も反芻しています。
東京公演は5/22(木)〜5/25(日)。皆さまぜひぜひ。