お局ちゃん御用心!!!
片岡自動車工業
駅前劇場(東京都)
2023/11/29 (水) ~ 2023/12/03 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
楽しいは正義‼︎
女性のみで(1名除く笑)繰り広げられる抱腹絶倒のバトル!
劇中の殺陣つけの練習シーンは、なるほどと感心しながらもちゃんと笑えて、ちゃんと繋がっていく。
物語が破綻することなく、最後はホロっとさせる王道で極上のコメディ。
あなとうと
無名劇団
ABCホール (大阪府)
2023/10/06 (金) ~ 2023/10/09 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
村の過疎化対策として青年団からかきあつめらたアイドルグループ。
コメディ要素を交え、興味あふれる設定に軽やかに楽しむお芝居かと思いきや、それぞれの村に対する想いや心に抱えた傷が明らかになるにつれ、物語の世界に引き込まれる。
主演の尾形さんの演技や現実の社会の状況を取り入れた脚本のすばらしさが光る。
狂人なおもて往生をとぐ
TAAC
小劇場B1(東京都)
2023/10/27 (金) ~ 2023/11/01 (水)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
矢継ぎ早に繰り出される出のセリフに詠うような愛子のセリフの不協和音、歪んだセット、見えない関係性と居心地の悪さが付き纏う。
それでいてTAACの作品に通底する静謐な美しさを感じた。
これが書かれた時代は、権力に対する反体制としての意味合いがあったかも知れないが、今作は家族関係や社会の関わりなど、現在も色褪せることなく上演されていた。
狂気をはらんだ出役の永嶋さんが素晴らしかった。
セットや仕掛けらた演出が印象に残る。
世界が消えないように
TAAC
小劇場B1(東京都)
2023/04/07 (金) ~ 2023/04/16 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
それぞれ想いを抱えた4人が、同じ場所で同じ時を過ごした日々の追憶。
世界を失ったことで、残された者にとっては互いに触れてはいけない傷となった。そうして出かけた卒業旅行で、どこか隔たりができてしまった関係が、丁寧に描き出される。
決して言葉で語られるわけではないのに、それぞれの心の動きが手に取るように伝わってくるのは、同じ役者による再演での深みや細部にまで施された演出の力によるものだと感じた。
「世界」は、再生とそっと背中を押してくれる存在だった。
GOOD BOYS
TAAC
新宿シアタートップス(東京都)
2023/01/18 (水) ~ 2023/01/24 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
直視するのが辛いほど、痛くて苦しい時間が続く。
母親から捨てられるように、祖母宅へ預けられた双子の兄弟。同じように社会から家庭から見捨てられた人たちとの出会い。生きるために強くなろうとして出した、少年たちの歪な正解。
シンプルでいて多くを物語るセットや心情を揺さぶる音楽がすばらしい。
崇高な美しさと浄化という言葉が浮かび上がってくる。
この劇は、目には見えない人たち、けれど今もどこかに存在する人たちに思いを馳せるきっかけを与えてくれる気がした。
少年たちが救われ、幸せになって欲しいと願わずにはいられない。
あげとーふ
無名劇団
無名劇団アトリエ(大阪府)
2023/03/17 (金) ~ 2023/03/21 (火)公演終了
映像鑑賞
満足度★★★★★
そうせざるを得ない そんな感情に突き動かされて行動していた頃を懐かしく思い出した。
卒業旅行中の5人には、それぞれの思いがあり、広大なアメリカの地で過ごす非日常の一夜で、その気持ちが動き出していく。
悩み、迷い、ぶつかり合い、思いやる気持ち、そんな様々な感情を彼らから受け取ることができた。
それを誘うようなココペリの存在が、演劇的なアクセントになっていてとても良かった。
「あげとーふ」そんな気持ちを忘れないでいたい。
同時上演の「4人のアケミ」は、報復の悪巧み?によって結びつく女子たちと「あげとーふ」のピュアな結びつきの男子高校生との構成の妙もあり楽しめた。
観たのがギリギリで配信も終わってしまっているのだけれど、懸命にやっていらっしゃるのが伝わってきて応援したくなる劇団さん。
蝶々結び
LUCKUP
上野ストアハウス(東京都)
2022/08/03 (水) ~ 2022/08/14 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
肉声で届く声、何気ない楽しい会話に潜む真実。観る者に想像の余地を与えてくれるお芝居だった。
膨大なセリフから心に触れる言葉が繰り出され、青年の気持ちと共に動かされていった。
ふらっと旅に出て、帰ってきた、そんな気分にさせてくれる。
飛んでる最高
艶∞ポリス
駅前劇場(東京都)
2022/04/13 (水) ~ 2022/04/24 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2022/04/13 (水) 19:00
精一杯今を生きてる女性たちが、繰り広げる喜劇。ツボりました。誰もが涙してしまうあの名曲を、爆笑の涙に変えてしまう破壊力!
掛け合いの言葉の面白さに加え、初日からハイテンションな俳優さんたちの表情で、笑いの渦に引き込まれました。
それぞれに味があり、特に珠世さんの笑いを誘い出す演技は最高です。
艶ポリスさんの「笑い」癖になりそうです。