たけのすけが投票した舞台芸術アワード!

2009年度 1-10位と総評
明けない夜

1

明けない夜

JACROW

脚本、演出、美術、演技、どれをとっても文句なしの作品でした。
あの緊張感のある舞台は、いま思い出してもぞくぞくします。
非常に完成度の高い作品、2009年の1位にさせていただきます。

どうぞよろしくお願いします

2

どうぞよろしくお願いします

SAKASU ZAKASU

父親の職業や夫婦、家族、近所づきあいと重いテーマを
ちゃかすことなくにコメディタッチに仕上げた大変良作でした。
演者さんの良いところを見事に引き出した演出は見事。
第一回公演でここまでの完成度、次作以降も期待大です。

成れの果て

3

成れの果て

elePHANTMoon

主演の津留崎さんの力量あっての順位ですが、幸せになるために
人間がもがく様をまざまざと見せつける脚本が素晴らしかったです。

オリマエ

4

オリマエ

劇団K助

二転三転する作品は数あれど、そこから更に二転三転させる
緻密な脚本に一票!驚きと舞台の楽しさをみせつけられました。

メタルバター

5

メタルバター

転球劇場

前半、ゆるくアドリブで笑わせられているのかと錯覚しますが
中盤以降の伏線として見事にすべて用意されたものであり、
その意外さをとても楽しむことができました。これもお見事!

ハイバイの金子、永井、坂口、それぞれがプロデューサー祭・春 【当日券あります!】

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ハイバイの金子、永井、坂口、それぞれがプロデューサー祭・春 【当日券あります!】

ハイバイ

ハイバイメンバーによる自主企画。ランキングにどういれるか
悩みましたが、永井企画「あとみよそわか」を評価してこの位置に。
母子2代を、とても丁寧に表現し、優しい気持ちにさせてくれました。

Birthday!

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Birthday!

G-up

年末の観劇ですべりこみ。家族や恩師の死に直面した話では
どうしても後ろ向きなストーリーになりがちですが、死を悼み、
かつ笑顔で前向きに、という脚本と演技に心を動かされました。

アルバトロス

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アルバトロス

ホチキス

ホチキスというと、すごく動的で圧倒的なパワーで攻めてくるという
印象を持っていましたが、他と比べるとかなり穏やかな作品。
しかしスピード感は損なわれることなく、より演者さんの力量を
感じることができました。この手の作品、今後も増やして欲しいな。

マリー・ド・ブランヴィリエ侯爵夫人

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マリー・ド・ブランヴィリエ侯爵夫人

DULL-COLORED POP

まだ20歳後半の谷賢一が、過去戯曲のオマージュはあるにせよ
翻訳劇ではなく、この台本をオリジナルで書いたということが
素晴らしいです。小劇場とは思えないクオリティに驚かされました。

花のゆりかご、星の雨

10

花のゆりかご、星の雨

時間堂

なんとも優しい気持ちにさせてくれた作品、出演者みなさんの
笑顔が素敵でした。10位はすごく悩んだのですが、時本作品に。

総評

2009年の観劇本数(劇場に足を運んだ回数)は181本でした。頑張ってよく観た。
当然、10本に絞ることは大変困難で、再演作は分かる範囲で除外してます。

再演を入れると、10位に食い込むのは

パラドックス定数 「東京裁判」
東京タンバリン 「雨のにおい」
ヨーロッパ企画 「曲がれ!スプーン」
ハイバイ 「て」
44 Produce Unit 「自由を我らに」

初演でも

ゴジゲン 「たぶん犯人は父」
Dotoo! 「鬼の如く、地獄の如く、恋の如く」
ブルドッキングヘッドロック 「女々しくて」
タテヨコ企画 「夜まで待てない」
チェリーブロッサムハイスクール 「愛妻は荒野を目指す」
ロハ下ル 「セインツ・オブ・練馬」
劇団、江本純子 「常に最高の状態」
箱庭円舞曲 「極めて美しいお世辞」
五反田団 「生きてるものか」

捨てがたかった‥

再演がいいのは当たり前、評判がいいから再演するんだから。
再演より新作の方がいいね、といわせてくれる劇団を待ってます。

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