庚が投票した舞台芸術アワード!

2022年度 1-3位と総評
荒人神 -Arabitokami-

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荒人神 -Arabitokami-

壱劇屋

実演鑑賞

最高のエンタメでした!!
ストーリーは3ヶ月目・4ヶ月目に比べたらシンプルで、胸が熱くなる展開。
映像で見て仕掛けは知っていましたが、5ヶ月追いかけてのコレは高揚感がまったく別物でした。ストーリー、殺陣、演出、キャラクター、衣装、小道具、照明、、、ひとつひとつ細かなところまで思い入れがたくさんで、見ても見ても発見がありました。初演のとき荒人神が一位を取ったこともものすごく納得。
果敢に5ヶ月連続上演に挑戦し、見事大団円に辿り着いた壱劇屋東京支部を尊敬してやみません。楽しかった!!
演出アイデアを毎回楽しみにしているのですが、「まといつくしがらみ」を物理で背負って歩くところ、ものすごかったです。表現したい画のまとまり、実現するアクションモブのみなさんの絶妙な重なり方やそれぞれの表情、それに竹村さんのフィジカルの強さも!

そして血飛沫エフェクト!市販品がほしい落ち方にならなくて手作りしたというエピソード、そういうこだわり大好きです。剣線が見えたり、漫画の血飛沫のようだったり、アニメのように返り血を浴びたり、歌舞伎のように長く舞わせたり、さまざまな見せ方が美しく印象的ですばらしかったです。壱劇屋人間CGだ〜いすき!

心踏音 -Shintouon-

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心踏音 -Shintouon-

壱劇屋

実演鑑賞

ワードレスのためにつくられた、ワードレスならではの詩的で美しい作品だなと思います。
物語をキャッチする要素は、台詞のほかにも立ち位置、目線、表情、身体の動き一つひとつ、音楽、衣装、舞台美術、小道具、照明、など…色々あるなあと思っていて、東京支部さんは殺陣アクションにさまざまな演出アイデアが加わって表現されるのですが、この作品はタップダンスも加わってこれが本当に効果的ですてき。セリフのないしばりがキャラクターのハンディキャップと通じて感じられたり、見えない暗闇や触った感覚を味わったり。劇場を出たあと、普段自分が暮らしているなかで感じている五感をあらためて新鮮に感じました。
日頃の運動量に裏付けられた無理のない身体づかいは身体表現好きにはたまりません。タイトル演出も光を浴びて淡く浮かび上がるのが本当に美しかったな。またいつか見たい。

天の敵

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天の敵

イキウメ

実演鑑賞

イキウメさん初見です。静寂と静かすぎる違和感にどっぷり浸りました。他の公演も見に行きたいです。

総評

舞台にハマって2年目、手当たり次第見に行って自分の好みも見えてきた一年でした。五彩の神楽は本当にすごかった。来年も人生史に残るような、おもしろい舞台に出会えますように!

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