荒人神 -Arabitokami-【2018年6-7月wordless殺陣芝居シリーズで東名阪ツアー決定!】
壱劇屋
HEP HALL(大阪府)
2017/12/22 (金) ~ 2017/12/25 (月)公演終了
満足度★★★★★
「なんぼなんでもそれはありえへんやろ。ありえへ・・・ホンマや!」みたいなことが、しかも三段ロケットくらいで実際に起こった。アメリカとかで演ったら途中から歓声と拍手と最後はスタンディングオベーション間違いなし、くらいの展開。
仮に派手な部分を除いても、勧善懲悪じゃないストーリーだけでも観応え充分。新キャラ(親分+3子分)がまた見逃せない。観てる側は、いつ瞬きと呼吸すればいいのかと思うくらいに全ての瞬間が充実。
再演は難しいとしても、せめて歓声上げ放題上映会をやってほしい。
戰御史 -Ikusaonsi-
壱劇屋
HEP HALL(大阪府)
2017/11/24 (金) ~ 2017/11/27 (月)公演終了
満足度★★★★
アクションモブ(アンサンブル)が、もはやアクションモブでなくなった。一人一人が、わずかだったけど主役を張った。役者さんの、今まで気づかなかったかっこいいところに気づけた。(今さら気づくなんて遅い、我ながら、今まで何見てたんだと思う)
マイムというのは、映画なら編集で可能だけど舞台じゃ難しいんじゃないかということを可能にしてしまう、震えるほどかっこいい。
相変わらず衣装すごい。カタチだけじゃなく色合いも含めて。
心踏音 -Shintouon-
壱劇屋
HEP HALL(大阪府)
2017/10/27 (金) ~ 2017/10/30 (月)公演終了
満足度★★★★★
切ない。とにかく切ない。
ミュージカルで突然歌い出す必然がわからない人には、ダンスもいきなりだと要領を得ないけど、このダンスは違う。日常の鼻歌のように、違和感なく日常からダンスがつながり日常に戻っていく。あのダンスはまさに主人公の独白というか、気持ちを素直に表現していて、だからこそ余計に切ない。
最後の最後で、舞台へ降り注ぐ照明が変わり、最後の最後まで切ない。
殺陣もすごい。主人公は3段階ぐらいレベルアップするのをアニメやゲームじゃなく生身で表現するのが凄い。本当にシャキーン(擬音)くらいにすごくなる。
賊義賊 -Zokugizoku-
壱劇屋
HEP HALL(大阪府)
2017/09/22 (金) ~ 2017/09/25 (月)公演終了
満足度★★★★
時代劇好きだと初っ端の設定から既に入り込む。歌舞伎好きだと柝の音でさらに盛り上がる。
途中からの登場人物や小道具、ストーリーとか、にぎやかに笑う芝居かと思ったら、後半からのしめつけられるような展開、にぎやかしかと思ってた人物が最高の表情で感情を上向きに変える。
クライマックスの人力ワイヤーアクションは、歌舞伎では見えない約束の黒子が見えることが意味を持つ。見えないはずの人が見えない力で手助けしてることが感動を上乗せする。やはり最後に正義は勝つ。
ダンスとかバトンとか、自分が没頭してきたものが活かせるって気持ちいいんだろうなと思う。
みんなそんな表情してた。
憫笑姫 -Binshouki-
壱劇屋
HEP HALL(大阪府)
2017/08/25 (金) ~ 2017/08/28 (月)公演終了
満足度★★★★
観る前は、「アイドルが出るシーンは多少拙くても目をつむって」と何様のつもりだった。やっぱり殺陣もおぼつかないし。と、見る間に扱いが上手くなっていって、最初のは演出でそうしていたんだと気付いてからは、自分の目がいかに曇ってたか恥ずかしくなるばかり、いま自分が観ているものがいかに素晴らしいか感動するばかり。
観劇を決めたのは1週間前に衝動的にだったが、観終わったら、すぐに1ヶ月後の第2弾の観劇を計画しはじめた。
新しい生活の提案
壱劇屋
萬劇場(東京都)
2017/06/22 (木) ~ 2017/06/27 (火)公演終了
満足度★★★★
劇団としては初、劇場としては2劇団めの観劇。ピタゴラスイッチとか京都のギアとかが好みならたぶんお薦め。会話と同時に流れるように進む段取り。組み立てて動かしたあとセリフと共にスムーズにストッパーをかける。いろんな意味で安心して見ていられる。
あらすじは、人生ゲームのように、取捨選択しつつ生活を進めていく。最良の選択をした結果、その生活は最良なのか。