満足度★★★
タイムトラベルによるファンタジックで心の温まる世界、面白かったです。
ネタバレBOX
オープニングの歌謡ショーには、いったいどうなるのか、不安なものがありましたが、
タイムスリップによる心の旅路、本当の親との心を通わす展開に親子の温かい絆が感じられました。
できたら、過去の家族団らんのシーンを中心に描き、
また、宇宙人はコミカルではなく神秘的に演じるとよりファンタジーさが出てより良いのでは、
満足度★★★★★
見応え、聴き応えのある素晴らしい舞台でした。
お勧めです。
ネタバレBOX
特に、豪華なキャストで全員が全員歌が上手く、すべての楽曲も素晴らしくて、ソロもデュエットもコーラス重奏もとても素敵で聴き入ってしまいました。
歌もダンスシーンのどれもが見ごたえがありました。
アンサンブルによる生演奏も良かった。
また、劇中劇の4作品も魅力的で舞台裏の稽古風景や演出、振り付け、キャストの選出等人間ドラマを交えて描かれ、いろいろな視点から何作品も観たような贅沢さを感じました。
そして、世界平和への願い、環境保護などについての思いやメッセージも伝わってきました。
ミュージカルの醍醐味を思う存分に味わえる作品でした。
満足度★★★★
心に深く、重く、痛みを残すシリアスな作品でした。
ネタバレBOX
主人公は、7年前に起こしてしまった車によるひき逃げ死亡事故の犯人
その後の生活、心の中はカビに覆われて、、、
罪を背負い生きている。
逃れながら、怯えながら、心を湿らせながら生きている...
湿り、湿り、湿り、湿り……心には黴が生えていた....
犯してしまった罪から、逃れようとしても
消せない事実、決して消えることのない記憶、
常につきまとう罪の意識に幸せを感じることのできない荒んだ心で怯えた日々を送って、、
被害者もまた家族を崩壊させられて今までの幸せな人生を狂わされてしまったように描かれていて、
ラストシーンも、主人公の本心はすべてを告白して楽になりたい、償いたいという気持ち、
しかし、家族を思う保身の気持ちがそれを阻んでしまう、、、
たぶん、これからも深く重く痛みを伴って人生を生きていかねばならないのだろう、と思わせられる舞台でした。
役者皆さんの表現豊かな演技力に引き込まれてしまいました。
満足度★★★★
扱っている題材はとてもシリアス
しかし、どこか不思議な世界に吸い込まれてしまっていました。
面白かったです。
ネタバレBOX
友達の自殺(いじめ)が引き金となり学校で起こった無差別殺傷事件、
その矛先の犠牲者が自分に優しくしてくれた先生....無関係な生徒達を殺傷してしまったことへの罪の意識に苛まれ、世の中すべてから隔離された深く暗い海の底(自分の意識の中)として表現され、自分を幾度も幾度も抹殺し精神崩壊からの防御本能からか、過去の記憶を塗り替えてたり、自分もゆらゆらと漂う不思議な世界に連れて行かれ惑わされるような...
嘘に隠された本心だったり...
実に巧妙な演出で、役者皆さんの演技とストーリー展開、良かったです。
満足度★★★★
子供をそのまま大人にしたような純真さが感じられ、御伽の世界に包まれて心を温かくしてくれる作品でした。
とても良かったです。
ネタバレBOX
二人の幼いころに交わした約束をお互い長い長い歳月ずうっと一途に想い続け、妖怪と人間のそれぞれの家族への思い遣るやさしい気持ちや愛情に満ち溢れた物語に胸が熱くなり、とても幸せな気持ちになりました。
満足度★★★★
舞台美術も照明も音響も至ってシンプルな四人による濃密な会話劇、
とても良い舞台でした。
ネタバレBOX
留学で離ればなれになった恋人同士、しかしお互いの(彼)気持ちは、遠距離恋愛同様に遠くにある。それに気づいた彼女は自分の新たな道へ...
それに対して何にも情熱を持てない彼のこれからは、、、、
お互い近くにいるはずの夫婦も、あまりにも粘着質的で執着心の強さから全てを知りたがる過去への懐疑心と執拗で過剰な嫉妬心によって二人の距離も心もどんどん遠ざかってしまう…
そしてそれぞれの待つことの辛さ、どんどん悪化してしまう関係、素直に表現できない苦悩やどうにもならない理想を求めてしまう姿が描かれていてストーリーに知らず知らず引き込まれてしまいました。
静けさの中で響き渡る澄んだ声、役者全員の技量の高さと交わされる会話の味わい深さを堪能しました。
音響はもっと少なくしても、会話だけでも十分に見ごたえがありました。
満足度★★★★
【Aチーム】【Bチーム 】を観劇
どちらも個々のスタイルを活かした魅力的な物語でした。
ネタバレBOX
【Bチーム 】職場の同僚二人と一緒に行くはずだった旅行に行かずに事故死から逃れた母親、両親を失ってしまったその二人の子供を引き取り...母子家庭だった母に新たな男性も現れて、、母の愛情を自分だけのものしたいという子供本来の独占欲(私のお母さんを取らないで、、)
徐々に精神も蝕まれ、起きてしまった悲劇
それを45分以内の濃密な物語に、
【Aチーム】公演が数日後に迫った間際に主役が事故で骨折したため、急遽代役を(年季のはいった)大女優にやってもらうことに、、、
台詞の読み合わせをコメディタッチでちょっと任せた数時間の間に脚本がまったく違うものに、、ドタバタ感が面白かったです。
想像どおりの代役の代役のラストシーン、爆笑ものでした。
満足度★★★★
家族愛に溢れ、心を温かくしてくれる舞台でした。
とても良かったです。
ネタバレBOX
家族それぞれが抱えた苦悩やキズ、葛藤、不満や家族内でのぶつかり合い、親の子供を想う気持ち、自分を育ててくれたことへの感謝の気持ち、身内の不幸な出来事など切なさも描きながら、徐々に明らかになってくる真の想い(愛情)に気づき、お互いの思いやりを肌で感じ取り、家族の絆が深まっていく....
家族愛に溢れていて優しさに包まれ胸が熱くなる素晴らしい舞台でした。
満足度★★★★
いろいろな要素がふんだんに盛り込まれていて面白かったです。
ネタバレBOX
役者みなさんの熱気に溢れた演技と迸るエネルギーが感じられるダンス、アクションシーンに圧倒されました。
また、探偵のやくざ(椙本さん好演)や警察刑事との絡み合いも面白く、昭和の懐かしい香りや時代の先端をいくような場面もあったりいろいろな要素が詰まっていてボリューム感たっぷりの舞台でした。
特にグリコ森永事件を思わせるスモーキースマイルのモーサントジャパン企業恐喝事件、事務所から盗み出したPCのデータから過去の企業恐喝事件に繋がっていく展開や模倣犯(表はOK、裏の顔を狡猾でもっと悪党に)を暴き出すシーン、蜂蜜と左門が絡んだ裏の世界など、もっと濃厚な描写を中心に深くじっくりと観たかったです。
プロローグの企業恐喝、誘拐拉致シーンが一番ゾクゾクしました。
満足度★★★★
北村想「想稿 銀河鉄道の夜」、素敵な演出と役者みなさんの魅力的な演技素晴らしかったです。
堪能しました。
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特に銀河の星座の舞を思わせるダンスシーンが素敵でした。
カンパネルラとジョバンニの表現豊かな演技も魅力的でした。
できたら、準主役と思われる「ザネリ」をもう少し心理描写を繊細に表現すると更に見ごたえが増したのでは、、と思いました。
満足度★★★★
いろいろ考えさせられる面白い作品でした。
ネタバレBOX
どこにでもあるごくありふれた日常の家族の生活を淡々と描きながら、ひょとしたら自分の身の回りでも起きているかもしれない、
幸せと不幸は背中合わせ、いつもと違った視線、角度から物事を捉えたり、考え方ひとつでまるっきり違う世界が見えてくる、
そんなことをなにげなく気づかせてくれる作品でした。
満足度★★★★
とても面白かったです。
ネタバレBOX
同級生の結婚式の余興の打ち合わせで、仲良し?「だった」4人が居酒屋での再会から
回想的に、4人の私生活を赤裸々に巧みに織り交ぜながら、女優や映画の世界の現実の厳しさ、
いくつもの挫折や不満、妬み、それぞれが抱える悩みや葛藤を繊細に心理状態が描かれ、
お互いの本音をぶつけ合い自分を見直し、負の感情から開放され素直な気持ちになって皆の決意と希望がみえる
これからの未来に向かっていこうと感じさせられるラストシーン、とても良かったです。
役者みなさんのそれぞれの役柄をしっかりとこなす演技力も素晴らしかったです。
満足度★★★★
心が温かくなるファンタジーな世界、良かったです。
ネタバレBOX
序盤のハイテンションでドタバタな展開に、どうなってしまうのかと思って観ていましたが、
プロローグの伏線が感動的なエピローグへと繋がっていく構成、とても良かったです。
死神達で語られたそれぞれの想いや生前の妻の記憶、魂を取らなくてはいけない1000人目の衝撃(奇跡)的な事実
だんだんと死の世界と生の世界が繋がりが明らかになるにつれて、どんどん引き込まれていきました。
愛おしい幸せな時間を噛みしめながら過ごし、他の死神と協力して想いを伝えて皆の心が温かくなるような
ファンタジーなラストシーンに胸が熱くなりました。
役者みなさんの演技もとても良かったです。
満足度★★★★
2部構成でどちらも楽しめました。
良かったです。
ネタバレBOX
1部は、8短編からなるオムニバスでバンドの生演奏によってテーマに沿って繊細に心理表現されイメージが音楽と共に広がりました。
これをミュージカル仕立てでも観てみたい。
歌も良かったのでこれもまた見ごたえのある面白いものができそう。。。
2部は、一変し鳴子で全員参加の熱気溢れる躍動的なマーチング、ダンス、フラッグ、殺陣、ブラスパフォーマンスなど多彩な表現で、観て、聴いて楽しめるエンターテイメントショーでした。
満足度★★★★
とても見応えのある舞台でした。
良かったです。
ネタバレBOX
バンドによる生演奏でストーリーによくマッチした楽曲、歌もダンスも殺陣シーンも迫力がありとても見応えがありました。
物語もそれぞれが自分の大切な人達を守ろうとする優しさが感じられ、
また、その中に切ない悲劇が組み込まれていて、人間の身勝手で不条理な行動、他人を犠牲にして”大切なもの”を守り、幸せを手に入れたいのか...
誰も悲しませないで、もっとみんなが幸せに生きる、共に仲良く暮らしていける道を見つけなくては...と問いかけてくる胸が熱くなる作品でした。
次回の作品も楽しみです。
満足度★★★★★
見ごたえがあり、とても良かったです。
ネタバレBOX
「お墓」の販売説明会にやってきた余命宣告された独り身の男、母(好演)と娘、買いそうもなさそうな若い夫婦のそれぞれに抱える事情や想いを味わい深く、悲しみを内に秘めながらも笑いを織り交ぜてしみじみと心を温かくしてくれる素晴らしい作品でした。
ダンスも素晴らしい!絶品でした。
鍛え上げられた体幹から生み出される流れるような美しい線、場面転換や各シーンにあった魅惑的な演出と表現力に魅了させられました。
満足度★★★★
男女3人の何とも贅沢で羨ましいちょっと不思議な恋愛ドラマに留まらず、
人生での岐路における二択からの決断をどうするかを考えさせられる物語でした。
面白かったです。
ネタバレBOX
相手の良さを理解できる優しさと相手も自分も傷つけたくないという気持ち、
二択のどちらも魅力的で、どんな可能性を秘めていて自分の人生が豊かにすばらしいものになるか、
それを直ぐに一つに絞り込むことができない。決められる(最良を導く)までもっとゆっくり時間がほしい。そういう思いが切々と伝わってきました。
満足度★★★★
とても良い作品でした。
決して恵まれた環境とはいえない中で、みんなの幸せを願う純粋な心と優しさに溢れた舞台でした。
ネタバレBOX
特にダンスと歌のシーンが最高でした。
できたら、伝えたい感情について叙情的にアリアで表現したシーンをメインに、アンの皆の幸せを願う気持ち、ハイジ、ソワ、によるアンを亡くした悲しさ、絶望、愛...(感情の応酬)をもっとたくさん観たかったです。
ライブハウスでのバンド演奏ももっとじっくり聴きたかった。
満足度★★★★
千穐楽を観劇
歴史を感じさせる土岐の舘、そこで繰り広げられる時代を超えたファンタジックな物語、
魅力的なバーチャルリアリティの世界を堪能しました。
役者みなさんの情緒豊かな演技により優しさに溢れた世界に包まれ、心が温かさに満たされて幸せな気持ちになりました。
現代と土岐の舘が創り出した仮想現実の過去の世界を同化させたラストシーンも、
何とも言えない心地の良いエンディングソングが情景を更に豊かにし、心の奥深く染み込む素晴らしい舞台でした。
とても良かったです。
満足度★★★★★
濃密な空間での息を呑む緊迫感の中、見応え十分な素晴らしい舞台でした。
お薦めです。
ネタバレBOX
物語は、伊藤博文を暗殺した安が送り込まれた刑務所の独房、それは完全に世の中から遮断され脱獄不可能な空間を巧みな光と陰影、揺れ動くランプの炎を使い、その仄暗さと静寂の中の言葉のやり取りが一層の緊張感を高めさせて重厚に展開していきました。
報道された暗殺犯安のイメージと獄中で綴った手記からはまったくの別人のような人物像で、そこにはアジアの平和を願う清らかな意思が書かれていて、当時、侵略を推し進めようとしていた日本の政策、それを阻もうとした暗殺犯安に共感を覚えるところがありました。
脚本も素晴らしいし、役者皆さんの気迫の篭った演技力によって引き出された見事な舞台に魅了されました。
獄中での対話のシーンでの位置を反転させてどちら側の客席からも表情が観れるよう細部まで拘った演出も良かったです。