満足度★★★
新機軸
「おこめ」本編と「おこめ外伝」007編の2本立て
ネタバレBOX
「おこめ」本編
ポツドール米村亮太朗を投じて
毛皮族の「へなちょこ」な世界に
無軌道な暴力をミックスさせた
異種格闘技戦のようなストレートプレイ。
目が行っちゃってる米村の演技を
極端に芝居がかった演技で受ける毛皮族の女優たちの
レイプシーンの数々が凄い変で面白い。
しかしながら客席は完全に凍りつく。
明るく楽しくない毛皮族という新機軸。
毛皮族ファンには受けないだろうな~。
澤田育子が内田慈に見えた。
「おこめ外伝」007編
従来版毛皮族。
相当にグダグダなくだらなさに時折大爆笑!
町田マリーが「スチュワーデス物語」の堀ちえみを完コピ。
で、今日の昼に「ごきげんよう」に堀ちえみが出ていて笑う。
町田の物真似シリーズは面白いなぁ。丹波哲郎とか。
竜宮城のシーンの女優たちが可愛い。
こういうエネルギーに溢れたシーンの分量がもっと多いといいなと。
グダグダの部分とエネルギーが爆発する部分が、
絶妙のバランスで成り立っている時の
毛皮族が最も面白いと思うので。
満足度★★★★★
次回作も、見逃せません!
小劇場ならではの痛快おバカ芝居。
前作よりさらに面白く、くだらない
「粋な大人の夜の学芸会!」
ネタバレBOX
「村岡希美×高田聖子」の壮大でドラマチックなレイプシーン、
「千葉雅子×ワニ(着ぐるみ)」の貧弱でグダグダな格闘シーン、
「小林顕作×政岡泰志×伊達暁×信川清順」の無敵の出落ちアンサンブル。
イイ年した大人が何をやってんだかと、
日本が平和であることに改めて感謝できる
まさに「心の演劇」。
「大阪の婬売宿」が舞台になる
次回作も、もちろん見逃せません!
オムニバス芝居は鬼門
福原充則(ピチチ5)参加の
オムニバス芝居ということで期待して観劇するも、
玉砕。
複数の作家が戯曲提供するモノに
当たりを引いた記憶がない。
DNAが薄まるからな~船頭が多いと。
満足度★★
あま~い演劇
翻訳物独特のバタ臭い演技スタイルのミュージカル風演劇。
ネタバレBOX
とある外国のお姫様が、
困窮している庶民とのふれあいを通じて
人間的に成長するという
あんみつに生クリームとメイプルシロップを
たっぷりかけたような少女趣味的な物語。
お姫様役の真白ふわりが宝塚の娘役っぽいなと思っていたら
本物でした。 元宝塚劇団歌劇団 星組だそうで。
ロリキャラの子が唐突に下ネタ発言をしたり、
バタ臭い演技や嘘っぽい展開に
自虐的に突っ込みをいれたりするも
「お姫様物語」は粛々と進んでいく。
三鷹市芸術文化センターという公共ホールでやるなら
無理してポツドールやサンプル等をやるより
こういうお子様連れの方でも楽しんで頂けます的な演劇の方が
良いんじゃないの。と思いますがいかがでしょう?
宝塚歌劇団や東宝ミュージカルや
キャラメルボックス好きな人には多分オススメ!
ラストシーンで、キャスト全員による
KANの「愛は勝つ」の大合唱を見た時には、
汚れてしまった自分自身を再確認!
さぁ、ハバネロたっぷり振りかけた
パスタでも頂いてお口直しをしますかね。