ベンジャミン2号の観てきた!クチコミ一覧

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寒い日に薄着だと寒い

寒い日に薄着だと寒い

スマッシュルームズ

パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)

2017/09/08 (金) ~ 2017/09/10 (日)公演終了

満足度★★★★

個人的には、上京してからの不幸の連鎖のような展開は一番嫌いなパターンで、こういうお話にしてしまうのは作者の怠慢だと毒づいてしまうタチなのですが、今日観ていて嫌いになれなかったのは、主演の女優さんの熱量と、ちょっとどう言えばいいのか分からない彼女の不思議な魅力のため。むしろ芝居の前説・後説にあたるような、「素」として演じている部分の方が違和感があったくらい。

ネタバレBOX

ほぼ真ん中の1番前で観てたのですが、終盤、1m前で下着姿のまま芝居されたときはちょっと動揺。目を逸らすというのもそれはそれでヘンだし、注視し続けるのも気恥ずかしいわで困りました。
君の名前を藍色の空に呟いた。【ご来場ありがとうございました!】

君の名前を藍色の空に呟いた。【ご来場ありがとうございました!】

劇団えのぐ

南大塚ホール(東京都)

2017/09/09 (土) ~ 2017/09/10 (日)公演終了

満足度★★★

途中で感じた不穏な要素が本当になってくるので心配しましたが、それはまあ何とか。ただ、あれで締めるには、今一つ説得力に欠けた気が。

ネタバレBOX

この店の造りがどうなっているのか、ずっと気になってしまいました。店裏なのかと思ったらいきなり店内に入るし、かと思えば入口がある店前の道路(?)とそこは同ラインのようだし。誰がどのシーンで入口を使うのかは、多分演出上のルールがあったのだろうとは思うのですが…。
ハッピーママ、現る。

ハッピーママ、現る。

艶∞ポリス

駅前劇場(東京都)

2017/09/07 (木) ~ 2017/09/11 (月)公演終了

満足度★★★★★

観る前は、勝手に『ナイゲン』みたいな芝居なのかなあと想像してたけど、違ってましたね。あれに近いような体験をしたこともあって、すごく面白かった。歌もバカバカしくていいよ。

すずめのなみだだん!

すずめのなみだだん!

やみ・あがりシアター

Route Theater/ルートシアター(東京都)

2017/09/06 (水) ~ 2017/09/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

申し訳ないことに体調今イチの状態で劇場に向うことになってしまい、中に入ればBGMが正直なところ自分の苦手なタイプの曲だったりで、始まるまでは今日はあまり楽しめないかもと思っていたけど、いやー、面白かった。終わった頃には気分もよくなっていたので、これはヒーリング効果だったのか。

秋心SUMMER

秋心SUMMER

宰団紡人企画

ザムザ阿佐谷(東京都)

2017/08/17 (木) ~ 2017/08/20 (日)公演終了

満足度★★★★

舞台の熱量やキヨシロー、ギャグの空すべりも含め、自分がかつて夢中になって観てきた小劇場っぽさを久々に味わいました。おまけに最後はうるっとさせられちゃったりなんかして。

しょうちゃんの一日

しょうちゃんの一日

風雷紡

d-倉庫(東京都)

2017/08/16 (水) ~ 2017/08/20 (日)公演終了

満足度★★★★

狭山事件を題材にしながらも、「あの」部分を強調するのではなく、家族の物語として作り上げた2時間15分。面白いという言い方はちょっと不謹慎なのかもしれないけど、…面白かったんです。セットも秀逸でした。

雨季

雨季

演劇ユニットG.com

王子小劇場(東京都)

2017/08/16 (水) ~ 2017/08/20 (日)公演終了

満足度★★★

原作は遠い昔に読みかけて挫折。そういえばこんな話だったかなあ、と思いながら見てました。客席の位置を変えて、ロビーまで使った演出が面白かったです。休憩が入るものの、2時間半座るには椅子が悪くてお尻が痛くなりましたが。

ナイゲン(2017年版)

ナイゲン(2017年版)

feblaboプロデュース

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2017/08/11 (金) ~ 2017/08/21 (月)公演終了

満足度★★★★★

初めて「ナイゲン」観ました。凄え面白かった。最初どこに座ればいいのか分からなくて迷いましたが、別な側の席から観るとまた違った面白さがでてきそう。

10年ぶりぐらいに観劇モードに戻ってますが、このところ立て続けに面白い芝居に出会えて、とても嬉しい。

Beautiful

Beautiful

東宝

帝国劇場(東京都)

2017/07/26 (水) ~ 2017/08/26 (土)公演終了

満足度★★★★

びっくりしたのは場内の男比率の高さ。普通、帝劇や日生でのミュージカルというと女性が圧倒的に多く、男は多くても3割程度だが、これは今日主演の水樹奈々人気によるものなのか、6割以上男なのでは。開演前の男性トイレの混みようといったら。

公式サイトで見た動画だと、キャロル・キングっぽさでは平原綾香の方が明らかに上だったので、そちらを観ようと思ったが、日程が合わず水樹版に。とはいえ、声はキャロルではないものの、歌は達者だし、芝居の部分も悪くないし、ポップスファンにはたまらない選曲だし、十分楽しかった。ジェリー・ゴフィンとの結婚生活の破綻のプロセスが弱いので、第二幕でのキャロルの苦悩の部分があまり浮かんでこないのが難だけど。

ネタバレBOX

序曲が終わり、舞台は'71年にキャロルがカーネギー・ホールで「ソー・ファー・アウェイ」を歌うシーンから始まる。'96年にようやく発掘CD化された、有名なカーネギーでのライヴ。ここから回想となり、50年代末へ。アンサンブルによる「1650 Broadway Medley」は、「スプリッシュ・スプラッシュ」「ラヴ・ポーションNo.9」「ポイズン・アイビー」「ゼア・ゴーズ・マイ・ベイビー」「間抜けなキューピッド」「ヤケティ・ヤック」といった、ボビー・ダーリン、リーバー&ストーラー、セダカ=グリーンフィールドらによって書かれた、'58~'59年のブリル・ビルディング界隈の超有名曲で構成したメドレー。

あの当時の音楽出版社がいっぱい入っていたブリル・ビルディングというビルがあって、この頃のポップスをブリル・ビルディング・サウンドのような呼び方をすることがあるけど、このビルの住所はブロードウェイ1619番地。ゴフィン=キングやマン=ワイルのチームが参加していたアルドン・ミュージックが入っていたのは、筋向いの1650番地の方のビル。だからブリルの1619ではなく「1650 Broadway Medley」となる。ニール・セダカはアルドンだったが、リーバー&ストーラーやポーマス=シューマン、バリー=グリニッチが入っていたのはブリル・ビルディング内の事務所だったので、この『ビューティフル』の第一幕から第二幕途中までは、マン=ワイルとの競い合いを中心に描かれる。

ということで、半分以上をゴフィン=キングとマン=ワイルの曲が占めるのだから、ポップスファンにとっては(日本語詞の違和感はあるとはいえ)とても楽しい。水樹キャロルはやっぱりキャロル・キングという声ではないが、舞台姿は思ったより悪くなくて、歌の方も慣れてくると気にならなくなってきた。

第二幕はジェリー・ゴフィンの浮気、結婚生活の破綻など、キャロルの停滞期から復活へとなるのだが、「プレザント・バレー・サンデイ」や「朝日のない街」のあとで、マン=ワイルがNYのクラブで'62年の「アップタウン」を聴いているというのは、ちょっと強引すぎる感も。終盤は『つづれおり』の楽曲が続き、またカーネギーのシーンに戻るのだが、ここでのタイトル曲はやっぱりキャロルっぽさがないのが痛い。おまけにこのカーネギーのライヴが行われた時点では、まだグラミーも何も獲っていないので、ライヴ開始前のすでにグラミーを何部門も獲ったようなアナウンスで、あれっ?となってしまった。
イリクラ ~Iridescent Clouds~

イリクラ ~Iridescent Clouds~

イリクラ製作委員会

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2017/08/09 (水) ~ 2017/08/13 (日)公演終了

満足度★★

休憩なしの2時間40分と聞いたときは、ちょっとげんなりしましたが、終わってみればそんなに長く感じませんでした。ただ始めの1時間は、このままだと辛いなと思ったのも事実。終盤の盛り上がりでなんとか結果オーライに。

ここの部分の歌要るかなと思ったのが結構あったのと、内輪ネタ?らしき引き延ばしが気になりました。これで上演時間が長くなってるのであれば、何だかもったいない。それを常連の皆さんは喜ぶのかもしれないですが。

ルート64

ルート64

ハツビロコウ

【閉館】SPACE 梟門(東京都)

2017/08/05 (土) ~ 2017/08/11 (金)公演終了

満足度★★★★★

凄かったです。イヤな事件を題材にしていて、胸が痛くなるようなシーンもありましたが、それでも2時間目が離せませんでした。

4人の役者さんはみな素晴らしかったですけど、特に開演前に案内をした岩野さんの舞台での変貌ぶりに、今日ファンになってしまいました。

上海バンスキング

上海バンスキング

Bunkamura

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2010/02/23 (火) ~ 2010/03/14 (日)公演終了

満足度★★★★

2010年3月13日 シアターコクーン
配役は各公演当日開演1時間前に発表ということだったが、吉田日出子のマドンナは変わらずとして、波多野が串田和美、バクマツが笹野高史、弘田が小日向文世、白井が大森博史、ラリーが真那胡敬二だから、自分が'92年に観たキャストと多分同じはず。もっともその頃は、まだ吉田、串田、笹野の3人ぐらいしか知らなかったけど。第一幕は観ているうちに話を思い出してきた。串田さんの声が聞き取りにくいのは前と同じ。一幕最後のデコさんの歌、アカペラの入りから、しばらくピッチがずれたのは残念。

第二幕は若干長いなあと思ったのは前も一緒だけど、上演時間をみると、一幕が1時間20分、二幕は1時間40分だから、そう思ったのも無理はない。前に観たときに気になった阿片中毒の幻想シーンは、今回もやや長いとは思ったものの、身構えていたせいか、前回ほどダレなかったかな。それでもいくつかのぐっとくるシーンや、カーテンコールの演奏は、観に来てよかったと思わせてくれるに充分。最後のロビーコンサートも物凄い盛り上がり(2階席から下りるのは大変だ)。

レ・ミゼラブル

レ・ミゼラブル

東宝

帝国劇場(東京都)

2013/04/23 (火) ~ 2013/07/10 (水)公演終了

満足度★★★

2013年4月27日
新演出版の『レ・ミゼラブル』プレビュー公演。今月24日から始まっており、本公演は5月3日から。当初バルジャン役に予定されていた山口祐一郎が休養降板となってしまったため、バルジャン役3名は舞台を観たことのない人ばかりで、誰の日を選べばよいのか分からず。この日の主要キャストは以下の通り。

 ジャン・バルジャン 吉原光夫
 ジャベール 川口竜也
 エポニーヌ 笹本玲奈
 ファンテーヌ 里アンナ
 コゼット 若井久美子
 マリウス 原田優一
 テナルディエ KENTARO
 マダム・テナルディエ 森公美子
 アンジョルラス 上原理生

プレビューということもあるのか、まだ固まっていない舞台で、マイクトラブルも1回。

ネタバレBOX

新演出版では、舞台の盆廻りがなく、バリケードが内側からしか描かれないので、ガブローシュが弾薬をとりに行くシーンや、戦いのあとでバリケードの外で死んだ学生のシーンがない。エポニーヌも、これまではマリウスに頼まれたコゼットへの手紙をバルジャンに渡したあと、バリケードに戻ってくる際に撃たれていたという設定だと思うが、今回はバリケードに戻ってから銃撃戦が始まり、マリウスを助けようとして自分が撃たれ、息絶えるという設定に。

バルジャンがマリウスを担いで下水道を進むシーンでは、奥のスクリーンに方向に合わせた映像が使われたが、あまり奥行き感が出ない。これは序盤の映像もそう。舞台の両端からのびた壁側にもセットがあり、その窓から人物も顔を出すような演出がとられていたが、「ワン・デイ・モア」ではテナルディエ夫妻の登場をここからにしてしまい、バルジャンとコゼットも家の2階の窓に出て、学生たちの列がぐっと前に出てくる。でもこういう重唱のナンバーって、異なる集団や場面が同じフレームの中に入るからこそ意味があるような気がするんだけどなあ。とはいえ、'87年の初演も開幕早々と5か月後では雲泥の差の舞台になっていたから、今後に期待。
レ・ミゼラブル

レ・ミゼラブル

東宝

帝国劇場(東京都)

2011/04/12 (火) ~ 2011/06/12 (日)公演終了

満足度★★★★

2011年5月14日 帝国劇場
初演以来、何度となく観てきた『レ・ミゼラブル』も、10周年記念の'97年を最後にしばらく離れていたが、オリジナル演出版としては最後になるとのことで、スペシャルキャスト公演と銘打った、歴代主要キャストの出演日を選んで鑑賞。今井清隆がバルジャン、鹿賀丈史がジャベール、テナルディエ夫妻が斉藤晴彦と鳳蘭、エポニーヌが島田歌穂、ファンティーヌが岩崎宏美、マリウスが石川禅、アンジョルラスが岡幸二郎、司教が林アキラ。コゼットは今回の公演キャストの中から神田沙也加。初めて観た今井バルジャンだが、これまで観たバルジャンの中では一番よかった。鹿賀ジャベールは'87年初演時のあの素晴らしさを思うと、やや残念な出来。岩崎宏美は、ファルセットが多くなり、ぎりぎりこなしている感。素晴らしかったのは石川マリウス。これでこの演出版を観るのも最後かと思うとやっぱりしみじみさせられた。

阿片と拳銃

阿片と拳銃

劇団M.O.P.

紀伊國屋ホール(東京都)

2008/08/06 (水) ~ 2008/08/18 (月)公演終了

満足度★★★★

2008年8月9日 新宿・紀伊国屋ホール

劇団M.O.P.第43回公演。残り3年で解散するのだそうで、年1回公演、残り3公演の1発目。'89年の第14回公演『HAPPY MAN』を観て以来、'95年の第27回公演『ちゃっかり八兵衛』あたりまで、この劇団の舞台はよく観ていたけど、90年代半ばからしばらく観劇から離れてしまっていたので本当に久々。

'39年の上海、'59年の京都、'79年の浜松を行き来するお話で、冒頭が'79年の冬で、同年の夏の話も挟みこまれるから、結構時系列が入り乱れているけど、その辺の違和感はないので、上手くなったなあとしみじみ。個人的には終盤の処理が好きじゃないけど、これは趣味の問題か。おまけの「歌」も同様。でもサービス(しかも残り3回)だというのなら、文句を言っても仕方ない。

嵐が丘

嵐が丘

松竹

日生劇場(東京都)

2015/05/06 (水) ~ 2015/05/26 (火)公演終了

満足度★★

2015年5月9日 日生劇場

ヒースクリフ役の山本耕史はともかく、堀北真希のキャサリンってのは何だか柄に合わないような、ブロンテだったら、むしろ姉・ブロンテの『ジェーン・エア』の方がいいような…とか思いつつ鑑賞。 戸田恵子がさすがの安定感だったが、一番よかったのはイザベラ役のソニンかも。本作が縁で主役の2人がめでたく結婚となったのであれば、それはそれで記憶に残る舞台と言えようか。

ネタバレBOX

今回の舞台はオケピットがあり(小編成だから、X番台3列分の下手寄り1/3ぐらいのスペース)、生演奏というのはよかったものの、音楽がいくつかの場面でこけおどし的なのは難。

一番の問題はセット/美術で、「嵐が丘」という荒涼たる世界観が伝わってこない。お話はほぼ原作の全部に渡っているのだが、一幕は全体的に精彩に欠け、原作通りにキャサリンが亡くなる二幕途中から、皮肉にも舞台が活き活きし始める。ただ、ラストの画があれでは。
ブロードウェイミュージカル「ジャージー・ボーイズ」

ブロードウェイミュージカル「ジャージー・ボーイズ」

キョードー東京

東急シアターオーブ(東京都)

2015/06/25 (木) ~ 2015/07/05 (日)公演終了

満足度★★★★★

2015年6月27日、シアター・オーブ。
舞台は1幕が約75分。20分の休憩を挟んで2幕が約60分。特に1幕は歌いまくりという印象で、裸舞台に近いようなシンプルなセットでありながら、素早い道具の出し入れや、キャットウォークの使い方、プロジェクションの効果などで、あれよあれよと進んで行く。女性陣も、3人だけで妻・娘・愛人・ウェイトレス・客、そしてエンジェルスと全ての役をこなす。生バンドのドラマーは、舞台での演奏シーンに登場することも多いせいか2人いて、フォー・シーズンズのあのモタりかけ寸前のようなスネアを2人とも頑張ってコピーしていたし、映画版の音よりも安心して観ていられた。

映画ではスルーされた「悲しき朝やけ」での後ろ姿、映画版とは違う「ハリキリボーイ」の使い方など、この1幕は文句なし。2幕は時間が短い分、曲も減るのは仕方ないのだが、話が重くなってくる割には意外にあっさりとしていた感も。途中で脱退するニック・マッシのグループにおける重要性が、映画よりもちゃんと描かれていてよかった。映画も面白かったが、やはり舞台とは別物。カットされていた曲も多かったし、本国で「何であれしか歌わないの?」と思われたのは無理もないかも。

I GOT MERMAN

I GOT MERMAN

東宝

シアタークリエ(東京都)

2012/01/03 (火) ~ 2012/01/19 (木)公演終了

満足度★★★

2012年1月16日、シアター・クリエ。
新オーディションキャストの回。キャストは樹里咲穂、西国原礼子(SDN48)、Miz。この順番で書かれていたので、諏訪マリー、田中利花、中島啓江の役どころの順番なんだろうと思っていたら、諏訪さんを真ん中にした写真の並びに合わせて、オリジナルキャストも田中-諏訪-中島の順で書かれていたので、SDNの人が諏訪さんの役(実際にはキャストに合わせて少しずつ演出が違うから、同じ役とはいえないけど)。 田中さんの役どころの人がどうもよくないので、初めはこれがSDNの人かなと思っていたのに、樹里咲穂という宝塚の男役出身の女優さんだった。SDNの西国原という人はなかなか歌えるので、正直びっくり。ヒロインという柄とはちょっと違うけど、この人はミュージカルでもっと活躍できそう。

ミュージカル「ラ・マンチャの男」

ミュージカル「ラ・マンチャの男」

東宝

帝国劇場(東京都)

2015/10/04 (日) ~ 2015/10/27 (火)公演終了

満足度★★★★

2015年10月10日、帝国劇場。
2002年以降は、アルドンサ(今回からアルドンザになったらしいがどうして?)が松たか子だったが、産休だったこともあり、元宝塚の霧矢大夢に交替。彼女の歌を聴いたことがなかったのでネットで宝塚時代の動画を見ると、松たか子よりも声質がアルドンサ向きではないかと思えた。

ただ、登場のときの歌は悪くなかったのに、喋り始めるとどうも違和感というか、まだうまく馴染んでいないというか。少なくとも今日観た時点では舞台の足をやや引っ張り気味で、松たか子より身長も少し高いのに、こじんまりまとまり過ぎている感あり。それでもそこらの「舞台」とはまだまだ格が違う。最後の大階段を上るセルバンテスの背中。今回もチケット代の価値は充分あった。

ラ・マンチャの男

ラ・マンチャの男

東宝

帝国劇場(東京都)

2012/08/03 (金) ~ 2012/08/25 (土)公演終了

満足度★★★★

2012年8月19日、帝国劇場。通算上演1200回を迎えた日。

今日の舞台自体は、アントニアの声の調子が悪くてハラハラしたり、床屋役が余計な小ネタを入れたり、今ひとつだったように思うが、やはり終盤はぐっとくる。

特別カーテンコールで脚本のデイル・ワッサーマンの未亡人から、夫の「これを一番ふさわしい人に渡せ」という遺言に従い、本国でトニー賞を受賞した際のトロフィーが渡され、涙をこらえながら挨拶する幸四郎さんにもうるっときた。

ただ、最後に皆さんも一緒にと「見果てぬ夢」が歌われたけど、エンディングのサビなしでやたら転調するアレンジの方というのは、無理があったのでは?これで終わるのはちょっとなあと思ったら、最後に原語での独唱で締めてくれてホッとした。

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