まいっちんぐマチコ先生
舞台版まいっちんぐマチコ先生実行委員会
ブディストホール(東京都)
2018/05/03 (木) ~ 2018/05/06 (日)公演終了
満足度★★★★
アニメは当時見たことがないと思うけど、マチコ先生の絵柄とかキメのポーズには見覚えがあるくらいだから、それなりに流行ってたんでしょう。思いのほか序盤は快調だったのに、'80年にタイムスリップしてから更にハチャメチャになって面白くなるはずが、'80年の方がテンポがぬるくなるのが残念。マチコ先生はなかなかの好演。くだらなくて(褒め言葉ですよ)楽しかっただけに、脇の女の子たち('80年の方)の芝居をもう少し固めてほしかったなあ。
LADYBIRD,LADYBIRD
アリー・エンターテイメント
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2018/05/02 (水) ~ 2018/05/06 (日)公演終了
サイキックバレンタイン
たすいち
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2018/04/29 (日) ~ 2018/05/06 (日)公演終了
満足度★★★
たすいちは気になっていた劇団で、番外公演とはいえようやく拝見(sweet ver.)。期待が大きくなりすぎていたのか、中盤までは、自分の中では少々当てが外れた感が渦巻いていて、終盤ようやく落ち着きました。セットはとても効果的。bitter ver.が気になる…。
ラーメン
宇宙論☆講座
スタジオ空洞(東京都)
2018/04/27 (金) ~ 2018/04/30 (月)公演終了
開場直後から場内に入って、約30分あれを眺めることになった訳ですが、正直言ってこういうことをやって成功した舞台を見たことがないので、開演の時点で期待度はほぼゼロに。
前回の公演もそうでしたが、上演中のスマホ等による撮影はOK、むしろ積極的に撮って欲しい云々という案内があるのですが、困ったことに、これは撮ろうかなと思う瞬間がまったくなかった。前回は、なんだかんだいって10枚くらい撮った記憶があるのに。観る前は、帰りにラーメン食って帰ろかなと思ってたけど、食欲なくなってそのまま帰宅しました。
美愁
The Vanity's
APOCシアター(東京都)
2018/04/24 (火) ~ 2018/04/28 (土)公演終了
満足度★★★★★
会場のAPOCシアターは別の劇団の公演で1度だけ入ったことがありますが、そのときはこじんまりとした長方形ステージを囲むようにスペースが仕切られて、四方に席が組まれており、場内も薄暗くて狭っ苦しいイメージしかなかったため、今回入ってみて、ここはこんなスペースだったのかと驚きました。そもそもこんなに天井までの高さがあったことすら、前に入ったときは気付かなかったくらいで。
お話そのものにはそれほど目新しい要素はないのですが、そのビジュアル、演技、音楽、演出と、おそろしく完成度が高く、最後まで見入ってしまいました(怒りを覚えるようなお客さんがいましたが、それは☆には関係ないものとして、ネタバレで愚痴ります)。チラシの写真、タイトルにもちゃんと意味があったのだなと感心。恒例のアフターライブもあって、贅沢な時間でした。
青春超特急
20歳の国
サンモールスタジオ(東京都)
2018/04/19 (木) ~ 2018/04/29 (日)公演終了
満足度★★★★★
2度目。公演中、カラオケナイトと称する回が3度あり、この日はその3回目。湯口光穂さんのカラオケから始まるという、先日とは違う演出。この前観たときには、とにかく序盤の勢いに圧倒されて、その分後半ではちょっと疲れも感じたのだけど、今日改めて観て、それは高校生活の後半のシーンの数々、もう新入生の頃のように無邪気なだけではいられなくなってきた苦さが、自分の胸を刺してたのだなと。それでも☆5つ付けたくなるのは、批評めいた御託云々じゃなく、単純にこの芝居が大好きだから。登場人物みんなが愛おしい。
リチャード三世
芸術集団れんこんきすた
アトリエファンファーレ高円寺(東京都)
2018/04/19 (木) ~ 2018/04/22 (日)公演終了
満足度★★★★
先日、久しぶりに読んだ漱石の『倫敦塔』に「帝王の歴史は悲惨の歴史」云々とか、沙翁(シェイクスピア)の『リチャード三世』の描写に触れているくだりがあったりして、そういえば『リチャード三世』は、30年ほど前に斜め読みしたことがある程度だったなあ、しかし何故自分はこれを手にしたのだろうとしばらく考えていましたが、藤木孝さんが80年代半ばに『ロッキー・ホラー・ショー』のフランクを演じた際のインタビューで、今後演じたい役は?の質問に、いつかリチャード三世を演りたいと答えていたのがきっかけだったと、ようやく思い出しました。何れにしても、内容はおぼろげにしか覚えておらず、今回の舞台、休憩なしの2時間半と聞いて不安もありましたが、非常に面白く感じました。特に女優さんがみな素晴らしかった。
青春超特急
20歳の国
サンモールスタジオ(東京都)
2018/04/19 (木) ~ 2018/04/29 (日)公演終了
メリー・ポピンズ
ホリプロ/東宝/TBS/梅田芸術劇場
東急シアターオーブ(東京都)
2018/03/18 (日) ~ 2018/05/07 (月)公演終了
満足度★★★★★
4月14日17時の回
メリー:平原綾香、バート:柿澤勇人、ジョージ・バンクス:駒田一、ウィニフレッド:木村花代、バードウーマン/ミス・アンドリュー:島田歌穂
ミス・アンドリューは映画には出てこないキャラクターだが、トラヴァースの原作2作目『帰ってきたメアリー・ポピンズ』に登場する、父親ジョージ・バンクスが子供の頃に恐れていた子守。楽曲は映画版のものが全て使われているわけではなく、何曲かカットしている代りに新たに曲を追加し、曲順なども再構成。3階のB席で観たが、サービス満点の舞台で、これならリピーターになる人が出てくるのも分かる。
組曲~touch 2 you~
touch my brassiere? company
上野ストアハウス(東京都)
2018/04/13 (金) ~ 2018/04/15 (日)公演終了
満足度★★★
正直なところ途中までは、うわー、面倒臭い登場人物ばかりで、人の出し入れも含めて面倒臭いお話だなあ(失礼)と思いながら観てたのですが、不思議と観終わったあとの印象は悪くなく、気持ちよく帰途につけました。
誰も寝てはならぬ
feblaboプロデュース
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2018/04/12 (木) ~ 2018/04/18 (水)公演終了
ピヨピヨレボリューション公演『Gliese』
オフィス上の空
ザ・ポケット(東京都)
2018/04/03 (火) ~ 2018/04/08 (日)公演終了
満足度★★★★
前説もよかったし、本編に入ってからはまず冒頭の歌でグッともっていかれた。歌・ダンスだけじゃなく、登場人物の出し入れなども含めて素晴らしいと思ったが、ここで期待が膨らみ過ぎてしまい、それ以降も面白かったんだけど、冒頭部分の出来に比べるとやや物足りなさも。主役の子の声質がちょっと弱くて(といっても、この面々の中ではということですが)、群唱のときなどは埋もれ気味だったのは残念。Wキャストの東理紗は本日のこの公演が楽日。明日からは同役を春名風花がやるのだそうだが、こちらも観てみたい。
高校演劇マルシェ
高校演劇マルシェ
中野スタジオあくとれ(東京都)
2018/03/30 (金) ~ 2018/03/31 (土)公演終了
満足度★★★★
考えてみれば「高校演劇」っていうものをこれまで1度も観たことがないので、所謂高校演劇らしい芝居というのがそもそもよく分からないのだが、『※この高校4年生はフィクションです。』の話の中に出てくる審査員みたいのがいる世界なのかと思うと、これまで接してこなかったのは正解のような気がする…のに、今日のような舞台を観るとそれもまた違うのかなと。
漂流
HitoYasuMi
ワーサルシアター(東京都)
2018/03/28 (水) ~ 2018/04/01 (日)公演終了
満足度★★★
HitoYasuMiさんは今回初めて観ましたが、以前のチラシや公演記録などの印象から、(こちらの勝手な思い込みなんですけど)ここまでシリアスなものをやるとは思っていなかったので、その点では想像と違ってました。川村さんは、以前水中ランナーの舞台を観たことがありますが、大村さん、飯坂さんも魅力的でした。
彼女は二度ベルを鳴らす
空想実現集団TOY'sBOX
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2018/03/28 (水) ~ 2018/04/01 (日)公演終了
満足度★★★★
序盤からしばらくはどうもノレず、これは自分には合わないのかもと思っていたら、小説が動き始めてから、それも暴走し始めてから舞台が活き活きしてきて、ぐっと引き込まれました。
人間になったらしい
サッピナイ
ひつじ座(東京都)
2018/03/24 (土) ~ 2018/03/25 (日)公演終了
満足度★★★★
初日マチネ。「札比内」という地名につられて、美唄とかあっちの方だったかなと思いながらチケプレ応募してしまいました。席について、まずセットのチープさに愕然としたものの、これは芝居が進むうちに何故かあまり気にならなくなってきました。「日常にちょっとしたSFを」がコンセプトとのことですが、ここでの「SF」は(言い方は悪いけど)ヘンテコな前提とでもいった要素なので、所謂「ザ・SF」的な舞台を想像するとあてが外れるかも。何というか、仄々と可笑しかった。
うみべのクロノス
人間機械
遊空間がざびぃ(東京都)
2018/03/21 (水) ~ 2018/03/25 (日)公演終了
満足度★★★
好きなタイプの話かと言われれば決してそうではなく、個人的にはどうしてこういうお話を書きたいのかなあと思ってしまうような、よく言えば重たいテーマ、早く言えば嫌な話ですが、スペースを上手く使った配置などは面白かったです。椅子席は2列ありますが、上段の席は照明等に頭をぶつけやすいのでご注意を。
To all passengers
製作委員会
明石スタジオ(東京都)
2018/03/21 (水) ~ 2018/03/25 (日)公演終了
ロミオとジュリエット=断罪
クリム=カルム
スタジオ空洞(東京都)
2018/03/20 (火) ~ 2018/03/25 (日)公演終了
満足度★★★
ロミオがジュリエットに出会う前、恋焦がれていた女性ロザラインは、シェイクスピアの戯曲では名前しか登場しないそうですが、例えばゼフィレッリ版の映画ではクレジットに役者名こそ出ないものの、ちゃんと登場するし、その名前も記憶していたので、今回の舞台の説明文にロザラインが「劇中には登場しない人物」と書かれていたのを読んだときは、「へっ!?そうだったっけ?」と原作ちゃんと読んでないヤツ感が丸出しになってしまったわけです。そういえば6~7年前に、このロザラインの視点でアダプトして、舞台を現代に置き換えた小説の映画化で、キーラ・ナイトレイに交渉中とかの話が出ていたけど、その後ニュースを聞かないから頓挫したのかもね。今回はそのロザラインが重要な役どころで出てきて(代わりに出てこない原作の登場人物も)、ベンヴォーリオとの関係なども含め、全体の人物関係もやや改変。
プープーソング
劇団きらら
北とぴあ カナリアホール(東京都)
2018/03/16 (金) ~ 2018/03/18 (日)公演終了
満足度★★★★
池田さんの挨拶というか、この公演の内容説明みたいな話があり、そこからとても自然に舞台が始まるので、まるで落語のマクラのようでした。役者さんがみな達者だなあと思いましたが、はまもとゆうかさんという若い女優さんが特に印象的でした(名前を覚えときますね)。