ヨコワケハンサムの観てきた!クチコミ一覧

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狐狸狐狸ばなし(再演)

狐狸狐狸ばなし(再演)

トム・プロジェクト

本多劇場(東京都)

2007/09/01 (土) ~ 2007/09/09 (日)公演終了

満足度★★★★

ラサール石井の懐の深さ
ラサール石井は本当にお芝居を愛しているのでしょうね。いとおしむような落ち着いた演技にぐっときました。軽演劇なのに。

犬顔家の一族の陰謀

犬顔家の一族の陰謀

劇団☆新感線

サンシャイン劇場(東京都)

2007/08/11 (土) ~ 2007/09/09 (日)公演終了

満足度★★★

橋本じゅんが圧倒的に面白い
まじめな役者さんが必死で笑いをとりにいく古臭い不器用さが、笑いを倍増させている。橋本じゅんがとにかくよかった。近年の彼は充実している。昔、不器用なところが、ただ不器用なだけで残念な空気がまとわりついていたことが嘘のようだ。積み重ねることって大事なんですね。

ネタバレBOX

あと蛇足だが、クドカンは、筋を説明する役回りにされて、ちょっとかわいそうだった。お話は単なるパロディに失敗しましたねってところでしょうか。
ロマンス

ロマンス

こまつ座

世田谷パブリックシアター(東京都)

2007/08/03 (金) ~ 2007/09/30 (日)公演終了

満足度★★★

チェーホフしらなくても楽しめる
チェーホフの著作を題名くらいしか知らない無学な私も、楽しめました。なんといってもキャストの方の誰もがお芝居がうまくて。ただ感動というには、他人事に聞こえてしまい。いまいちチェーホフの悲しみが伝わってこなかった。淡々した展開がそうさせるのか、ドラマチックすぎる状況がそうさせるのか、よくできたお話だとは思うのですが。そうなんです、よくできたお話で、3時間の長丁場を、まったく飽きることがありません。上質なお芝居であることにまちがいありません。

ネタバレBOX

チェーホフの少年期から晩年を役者を入れ替えながら、演じていく趣向が演劇的で楽しめました。一人でも下手な役者がいたらできない。それぞれが上手いから成立する演出ですね。
松さんは唄がうまいです。アイドルみたいな曲のCD出している人とは思えません。
休憩中、劇場横の喫煙スペースに現れた作者は、どうみても老人然としているのに、この物語の面白さはなんなでしょう!
キャバレー

キャバレー

パルコ・プロデュース

青山劇場(東京都)

2007/10/06 (土) ~ 2007/10/21 (日)公演終了

満足度★★★

女房を質に入れる必要はない。
予算はたっぷりあるはずだ。使いきれていない。芝居のレベルは高い。しっかりした原作、期待を裏切らない松尾テイスト、確かに楽しめるのだが、物足りない。期待しすぎなのだろうが(キレイみたいな抜け方を)。まとまったお金の唄ほどの残念な感じは決してないが、物足りない。この芝居のために女房を質に入れる必要はない。次に期待してとっておいたほうがいい。
あと、キャストを大々的にオーディションした割には、ただのアンサンブルでしかなく、そうした面も物足りなかった。

ネタバレBOX

小松和重さんが、休憩終わりに客席をいじります。この日は、自分の唄(ソロ)のときに、初めて拍手が起きたらしく、それを大変喜んでいること告白。演技も含め楽しい人だなあと思いました。秋山さんと小松さんのシーンが一番松尾テイストにあふれてて面白かった。
ミザリー

ミザリー

コマ・プロダクション

シアターアプル(東京都)

2007/09/29 (土) ~ 2007/10/10 (水)公演終了

満足度★★★

小日向さんがキュート
登場人物が2名しかいない。それでもさすがに渡辺えりと小日向文世、安定感のあるお芝居を見せてくれました。満足です。過去、映画で見たことがある私には、映画の印象が強すぎるので、つい照らし合わてしまうことが残念ですが、それでも尚、お二人は高いレベルで奮闘していたのではないかと思います。

ネタバレBOX

演出面で不満足だったのは、暗転を多用してしたこと。時間の経過を表現するのには、しょうがないのかもしれませんが、ただ暗くなるだけでは、うまく弾みだしたテンポが、いいところで中断されるような感じがしました。

カーテンコールで渡辺えりさんと肩を組んで、うれしそうにする小日向さんが、とてもキュートでした。

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