進むが為に鐘は鳴る
お芝居空間イスモナティ
ART THEATER かもめ座(東京都)
2016/04/21 (木) ~ 2016/04/24 (日)公演終了
ひとりよがりにならないこと
この間見た「傍らの世界」がかなりひとりよがりな芝居だったので、そうではないことを期待する
あれはテーマ的にも優しい嘘(またそれが本当の意味で相手を思ってのことではなく自分をかくまう嘘だったり)とかなりひとりよがりのものだったが
芝居も会話していなかったりキャラの存在も意味がわからなかったり急に怒り出したりうるさかったり無駄が多かったり、歌もダンスも中途半端だったのでもう少し客を引き寄せる芝居をしてくれ
可愛い女性やカッコいい男性、生きる人というのはあのようにカタチで作られるものではないことを知ってほしい
単純にいろんなものを使いこなせてない
脱線したが、今回も魔女や精霊などファンタジックな要素を出すらしいが、それにはこちらを引かせないだけの何か演出や役者(雰囲気だったり逸脱している光るものだったり女性であれば華だったり透明感だったり、そして裏打ちされた技術を持ち合わす役者)を用意しないと難しいと思って欲しい。それがある役者は普通の人間の格好で架空の存在(神や天使や精霊)も演じられるのだ
ファンタジックの成立のそのおもきは役者にあると思うのだが、とりあえず傍らの参加者にはそれが出せる役者がいないので他の人に期待したい
日常の中にそのような役を盛り込むなら尚の事、その違和感を解消してもらわないと見ているこちらは気持ちが悪い。中途半端だったりちゃかしていたりするようなファンタジック要素は、ただ衣装を着たい、やりたいだけにしか見えない
単純に会話としての芝居も精進して欲しいので、ひとりよがりにならない、それをテーマに頑張って欲しいと思い書いた
ひとりよがりにならない、ひとりよがりは成長を止める