満足度★
観劇から日が経ち改めて思い返してみた
問題作という告知tweetを見かけ気になった劇団だったが
ネタバレBOX
扱ってるテーマが重たいだけで本としてはまったく厚みがなく薄い作品であった。重たいテーマだからこそファンタジーというクッションをいれたのかはわからないが七不思議の内容も七不思議自体もこじつけにしか思えない。記憶探しも後半のためにとりあえずやっているように見えたうえにひとつひとつが雑に流れていた。主人公の妄想のなかも七不思議になった同級生たちも果たしてどれだけ現実世界とリンクしているのかも首をかしげる曖昧さ。
問題作・毒・過激と告知していただけにこの劇団の天井が見えて残念。腑に落ちないこじつけ感の否めない箇所がかなりあったこの作品を完成品としてだし劇団の伸び代を感じさせないどころか天井を感じさせてしまった脚本家の自意識は責任が大きいだろう。
イジメの経験があるというのもありこのテーマでこの薄さしか感じられなかったことを半ば呆れ書き込んでしまったが役者は直向きに演じていたのであろうことは伝わったので役者への★ひとつ。