
ゲルダ
となりのパンダ s
溝ノ口劇場(神奈川県)
2026/02/10 (火) ~ 2026/02/15 (日)上演中
予約受付中実演鑑賞
満足度★★★
戦場カメラマンの代名詞でもある、ロバート・キャパの誕生秘話。
Cチームを観劇。
魅力ある題材なんですが、ロマンスに重点が置かれてる感じでして。
時系列がわりとバラバラに提示されるのですが、あまり効果的とは思えなかった。
どういうことだ?って興味より、わかりにくさのほうが勝っちゃったかも。
実力ある声優達による朗読劇なので、場面場面の吸引力は高かったです。

音楽劇 百夜車
あやめ十八番
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2021/10/29 (金) ~ 2021/11/02 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
早稲田小劇場どらま館での、JDTA上映会で鑑賞。
劇場で生でも観ておりますが、映像で大画面で観るとまた一味違いますね。
あやめ十八番の映像は、カラーズさんによるってのも大きいかも(編集での切り取りかたが秀逸)
これは秀作ぞろいのあやめさんの中でも、特に面白いって言える作品の一つだと思います。
実際の事件をモチーフ的に。ゴシップ誌の記者が被告に接見するための姿を百夜通いになぞらえて。
芸術の美しさもありながら、ゴシップ誌的な猥雑さもあわせて。
当時の話題でもあった裁判員制導入なんかも取り入れて。
めくるめく舞台がミステリアスに描かれます。
初見時は圧倒されてしまって、すごいダークでシリアスな印象が残っていたのですが。
あらためて観ると、色々と遊びゴコロがたっぷり詰まってることにも気づきました。
※本来、無料カンパ制は星評価つけない方針ですが、こちらは実際に劇場で観てるので改めて。これ観たころは、こりっちに感想を残すって習慣無かったのです。

江戸系 宵蛍
あやめ十八番
吉祥寺シアター(東京都)
2020/11/12 (木) ~ 2020/11/16 (月)公演終了
映像鑑賞
早稲田小劇場どらま館での、JDTA上映会で鑑賞。
円盤は持ってるのですが、大きな画面で観ると一味違いました。
あやめ十八番としては珍しい社会派的作品。
先日観たトラッシュマスターズの『わたしの町』と偶然だけど被る部分があった。
変わる故郷、そこに生きる人たちの想い。
空港側、反対運動側。どちらかに肩入れしすぎてないのが良かった。
こちららしい、巧みでち密な演劇的想像力で描かれたのは。
ここでは、こういうことがあって、こういう人たちがいて、こういう想いが色々とあるってことなのかなって。
蛍の情景が美しかった。
※無料カンパ制の映像鑑賞会なので星評価はつけません。

「わたしの町」
TRASHMASTERS
新宿シアタートップス(東京都)
2026/01/29 (木) ~ 2026/02/08 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
ここは、そもそもベースの芝居の質が高く。
それぞれの思いや思想がぶつかり合うドラマが濃く。
決して安易な解決を出さない多角的な切り口。
ボリュームもたっぷりだけど、長く感じない。
一幕も良き芝居なんですけど、それを受けて二幕での広げ方が本当にうまい。
今作は、色んな世代の葛藤も描かれ。
肩の力抜ける、笑えたり微笑ましいシーンも多く。
討論劇?かったるいの嫌だなって人でも大変見やすい仕上がりだと思います。

平坂村事件
十七戦地(2026年1月31日に解散)
新宿眼科画廊(東京都)
2024/11/22 (金) ~ 2024/11/26 (火)公演終了
映像鑑賞
団体解散のラストに、3作品を無料配信。
この無料配信で観させてもらいました。
※無料配信の視聴なのですが、再見です。劇場で観ております。
これはね、シンプルに面白いんだよねえ。
人の死なない2時間サスペンス。
横溝正史的な田舎の町で、詐欺師が一山当てようとするが……。
いちいちキャラが良いし、テンポも抜群に良い。
えせ科学は現代でも問題で、そういうリテラシーを育む意義もあると思う。

オダマキとフクロウ
十七戦地(2026年1月31日に解散)
東京おかっぱちゃんハウス(東京都)
2023/09/20 (水) ~ 2023/09/24 (日)公演終了
映像鑑賞
団体解散のラストに、3作品を無料配信。
この無料配信で観させてもらいました。
※無料配信の視聴なので、星評価はしません。
歯ごたえのある、見ごたえのある、骨太い論争劇でした。
学者の戦争責任。
俎上に上げられた方を裁いてるうちに、それぞれの責任が暴かれていくっていう。
最後は良くも悪くも、度し難く人間だなって思わされました。

真夜中の影法師
十七戦地(2026年1月31日に解散)
ギャラリー&クラフト杜(東京都)
2022/12/01 (木) ~ 2022/12/04 (日)公演終了
映像鑑賞
団体解散のラストに、3作品を無料配信。
この無料配信で観させてもらいました。
※無料配信の視聴なので、星評価はしません。
コンパクトな作品ながら、面白かったです。
コロナ禍での公演だったそうですが。
アートスペースの存続危機のてんわやんわを……軽やかに、なんですが。
通常こういうのだと、まあ、色々あって最終的にはまとまって……にはならず、
意外な転がり方をして、なかなかシビアな着地点にたどりつきます。
演劇を観る側よりもやってる人たちへ、より響きそうだなって。

坊や、花火だ。逃げろ、空が落ちてくる
ルスバンズ
シアター風姿花伝(東京都)
2026/01/22 (木) ~ 2026/02/01 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
当日券で飛び込み。
めっちゃ良かった。
演劇の高品質は、アマヤドリ・クオリティだけど、肩の力が抜けて遊び心もたっぷりで。大上段に構えず、正しさよりも自分の目線みたいに感じました。

ママごと
ONEOR8
紀伊國屋ホール(東京都)
2026/01/21 (水) ~ 2026/01/27 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
面白かった。
凝った場面転換やシーンを二重に重ねるところ、なかなかテクニカルなことを、これ見よがしじゃなくやっちゃうところとか。歴史重ねてるところだなって感心したり。
お話も、ハートフルコメディのようで、なかなか……。
家族と愛のお話なんですけど。
それぞれの、過去があって、この人が正しいってならないのよね。逆にそれは、最近、苛烈に叩かれることも多い”不倫”まで含めて。人間ってままならないよねっていう、誰かを一方的な悪人にもしない視点で。
お互いさまで生きてるんだよなあって、思えたり。

コトノハスリット空論
ムリポプリズム
cafe MURIWUI(東京都)
2026/01/23 (金) ~ 2026/01/25 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
伝えたいことをまっすぐに伝えようとしてる芝居だと思いました。
こういう2段仕立て(不思議な世界とそのあとに見せる現実)の作品は落差がとても大切なので。
前半部分のわちゃわちゃ感で、もっともっと客席に引き込めたら、より良かったと思います。

星をみるひと
劇団三日月座
横浜国立大学 第一食堂下 共用室3(神奈川県)
2026/01/20 (火) ~ 2026/01/22 (木)公演終了
実演鑑賞
横浜国立大学唯一の公式演劇サークル、らしいです。
ちょっと存在に興味わいてて、やっと観られた。
タイトルが素敵なのよね。ファミコンの同タイトルとは無関係。
地球を宇宙人の視点で観察するSF話なんだけど制限あるなか、健闘してるなって。
6人のキャラ。それぞれいい存在感で、あと、演者のみなさん声が良いなって。
セリフもなかなか立ってた。
小さいスペースのなか、素舞台でって選択しないのも好感。
暗転が長かったので、そこはもう少し頑張って欲しかったです。
※基本無料のカンパ公演なので、星評価はつけません。

リアル、ちょっとムズい。
友池創作プロジェクト
駅前劇場(東京都)
2026/01/14 (水) ~ 2026/01/20 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
チラシのイメージと実際の芝居かなり違います。
一番の舞台になるのは、ホームセンターです。
そこで働く人々の人間模様に、闇バイトなんかも絡んでくる。
自分に重ねられたり、身につまされる場面があるんじゃないかな。
友池さんの過去作だと、”ヤミイチ”と”さかさまのテミス”を思い出したりしました。
こういう現実と、もう一つの世界(この作品だとオンラインRPG)を重ねて描いていくってのは、エンタメでも文芸でも、定番の一つだと思うのですが。
今作は、重ね方が面白くて、人間の関係性や内面の複雑さを演劇的に見せてくれる感じがとても良かった。
もう一つの世界によって現実で強くなったり、いや、そんなこと言わずそこで戯れるだけでもいいじゃないかとかもありますが。そういう着地点から、更にもう一歩進んでる作品だと思う。

クワイエットルームにようこそ The Musical
Bunkamura
THEATER MILANO-Za(東京都)
2026/01/12 (月) ~ 2026/02/01 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
とてもきちんとした、でも下世話なミュージカルで、楽しく観られました。
笑いのツボが自分とは違っていたんだけど、場内笑いが絶えなかった。
初出が20年前とのことだけど、この20年で世の中変わったんだなあって思ったりした。
現代の感覚との微妙に噛み合わない感じとゆうか、微妙な違和感はところどころに感じた。
ミュージカル化はされたけど、時代に合わせたアップデートみたいなのはされてないのかな。
ただ、このあたりのアップデートみたいなのは、必ずしもする必要無い気もする。
むしろ、更に数十年後に観たほうが地続き感が薄れて、普遍性で観られるかもしれない。

怪力乱神ヲ語ラズ
劇団肋骨蜜柑同好会
新宿シアタートップス(東京都)
2025/12/24 (水) ~ 2025/12/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
好感もてる芝居なんですが。物足りなかった。
ホラーでミステリーで学園もので。
そういった軸で楽しませながら、思春期の感受性やら、社会の違和感やらを乗せていく芝居なのかなって思うのですが。
ホラーやミステリー部分があまり良い出来とは言い難い。
怖くもないし謎への訴求力も弱い。
登場人物も多すぎるなって、キャラもエピソードも多すぎて散漫な印象。
きちんとした探偵役の主人公を明確にしたほうが寄り添えたかも。
あと、熱量上がるシーンが声張り上げすぎ、とも思ったかも。
そこじゃないところで、熱を伝えて欲しかった。
最後の畳み方とか、あ、そっちで行っちゃうんだって面白さがあったので。
その前段階がもっと良かったら、傑作になれる器あったかもしれない。
美術も役者も頑張ってるなって思いはあって、好感度は高かったのですが。

今日、誰のために生きる?
株式会社REVIVE
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2025/12/24 (水) ~ 2025/12/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
自己啓発本的内容で。
軸に、シャーマニズム、スピリチュアル、オーガニック信仰的なのがあり、自分はそこが苦手でした。
いいセリフとかもあるんですけどね。
朗読劇としては、ストレート芝居寄りで。
よく言えば良いところどり、批判的に言うならどっちつかず。
演者の方々は好演しており、子役も可愛かった。
追記。二回目観てきました(自分の長年の推しが出演してるのもあって)。
席が変わったからか、二回目だからか、なんですが。
一回目より、浸れた感じがあります。
苦手だなって思う部分はやはりあるんだけど、全体的にヒーリングミュージックならぬ、ヒーリングリーディングみたいな味わいがありました。
結局、3回観たのですが、リピートするたびに心地よさが増して、発見もあったので……満足度評価、星一つ足します。

『青の鳥 レテの森』『レテの霧 蒼の檻』
ハグハグ共和国
萬劇場(東京都)
2025/12/18 (木) ~ 2025/12/21 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
一日で2つとも観ました。自分の観た順番だと……、
『レテの霧 蒼の檻』
思い違いしていたのだけど、こちらは書き下ろしの最新作。
25周年の団体とは思えない瑞々しい作品で。
丁寧に描いたエピソードが現実の惨劇と出会った瞬間に涙腺が崩壊しました。
『青の鳥 レテの森』
初期作だけど再演を繰り返してる作品らしく。やるたびにその時に合わせたブラッシュアップはされてるそうで。
前半は特にコメディテイスト。ダンスも殺陣も生歌もあるっていう。
ふんわりメルヘンな印象だけど、実は地力、総合力がめちゃ高いハグハグ共和国って部分がわかりやすいかも。
どちらか片方だけでも不足はなく、一作品なんですが。
基底に流れるもの、重ねることでより深まる部分ってのはあって。
両方観たほうが満足度が高いです。
痛みを無かったことにはしないファンタジー。
安易な解決や解消は無い。
ハグハグさんのファンタジーは心のクッションというか、演劇や物語の力で寄り添ってくれるのです。

やばすぎっ
劇団ノックステージ
OFF OFFシアター(東京都)
2025/12/17 (水) ~ 2025/12/21 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
クリスマスの鍋パーティーっていう、まあ、今の時期に合わせた芝居なんですが。
そこは松森モヘーさんなので。
下北沢で、北沢っていう田舎町から上京した幼馴染たちが鍋パーティーをする。
こんぐらがる。
二人のゲスト。招かれた一人と、招かれざる同郷の一人。
実際に舞台上で”鍋”を作ります。
この生の食べ物の匂いの演出を、モヘーさんは最近好まれてるなって。
不思議と心温まる気分になる鍋マジック。
序盤こそとっちらかってる感じについていくのに、やや苦労しますが。
嘘って言葉が裏返るあたりからは、引き込まれた。
最後は想定外のやつが踊ってくれます。
面白かった。
幼馴染が集まることで、何かが開くってのは、スティーブン・キングっぽさを感じました。
あと、雪が降るんですよ。綺麗だったな。

今さら綻ばれても
江古田ぐるぐる
アルネ543(東京都)
2025/12/11 (木) ~ 2025/12/14 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
客席はL字の二面です。
制限ある場所だけど、色々と小気味良かった。
チラシのゆるいイラストやタイトルから感じる芝居とは良い意味で違った。
とぼけたコメディテイストだけど、まさかのミステリー。
二転三転する真相とリンクして、色々と引き寄せられたり考えられたりする。
シビアな部分を描いてるけど、深刻な作風にはせず。
社会派と言うにはミニマムでして、道徳的ミステリーと呼びたい感じ。
中学生、高校生にも観てもらって、色々と思考を巡らしてもらいたいなって思える芝居。

BABEL-バベル-
壱劇屋
CBGKシブゲキ!!(東京都)
2025/12/12 (金) ~ 2025/12/21 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
ヴェルスパイアの初日を観劇。
東京支部さんが5年くらい(構想20年以上らしい)かけた階段世界シリーズの一応の完結編。
こちらと言えばセリフの無いワードレス殺陣芝居が代名詞ですが、この階段世界シリーズは、セリフ有る作品群になります。
3時間近い大作(途中休憩無しです)を一気に駆け抜けます。
『荒人神』がここぞのヒーローの集結があるアベンジャーズの味わいなら、
『BABEL』はスーパーロボット大戦の味わいかも。複数作品の敵も味方も入り乱れます。
なので深読みする楽しみは、やはり過去作を見てきた人の特権ではあるんですが。
完全初見でも、楽しめる気がするなあ。
3時間とんでもない運動量で活劇が展開されて、色んな魅力あるキャラ、セリフが入り乱れます。
わからなくても感じればいいんだ。
(当日パンフにフルカラー!!のキャラクター相関図、用語解説のペーパーがはさまれてるので、心配なら一読を)

PROPS!
吉本興業
吉祥寺シアター(東京都)
2025/12/04 (木) ~ 2025/12/08 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
吉本興業とムシラセのコラボレーションは、漫才賞レースのバックステージもの。
”ゴドーを待ちながら”を下敷きに、来ない相方を待つコメディ。
作・演出の保坂萌(めぐみ)さんの過去作『つやつやのやつ』『ファンファンファンファーレ』と同じ世界観の最新作でもあります。
吉本興業とのコラボってことで、笑いに特化するのかなって思っていたら、照明や演出も派手なことはしないで、しっかりと演者を見せてくれる感じだった。
保坂さんのユーモアセンス、人間的欠点はあっても愛おしいキャラ。
視点が暖かい、居心地の良い芝居。