arugoの観てきた!クチコミ一覧

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長い正月

長い正月

20歳の国

こまばアゴラ劇場(東京都)

2023/12/29 (金) ~ 2024/01/08 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

暖かい電球色の照明に、ほっこり、しんみりした芝居かなって思ってたら、舞台上が数年単位でシームレスに進行していくので、かなりスリリングな観劇になりました。
今、地震速報を見ながら書いてるのですが、そんな人生のままならないところを象徴する奈落への階段の使い方も印象的だった。
舞台上の役者の細やかな演じ分けは、演劇的にとても面白くて。
100年にわたる家族の物語は、色んな感情を揺さぶられました。

直接関係ないところですが、芝居をやる時期だったり、来場特典だったり、終演後に甘酒をふるまってくれたり、そういう配慮がまた芝居と良い響き方をしてたと思います。

グーグス・ダーダ

グーグス・ダーダ

果てとチーク

北千住BUoY(東京都)

2023/12/14 (木) ~ 2023/12/17 (日)公演終了

実演鑑賞

舞台美術や役者、芝居の緊張感、シーンごとの質、全部申し分なしだったんだけど。
自分は楽しめなかったです。
でも今回に限って自分には合わなかっただけだし、そもそも持ってるポテンシャルはとんでもないと思ってますので、次も楽しみにしてます。
今回だって観なければ良かったとかは微塵も思ってないです。

天使の群像

天使の群像

鵺的(ぬえてき)

ザ・スズナリ(東京都)

2023/12/21 (木) ~ 2023/12/29 (金)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

2時間30分は長くて休憩欲しかったと思ったけど、最後まで集中力を途切らせずに観られたので、見応えある力作だったのは間違いないかな、と。
鏡を使った舞台美術やホラー映画的な音響はすごく効果的ではあったし、異空間にある楽しみは存分に味わえました。
が、逆にこういう見せかたが、ホンスジ部分を曖昧にした気がしないでもない。
ただ、この舞台のマジックが無かったら、集中力持たなかった気もするから、考えるところ。
作り手が感じる学校への違和感を感覚的に味わうって意味だと成功してるけど。
客観的に俯瞰的にこのテーマを理性的にって観方をしたいと思ったら、雑音が多い気も。

日本演劇総理大臣賞

日本演劇総理大臣賞

ロデオ★座★ヘヴン

駅前劇場(東京都)

2023/12/27 (水) ~ 2023/12/30 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

演出、脚本、役者、舞台美術、照明、音響、全体の構成、ほんとにスキが無い芝居だった。
適度に力の抜けるシーンがちゃんと用意されてるところまで含めてスキが無い。
描かれたのは時代と大きな演劇への愛情だったと思います。

なるべく強く踏みつけて、

なるべく強く踏みつけて、

あんよはじょうず。

新宿村LIVE(東京都)

2023/12/13 (水) ~ 2023/12/17 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

役者のスタイルの良さ、衣装、舞台美術、照明、音響、全部強かった。
ただ、個人的に、こういう展開、こういうシーンありそうって予感がして、それがことごとく出てきたんだよね。
浴びる、感じる系の芝居って、予想を超えた何かを観たいって思いがあって。
でもほんとに良く出来ていて、観てる間はいびつな世界、癖のあるセリフ回しにどっぷりでした。

 『南阿佐ヶ谷姉妹物語feat.まむおじ』

『南阿佐ヶ谷姉妹物語feat.まむおじ』

メディリリ

萬劇場(東京都)

2023/12/27 (水) ~ 2023/12/31 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

隣のきのこちゃんから続く中野裕理さん演出のゆりんぎWORLD。
馬鹿なことやってるドタバタコメディだろ……ただ、なんか一味違うとこがあるんですよね。
作風的には、高橋留美子+うすた京介って自分はよく説明するんだけど。そこにダンスやらなんやらがぶちこまれる。
インド映画っぽい楽しさかも。
おそらく深読みする観劇オタクほど、内容に困惑する気がしますが、それを一歩超えた瞬間に笑いの涅槃が広がってます。
普段、難解でわけわからない不条理な芝居の好むような人に試してみてほしい感もあったりします。

ここでそれ?あれ、今、何か起こっていた?
予断も油断もありませんが,、でもスジが通ってる気がしなくもない。
とにかく2023年みた芝居で一番笑った芝居でした。

フールズジャーニー

フールズジャーニー

ハグハグ共和国

萬劇場(東京都)

2023/12/14 (木) ~ 2023/12/17 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

「愚者たちの綺想曲」→「愚者たちの幻想曲」

の順に観劇。片方だけでも十分に満足出来ると思うんですが、両方観ると奥行き、広がりがグッと出てきます。
知らない人からすると、よくあるファンタジーでちょっと泣かす要素あるのかな?みたいに思えるかもしれないけど、
ハグハグ共和国さんは、羊の皮をかぶった狼とゆうか、芝居の質、深みともに、そこらの凡百のファンタジーとは一線を画します。
総合力が高い、もっと知られていい団体の一つだと思う。

R-20

R-20

Daisy times produce

萬劇場(東京都)

2023/08/16 (水) ~ 2023/08/20 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

お化け屋敷感がある舞台セットが良い出来で、キャラの個性やビジュアルも楽しい感じでした。

ワタシは神様にはなれない

ワタシは神様にはなれない

劇団YAKAN

王子小劇場(東京都)

2023/04/19 (水) ~ 2023/04/23 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

これ、快作で良かったです。
高橋留美子の作品や天地無用みたいな感じが好きな人なら、凄い楽しめると思う。
唯一惜しいと思ったのは、終盤のライブシーンでペンライトなんかの応援グッズ、手拍子をOKにしてくれたら、より楽しかったろうなって。

「シド・アンドウ・ナンシー」「ぬけ男、恥さらし」

「シド・アンドウ・ナンシー」「ぬけ男、恥さらし」

MCR

OFF OFFシアター(東京都)

2023/12/06 (水) ~ 2023/12/12 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

『ぬけ男、恥さらし』を観劇。
独特な言語感覚でゾクリとさせられるんだけど、実はほんとにピュアな愛の物語で。
良かったなあ。
この作品では踏み越えてない一線を越えて容赦を無くすと、『死んだら流石に愛しく思え』になるのかしら?と思いました。
が、今作は逆に越えてないところが魅力の愛すべき一作って感じでした。

劇団壱 CE A WEEK

劇団壱 CE A WEEK

壱劇屋

萬劇場(東京都)

2023/05/15 (月) ~ 2023/05/15 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

これ、結構本気なんですが、自分の好みだと、今年やった壱劇屋東京支部(これは、ほんとにド素人参加OKのWS公演ですが)の作品のなかで、ピカルーンの次に好きでした。
個人的に、ワードレス芝居のほうが好きってのもあるんですけどね。
今年のワードレス芝居はこれだけだし、オリジナルの新作だし。
演者自体を個々でみて、減点法でアラを探せば、いくらでも見つけられるんだろうけど。
全体の芝居をちゃんと俯瞰でみたら、チケット代をちゃんと取ってても、この公演に及んでない舞台はいくらでもある。
物語性も良かったし、演者さんたちの熱から伝わってくる色んな感情が確かにありました。
今年、観に行って良かったと思ってる公演の一つです。

ゆらりゆられ

ゆらりゆられ

teamキーチェーン

吉祥寺シアター(東京都)

2023/11/08 (水) ~ 2023/11/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

誰もが身近だけど当事者にならないとなかなか直視出来ない介護と家族のお話。
誠実で丁寧な描き方でした。

舞台「アサルトリリィ・御台場女学校-The Battle to Overcome-」

舞台「アサルトリリィ・御台場女学校-The Battle to Overcome-」

ピウス

こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)

2023/02/03 (金) ~ 2023/02/12 (日)公演終了

映像鑑賞

満足度★★★

観れば楽しいアサルトリリィ。
確か、これは配信で観た記憶。
わちゃわちゃしたシーンと、葛藤と激しい戦闘は、たぶん間違いなく。
ただ、どれがどれだったか物語的には、自分はごっちゃになりがちです。

屋根裏のバーニャカウダー

屋根裏のバーニャカウダー

劇団6番シード

新宿シアタートップス(東京都)

2023/10/25 (水) ~ 2023/10/29 (日)公演終了

映像鑑賞

満足度★★★

配信を鑑賞しました。
安心の6番シードさんって感じでした。
トップスはやっぱり階段つくりたくなるんだなって、そこで屋根裏っての流石だなって。

どん底長屋の狼男

どん底長屋の狼男

劇団 EASTONES

萬劇場(東京都)

2023/10/31 (火) ~ 2023/11/05 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

どん底長屋の舞台美術も含めた描き方が面白くて、泥爺のキャラが秀逸だった。
石田武さん演じる泥爺の存在感があることで、基本は勧善懲悪ものなんだけど、ワンクッションあるとゆうか。
泥爺という存在で、主役、敵役どちらもより魅力が出たと思います。

主役の金吉の幼少期と青年期が重なったところは、単純にかっこいいって痺れた。

シン・セイカツ

シン・セイカツ

ツイノ棲ミ家

下北沢「霞月坊」(東京都)

2023/01/28 (土) ~ 2023/01/28 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

元は洒落たカフェだったっぽい小さいフリースペースでの、本当に小さな小さな公演。
客も10人も入れない感じでした。
テーブルでの二人の会話を聞いてるだけでの演劇で、ドラマとかとも無縁だけど、これもいいもんだって思いました。

Fuzzy

Fuzzy

法政大学Ⅰ部演劇研究会

シアターバビロンの流れのほとりにて(東京都)

2023/02/24 (金) ~ 2023/02/26 (日)公演終了

実演鑑賞

やりたいことを形にするってのは、良いことだなって思います。

蒼き空には嵐は吹かず

蒼き空には嵐は吹かず

感謝の日々を

萬劇場(東京都)

2023/04/19 (水) ~ 2023/04/23 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

生き様が熱くてかっこいい芝居でした。

#48:WITCH III 星降る夢と13人の魔女

#48:WITCH III 星降る夢と13人の魔女

株式会社オラクルナイツ

シアターサンモール(東京都)

2023/05/06 (土) ~ 2023/05/13 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

人狼ですので、回ごとに色々と起伏があるんですが、自分が観た回はあんまり凄いことは無かったかな。
アサルトリリィのキャストが大勢出てる公演で、華やかさはとんでも無かったですね。

ヤミイチ

ヤミイチ

友池創作プロジェクト

新宿スターフィールド(東京都)

2023/11/09 (木) ~ 2023/11/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

友池さんの芝居のなかでもかなりダークな一作。
とは言え、バランス感覚にすぐれる作家さんなので、観てて目を覆いたくなるような過激な場面はなく、面白いシーンもたくさん盛り込まれています。
観てる人の立ち位置次第で、色んな刺さり方するんじゃないかなって。
初演も観ましたが、再演のほうがより現代的になった感じがあるかも。

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