かーつーの観てきた!クチコミ一覧

1-3件 / 3件中
The Last Rose Of Summer

The Last Rose Of Summer

HiRunder

ザムザ阿佐谷(東京都)

2015/06/02 (火) ~ 2015/06/07 (日)公演終了

満足度

もろもろセンスがない
友人が出演しているので、観劇。
商業という謳い文句を聞いていたので、正直がっかり。
4,000円は高いです。

ネタバレBOX

もちろん、中には楽しめた方が多いでしょうが。いや、むしろ楽しまれた方の方が多いでしょうが、いかんせん様々なところにセンスを感じなかった。
好みがあわなかったと言われればそれまでですが、まず4,000円のチケット料金をとるのであれば、もう少し観客目線に立つべき。
演出の意向なのか、舞台監督なのか、舞台上に星球か!と言わんばかりの蓄光テープ。
のほど暗転も多く、場転が多いのだと思っていたら、転換のほとんどがブルー暗転。話に集中できません。

役者も客席にセリフが届かないし、セリフをまず読めてすらいない。

2落ちという言葉もお世辞に聞こえるほどでした。

舞台装置も意味のない(というか想像仕切れない)ステップカットの模様があって、こちらも話の妨げに。
であれば、ラストシーンなどで、その幕を赤く染めるとかすればいいのに。

SEも、首を切るシーンがあったけど、ありきたり。ナイフのSEが全部一緒で単調。
あれだけ中盤にナイフ音を聞かせたなら、ラストの犯人の自殺は、自殺前にはMをかけておいて、きる瞬間に無音とか。
在り来たりだけどそっちの方が印象的。

ミステリーを題材にした舞台は確かに難しいですが、挑戦するならそれなりに。

制作さんも「少々お待ちください」が多い割には、所作が雑で残念だった。

4,000円は高いかな。
チームワークが無い。
覆面

覆面

MICOSHI COMPLEX

小劇場 楽園(東京都)

2015/05/29 (金) ~ 2015/05/31 (日)公演終了

満足度★★★★★

吸い込まれる時間
観客の一体感が素晴らしかった。
あの劇場だからってのもあるとは思うけど、観客が舞台にしっかり入り込んでいる空間になっていた。

集中の緩急の使い方がとても心地良く見れた。

早川脚本とは違う、新しい神輿の姿をみた気がします。

次回作も期待しています。

神なんかいない

神なんかいない

MICOSHI COMPLEX

荻窪小劇場(東京都)

2014/09/12 (金) ~ 2014/09/15 (月)公演終了

満足度★★★★★

覚悟と信頼と
作品は90分とまずまずの長さだったが、それを感じさせないテンポの良さと明瞭なストーリーで、集中を切らさずに見ることができた。
不条理ということで、少し抵抗がある人は多いかもしれない。私自身も不条理は苦手だが、不条理=暗い・重い という印象ではなく、爽快な喜劇的に進み結果、問いかけとして終わる不条理だったので清々しかった。

役者達はパワフルとはまた違うが、根性のある方々が揃っていたので、見応えがあった。魅力的に見えたのは役者個々の力も勿論だが、演出プランや戯曲の世界観を上手く染み込ませられていたからなのだなと感じ、演出家のキャストと作品への愛情を感じることができた。

どうやら初舞台の役者も居たようだったが、そのような不安感は無かった。

ただ、もう少し「締まる」ところがあってもよかったのかもしれないと感じた。それは戯曲というよりはカンパニーの空気感だと思う。
旗揚げなので、それはこれから作り上げていければいいと思う。

キャストと演出家が信頼して、覚悟をもって舞台に立っていると感じる芝居で、創作に対しての活力をいただける作品だった。

このページのQRコードです。

拡大