メンバー mi-kuni

身体、声、リズム、そして異形の物語、プリミティブな感性を呼び起こす集団『未國』。

我々「未國」は、日本の全ての芸能の起源は、- 祭り- にあると考える。
民謡、神楽、猿楽など、今もなお継承され続けている日本の伝統芸能において、かつては、階級、職業、宗教といった隔たりは存在せず、すべての人々が解け合い混ざり合った。
未國には、様々なフィールドで活動する表現者たちが集まり、この - 祭り- を創造の源泉とし、現代にプリミティブな感性を呼び覚ます舞台表現を目指している。


2002 年春。
東京に於いて、舞踊家・(邦楽／洋楽の)音楽家・美術家などのクリエーターが、前川十之朗の造り出す戯曲に賛同し、「未國」は結成された。
以来、毎年新作を発表し、2010年にはドイツに拠点を移しヨーロッパで活動をはじめる。

2012年、震災を機に帰国。
演出家、前川十之朗は2012年4月から独)防災科学技術研究所の委託を受け震災時のオーラルヒストリー取材を主な目的として三陸(大船渡市)に入る。その取材を通じ、様々なアーカイブ事業や郷土芸能をすくい上げる国際芸術際を開催するなどの事業を行うに至り、2012年秋、“みんなのしるし合同会社”を設立。未國も同会社の事業として活動をはじめる。
2013年、震災を題材としたミュージカル「いのちてんでんこ」を製作。
この１年で学校芸術鑑賞会、自主公演、外部委託公演などで上演している。