ひろりんの観てきた!クチコミ一覧

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子どもに見せたい舞台 vol.9「アンデルセン童話集」

子どもに見せたい舞台 vol.9「アンデルセン童話集」

NPO法人アートネットワーク・ジャパン(ANJ)

あうるすぽっと(東京都)

2015/08/08 (土) ~ 2015/08/16 (日)公演終了

満足度★★★

良い子ちゃんな舞台
大人も子供も楽しみやすい舞台というテーマだったせいか、
比較的ノーマルな作りで、あっさり目。
正直、平坦な内容で後半は睡魔と闘いながら拝見。
学校の体育館で拝見したことがあるような良い子ちゃんな演劇でした。

お話毎のラストに道徳的なセリフが入っていましたが、
子供からすれば耳タコなセリフばかりで、
折角の演劇なのだから、セリフだけに偏らず
感情にに訴えるような演出やストーリー展開で見せて欲しかったなという後味。

江戸系 諏訪御寮

江戸系 諏訪御寮

あやめ十八番

小劇場 楽園(東京都)

2014/03/12 (水) ~ 2014/03/16 (日)公演終了

満足度★★★★

脚本力と演出力のアンバランスさ
拝み屋という一種のファンタジー的な要素を含んだ主題に、仄かな恋愛模様と家族の絆が絡んだお話。
登場するオブジェクトは多いものの2時間で全てを語りきらない感じは、完結しなかったというより、脚本の懐の広さすら思わせ、余白を残す形としての余韻がありなかなか好みでした。

しかし音楽面では色々と疑問が残る惜しい作品でもありました。
雰囲気に溶け込まない素人っぽい歌い方。
楽器を使った擬音と、楽園という狭い空間での生演奏。
そして過剰なまでに挟まれるレトロな選曲。

メインの役者さんたちも本当にハマっていて素敵だったので、
音楽だけ終始疑問だらけだったのが本当に残念。

変則短篇集 組曲『空想』

変則短篇集 組曲『空想』

空想組曲

シアター風姿花伝(東京都)

2013/07/06 (土) ~ 2013/07/28 (日)公演終了

満足度★★★★

関係者全員に拍手!
1章1章の完成度が高く、すぐに物語に引き込まれる。
そして気付かぬ間に組みあがった物語にハッと驚かされる。

合間合間に挟まれたアクションやラブコメにリラックスし、
チリチリとした心理戦に手に汗握って集中する。

様々なストーリーを様々な表情で魅せてくれる役者陣にも拍手。
2人の日替わりゲストを拝見したが、それぞれ全くの色が違って素晴らしかった。

脚本、演出、役者、どれもがバランスよく素敵な舞台でした。

1度目は割引チケットで入場しましたが整理番号が後半の番号で、
開場してからも15分程度は前の番号の方々の到着をロビーで待機。
早く入りたい気持ちはありましたが、スタッフさんの徹底ぶりにむしろ好感。

この舞台に関わった全ての人に拍手でした。

しゃばけ

しゃばけ

アトリエ・ダンカン

赤坂ACTシアター(東京都)

2013/04/20 (土) ~ 2013/04/29 (月)公演終了

満足度★★★

クドイ!
人情と妖怪と原作の雰囲気は捉えられていたけれど、いかんせん笑いに貪欲過ぎる。クドイ。
休憩ありの3時間弱だが、半分は蛇足な笑いや、レビューショーが足を引っ張っていてダレる。
この手の軽い話は、わざわざ3時間もかけて観るほどのことでもなく、2時間程度で収めた方が良かったのでは。

淡仙女

淡仙女

あやめ十八番

セーヌ・フルリ(東京都)

2013/04/17 (水) ~ 2013/04/21 (日)公演終了

満足度★★★

お祭りの夜へトリップ
あやめ十八番3作目。
主催、堀越さんのテイストは嫌いではありません。
舞台装置もお稽古場に作り上げたにしては雰囲気が素晴らしく、世界観にどっぷり浸れました。

以下、本音はネタバレBOXへ。

ネタバレBOX

しかし、この作品の内容であれば、
2時間はやや長過ぎなようで途中草臥れました。

緩急つけたお芝居というより、特に前半は「いっぱいいっぱいの全力投球」で。
ある意味においては引込まれるが、逆にこちらの体力も奪われる。
それは熱気あふれる芝居や、
こまごまと登場し過ぎる演出家の演出や、
入れ代わり立ち代わりのシーン。
端々に欲張り過ぎ感があり、うるささや、煩わしさの方が先に立つ。

後半、どっと草臥れた後に父親や娘の語りのシーン。
間延びを感じ、やや睡魔に襲われつつ拝見。

悪くはないが、思っていたよりは後味も薄く。

もう少し引き算が欲しかった舞台でした。


別の方も書かれていましたが、私の席もライトが直接目に入る位置でまぶしかったです。
舞台「銀河英雄伝説」 第三章 内乱

舞台「銀河英雄伝説」 第三章 内乱

舞台「銀河英雄伝説」実行委員会

青山劇場(東京都)

2013/03/31 (日) ~ 2013/04/13 (土)公演終了

満足度★★★★

思っていたより酷くなかった
外伝は当たり外れが激しく、最近のものはとみに酷かったため躊躇していましたが、本編ということもあり、力ある役者さんも沢山参加されていた分、比較的観られる舞台でした。
特に舞台装置は凝ったもので、目まぐるしく2段、3段と段差を付けたり、回り舞台を配したり、と非常にお金のかかった装置。

撃墜王の時では余りに酷かった安っぽい人力の箱=戦闘機(スパルタニアン)が出てこなかったのに一安心でした(苦笑)

力不足なJ社メンバーと、それを無理やりキャスティングしているスタッフと、
酷い具合に改訂された脚本と、安っぽい演出に辟易している原作ファン離れは酷く、本編にも関わらず、回数を重ねる度に空席が目立つ。
舞台後方席は3分の1ほど空席があり、非常に見晴らしが良かったです。

次作が決定していますが、せめて舞台の質はこれ以上落とさないで頂きたい。

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