南参の観てきた!クチコミ一覧

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ディンドンガー

ディンドンガー

FICTION

扇谷記念スタジオ・シアターZOO(北海道)

2009/09/09 (水) ~ 2009/09/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

松本大洋みたいな
うまく説明できない。でも、確かにそこにある。
あると楽しい。人間はそうやって生きてる。
そんな感じの芝居。

ともだちが来た

ともだちが来た

フルブリーチ

さぱらホール(北海道)

2008/11/22 (土) ~ 2008/11/24 (月)公演終了

満足度★★★

もうひとひねり欲しい
もう少し男女ペアならではの仕掛けを考えてくれればなあという感じ。

いつか見る青い空

いつか見る青い空

弘前劇場

扇谷記念スタジオ・シアターZOO(北海道)

2008/11/23 (日) ~ 2008/11/24 (月)公演終了

満足度★★★★★

日常にとけ込んでいく芝居
役者達の佇まいが素敵だなあと感じました。
そして、年齢差のある役者陣がそれぞれの世代の位置をとてもよく表していました。

非常に日常的で小さなコミュニティのお話なのに、社会全体を表しているようでした。だからこそ、いろいろと芝居の中で語られる問題が観客達の日常にフィードバックされていくといった芝居でした。

哲学的な台詞が多くて難しい部分もありましたが、静かに刺激的な舞台でした。

ネタバレBOX

「生の一部としての死」ということが会話の中でたくさん出てきました。
とても哲学的なテーマが日常的な設定の物語で語られていきます。

最後に住職が唐突に刺された瞬間はとてもスリリングでショッキングでした。
その唐突さが、日常にある「死」だということをとても直截的に、鮮明に訴えかけてきました。
踊りに行くぜ!! vol.9 in SAPPORO

踊りに行くぜ!! vol.9 in SAPPORO

JCDN

生活支援型文化施設コンカリーニョ(北海道)

2008/11/08 (土) ~ 2008/11/08 (土)公演終了

満足度★★★★★

とてもキュートでした
評価は全体のものと言うより、KIKIKIKIKIKIのダンスに関してなんですが。

ダンスのことは素人なので印象でしか語れないんですが、彼女たちのダンスはとてもユーモアに溢れ、4人のダンサーそれぞれの個性が飛び出してくるダンスでした。KIKIKIKIKIKIのダンスはまた見たい!

That's That これでおしまい

That's That これでおしまい

劇団SKグループ

扇谷記念スタジオ・シアターZOO(北海道)

2008/10/24 (金) ~ 2008/11/15 (土)公演終了

満足度★★★

何はともあれ
お疲れ様でした。

劇団は大変ですが、面白いものです。

2時間半という長尺の芝居(休憩あり)でしたが、
予想してたよりは長くは感じられず。

まあ、それは自分も演劇関係者だからかもしれませんが。

「無意識」

「無意識」

劇団ギャクギレ

演劇専用小劇場BLOCH(北海道)

2008/07/18 (金) ~ 2008/07/21 (月)公演終了

満足度★★★★

感覚的
ちょいとややこしい設定のお話を、演出はうまく整理出来ていたと思う。

なんか、昔の鴻上さんが書きそうな構造だったのだけど、その構造に対する批判とかが無いところが川尻恵太らしいというか、現代ぽいなと思った。理論的ではなく、感覚的なところが。

ギャグが切れてたし、役者の個性がほぼいかんなく発揮されていて良かったのだが、もう少し上演時間をかけても、もっと突っ込んでくれればもっと興味深い作品になったんじゃないか。

「現実」と「虚構」、「リアル」と「バーチャル」、「身の回り」と「メディアの向こう」などの距離感についてが川尻恵太の最近のテーマなのだろうか。
それを演劇を使って見せてくれる。

チェルフィッチュほど難解じゃないし、前衛的でもない。良いバランスかもしれない。

ネタバレBOX

橋本久美子の腹の揺れが面白すぎる。
「軽薄」

「軽薄」

unit circa's

演劇専用小劇場BLOCH(北海道)

2008/04/04 (金) ~ 2008/04/09 (水)公演終了

満足度★★★

確かに「軽薄」だったし、「希薄」だった。
期待以上でも以下でもなく。いや、正直少し下回ったかな……。

人間関係や、役が発するその言葉に対する距離感、そういったものの軽薄さを確かに感じた。そして、生きていることの感覚に対する軽薄……いや「希薄」さが芝居の中心にあったのだと思う。

ネタバレBOX

何より、最後に出てきたスペシャルゲストの台詞や存在感の軽薄さは特筆に値する。値するが……内輪受けだろ、ありゃあ。分かっててやってるんだろうけどさ。

全体的にはペシミズムみたいなものだよね。ただ、この時代にやることに目新しさはない。演劇的な手法として何かあるのならいいのだけど。

細かいギャグとか趣向は色々こらしてあって、そこは良かったと思う。
低い天井なのに人を吊ったりとかバカバカしくていい。嘘くさくていい。

一番の問題点は、プロデュース公演の悪い面が出たこと。
個々の演技はそれぞれ面白いんだけど、世界観の統一がなされなくて、そこは別に「軽薄」であった必要は無いと思うんだけど。


ちょっと評価が厳しいかもしれませんが、あのメンツだったらもっともっと面白くて刺激的なものをつくれた気がしたので……。

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