骨相学第三章~恐怖~
劇団メリケンギョウル
荻窪小劇場(東京都)
2013/01/18 (金) ~ 2013/01/20 (日)公演終了
満足度★★★★
健在です。
今は少なくなった真の「アンダーグラウンド」劇団のメリケンギョウルは今回は短篇集。説明にもありますとおりゆる~い笑いでもゆるくても深いお芝居になっている気がします。
CLASSIC HAZARD-1「Romeos and Juliets」
劇団メリケンギョウル
荻窪小劇場(東京都)
2012/10/19 (金) ~ 2012/10/21 (日)公演終了
満足度★★★★★
今に伝わるアンダーグラウンド
形だけアングラを名乗る劇団も多い中
寺山修司亡き後数少ない本物の「アンダーグラウンド」劇団メリケンギョウルの「愛の物語」
本当の愛はひょっとしたら死ぬことなのかもしれないという疑念の中、兼子さんが示したあらたなる本当の愛とは?
悲しくて重くても常に前を向いて歩むことをやめない
メリケンギョウルの芝居は私にとって救いです。
X (in)Underground
劇団メリケンギョウル
荻窪小劇場(東京都)
2012/07/27 (金) ~ 2012/07/29 (日)公演終了
満足度★★★★★
ミナルディな恋
歌舞伎町で酒にまみれながら今はなくなったF1チームを思い出していました。ジャンカルロ・ミナルディが設立した「チームミナルディ」です。常にお金がなく、下位チームの常連でしたがミナルディおじさんの情熱と、若い才能が次々出てきて何故か応援したくなるチームでした。残念ながら、今はもうありませんが(トロロッソなんてチームは知りませんよ)
貧乏さと志の高さとそして、なんか知らない家庭的な匂い。今ではF1ではみられない光景ですし、どこの世界でももうみられないのかもしれません。
メリケンギョウルを見るとチームミナルディを思い出します。兼子さんの脚本には常に志の高さがみられ、ネタバレになるので詳細は避けますが今回も脚本もいかにもメリケンギョウルらしい「業の肯定」の物語だと個人的に感じました。
物語というのは単なる悲劇にも喜劇にもするのは簡単ですし、風刺とかも実は楽にできてしまいます。愛することと前を向くことと許す心、それを問い続ける話だからこそ、荒削りでも心を打たれる話になるんだと思います。
練習をする役者と妬む役者はよくみますが、メリケンギョウルの役者さんたちは進み続けようとしています。それを見て、私はミナルディを思い出すのです。ミナルディチームがいた頃のF1は面白かったものです。メリケンギョウルがいる日本もまだまだ捨てたものじゃないのかもしれません。
兼子さん、今度一緒にキャバクラにでも行きませんか?
と部外者の私ですが誘いたくなってくる今日この頃です。