2018年「レビュー春のおどり」
OSK日本歌劇団
大阪松竹座(大阪府)
2018/05/19 (土) ~ 2018/05/27 (日)公演終了
満足度★★★
過去の名場面の再演が多く、名場面ではあるのだが、過去の使い回しで予算を削減しようとする松竹の悪い癖が出ているのではないかと心配。
そうやってSKDをなくしてしまったのを忘れないでほしい。
もう一つ、トップスターのラストステージは、ゴールではなく、次へと繋いでいくものでなくては客が続いていかないと思うので、トップスターを送り出す演出と同時に、それ以外の出演者の数々に今後の期待を抱かせるような構成にしてほしかった。
『カンパニー -努力(レッスン)、情熱(パッション)、そして仲間たち(カンパニー)-』 / 『BADDY(バッディ)-悪党(ヤツ)は月からやって来る-』
宝塚歌劇団
宝塚大劇場(兵庫県)
2018/02/09 (金) ~ 2018/03/12 (月)公演終了
満足度★★
「カンパニー」は、宝塚では観たくないような生々しい話で辛かった。
愛希れいかのバレエがもっと見たかった。
「BADDY」は、善悪を単純化しすぎているように感じ、いまいちピンとこなかった。
宝塚の文脈でいえば、喫煙は善悪の問題というより品の問題だと思うし…。
巴里のアメリカ人
OSK日本歌劇団
心斎橋パルコ「SPACE14」(大阪府)
2018/03/17 (土) ~ 2018/03/25 (日)公演終了
ヒッキー・ソトニデテミターノ
ハイバイ
AI・HALL(兵庫県)
2018/03/08 (木) ~ 2018/03/10 (土)公演終了
満足度★★★★★
ハイバイ、初めて観ました。
限りなくリアルに近いお芝居。日常をのぞき見しているような…。
それでいながら、空間や時間を行き来し、観客の想像力を掻き立てる演劇的な表現。
ものすごく集中させられた。
三銃士 La seconde
OSK日本歌劇団
博品館劇場(東京都)
2018/02/23 (金) ~ 2018/02/25 (日)公演終了
満足度★★★★★
OSKの枠組みに乗せながら、原作の面白さにも迫ろうとした意欲作。
王妃の侍女を主人公にした乙女ゲームにしたら売れそう、と考えてしまうほどの、よりどりみどりの麗しい男役たち(笑)
殺陣やダンスの美しさは言わずもがな。
REVUE JAPAN〜GEISHA&SAMURAI
OSK日本歌劇団
【閉館】DAIHATSU MOVE 道頓堀角座(大阪府)
2017/12/15 (金) ~ 2018/03/28 (水)公演終了
満足度★★★★
古典を踏まえながら、外国人観光客を意識して、衣裳は鮮やかに、音楽もテンポよく変化に富み飽きさせない。
出演者たちの、芸に対する真摯な姿勢に胸を撃たれました。
PRECIOUS STONES
OSK日本歌劇団
【閉館】DAIHATSU MOVE 道頓堀角座(大阪府)
2018/01/30 (火) ~ 2018/03/15 (木)公演終了
満足度★★★★
どんどん場面が変わって、手品のように違う衣裳に変わった出演者たちが次から次へと出てくる。
1時間弱にギュッと凝縮された、様々なダンスが楽しめる公演でした。
新春浅草歌舞伎
松竹
浅草公会堂(東京都)
2018/01/02 (火) ~ 2018/01/26 (金)公演終了
満足度★★★★
とにかくどの演目も配役が上手い。適材適所。
声が良いなあ!と思うのは巳之助くん。
「操り三番叟」の種之助くんの踊りも素晴らしかった。
「御浜御殿綱豊卿」の松也くんの情感と華のある演技も印象的。
「引窓」は泣きました。
ポーの一族
宝塚歌劇団
宝塚大劇場(兵庫県)
2018/01/01 (月) ~ 2018/02/05 (月)公演終了
Dracula ドラキュラ
OSK日本歌劇団
心斎橋パルコ「SPACE14」(大阪府)
2017/11/25 (土) ~ 2017/12/03 (日)公演終了
ビリー・エリオット
TBS/ホリプロ/梅田芸術劇場/WOWOW
梅田芸術劇場メインホール(大阪府)
2017/10/15 (日) ~ 2017/11/04 (土)公演終了
満足度★★★★
ホリプロさんのミュージカルは好きなのですが、この作品は、演出が映像的というか、梅芸みたいな大きな劇場には向いていない気がしました。3階の後ろのほうで観ていると、細かすぎると感じるのです。
もっと大胆にカットして、ショー的な盛り上がりがあってもいいのではないか、という気も。
デスノート THE MUSICAL
ホリプロ
梅田芸術劇場メインホール(大阪府)
2017/08/19 (土) ~ 2017/08/21 (月)公演終了
Fantasia Doll
OSK日本歌劇団
セントラファエロチャペル御堂筋(大阪府)
2017/08/06 (日) ~ 2017/08/10 (木)公演終了
Sparkling star
OSK日本歌劇団
セントラファエロチャペル御堂筋(大阪府)
2017/08/06 (日) ~ 2017/08/10 (木)公演終了
満足度★★★★★
愛瀬さんの、一曲で世界を作り上げる力がすごくて、特に『ノートルダムの鐘』の「罪の炎」は圧巻でした。
遥花さんの『リトル・マーメイド』のアースラも素晴らしかった。
HIDEAWAY〜ハイダウェイ〜
OSK日本歌劇団
神戸三宮シアター・エートー(兵庫県)
2017/07/13 (木) ~ 2017/07/17 (月)公演終了
2017年大阪松竹座 レビュー春のおどり
OSK日本歌劇団
大阪松竹座(大阪府)
2017/06/17 (土) ~ 2017/06/25 (日)公演終了
満足度★★★★
日舞は、役者の身体能力・表現力を生かした演出で引き込まれた。
ただ、源義経や平家物語に関する予備知識がないと分かりづらく、もう少し観客への親切心が欲しかった。
洋舞は、振付や人の配置など、タカラヅカテンプレートにはめられたような居心地の悪さを感じたが、洞窟の場面やロケット(ラインダンス)は見応えがあった。
七月大歌舞伎
松竹
大阪松竹座(大阪府)
2017/07/03 (月) ~ 2017/07/27 (木)公演終了
満足度★★★★
「夏祭浪花鑑」は、ストーリーはともかく、見た目のインパクトがあって、比較的初心者向けの演目のような気がします。
三階席だと、イヤホンガイドと共に気軽に楽しんでいる家族連れが多い気がしました。
芝居から季節を感じるのもいいと思う。
染五郎・松也に並ぶようなスター女形がいれば、そしてお辰を務めてくれれば、なお良かったと思う。
ピカイチ!
梅棒
森ノ宮ピロティホール(大阪府)
2017/07/04 (火) ~ 2017/07/05 (水)公演終了
ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」"勝者と敗者"
ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」製作委員会
梅田芸術劇場メインホール(大阪府)
2017/04/13 (木) ~ 2017/04/16 (日)公演終了
満足度★★★★★
前作と比べて、役者さんたちが自信に満ちた表情になっていたのが印象的でした。
舞台から届けてくれる力も確実にパワーアップして、私が演劇ハイキューを見始めてからの1年の間に、これだけ成長するものなのかと思うと感慨深かったです。
体力の限界に挑戦し続けるような演出で心配していましたが、無事に誰一人欠けることなく大千秋楽を迎えられて、本当に良かった。
五月花形歌舞伎
松竹
大阪松竹座(大阪府)
2017/05/02 (火) ~ 2017/05/26 (金)公演終了
満足度★★★★
夜の部を観ました。
「野崎村」は超若手の丁寧な演技と彌十郎さんの巧さでじっくりと見せ、「怪談乳房榎」は今一番勢いのある若手が身体を張って早替わり&本水の立ち回り。
上手い構成だと思いました。
「野崎村」の久松を演じた歌昇さんは、情けない若者をやっても柔らかく優しい雰囲気が魅力的なのは、大きな強みだと思いました。