バンダラコンチャ ソロアルバム公演「相思双愛」
バンダ・ラ・コンチャン
紀伊國屋ホール(東京都)
2009/05/09 (土) ~ 2009/05/16 (土)公演終了
役者の個性を生かした演出にも好感
時代の違う二つの夫婦愛の物語が、確信犯的にシンクロ。
深さも、楽しさもバランス良く仕組まれていた。
一つのセットを和風と洋風とに使い分ける仕掛けも面白い。
役者の声が、前に出ていて気持ちよい芝居だった。
Little Alice ―少年アリスの時間割―
ルドビコ★
こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)
2009/04/29 (水) ~ 2009/05/05 (火)公演終了
男の子なアリス
前半のファンタジーは楽しめたが、
後半、感動ストーリーへの無理な展開が、退屈。
歌が多い(ミュージカル?)割りに、
訓練されていない役者が目立つのが致命的。
東京アリス
アップフロントワークス
こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)
2009/05/08 (金) ~ 2009/05/17 (日)公演終了
初日観劇
少女マンガの一般的なテイストが凝縮されたストーリーで、
原作マンガを知らなくても、それなりに楽しめた。
長ゼリフもある石川梨華は、役を自分のモノにしており、
上手い下手を超越した味のある演技。
あかりのセンスが最悪かつ
装置にも創意が感じられないスタッフワークが残念。
楽に向かって更に良い芝居になるとは、思う。
ソラオの世界
劇団たいしゅう小説家
萬劇場(東京都)
2009/04/29 (水) ~ 2009/05/06 (水)公演終了
ミコトマネキン
アップフロントワークス
赤坂RED/THEATER(東京都)
2009/04/23 (木) ~ 2009/05/02 (土)公演終了
満足度★★★
そっくりなマネキンに日本の技術を感じる
支離滅裂かつ内容の薄いストーリーを
スピーディーな展開で、
飽きさせずに見せる演出力には、感心。
ハロプロの女優陣は勿論みな美形だが、逆にみな同じカオにも見える。
ブルー暗転の多用は、プロの仕事としては、ルール違反。
ハロプロファンのみに受ける小ネタが多い所や
客扱いの雑さから推察するに、
一般客はお呼びでないのかもしれない。
保田圭の爽やかな色気にドキッ。
ミュージカルスターは夢を見る
劇団とっても便利
博品館劇場(東京都)
2009/04/22 (水) ~ 2009/04/26 (日)公演終了
演劇界の夢と現実とリアルを並列に描こうとした意欲的ミュージカル
小柳ルミ子57才の怪演は、痛々しい程スゴい。
若い役者陣の真っ直ぐな演技とそれとの好対照が、面白い。
中盤、物語を広げたわりには、あっけない終盤の着地が、少し物足りない。
舞台装置は、ショボいが、鏡を多用した演出がそれをカバー。
博品館より広い舞台で、それなりなセットを使えば、
更に見栄えの良いステージになったと思う。
地震カミナリ火事オヤジ
劇団ふるさときゃらばん
埼玉会館(埼玉県)
2009/04/10 (金) ~ 2009/04/10 (金)公演終了
ガンバレ!今時の旅回り劇団!
芝居のスタイルが明確なカンパニーなので、
初見だったが、リラックスして観劇。
埼玉会館のような公共ホールだと、客席のキャパが大きすぎて、
伝わり方が薄くなってしまうのが、惜しい。
グッバイ!僕らのヒーロー
今夜はパーティー
参宮橋TRANCE MISSION(東京都)
2009/04/09 (木) ~ 2009/04/12 (日)公演終了
ビールが良く冷えていた。
よくある葬式ネタだが、グロくならずにまとまっていた。
ふすまを開けると祭壇の出てくる
舞台セットのアイデアが、面白い。
役者の熱の差が、少し気になった。
いいだせなくて
カラフル企画
SPACE107(東京都)
2009/04/01 (水) ~ 2009/04/14 (火)公演終了
ウエルメイドなコメディ
役者さんは良いし、スタッフワークも良いんだけど、
脚本がダラダラし過ぎ。
プロットは良く解るので、
ムダなシーンと登場人物を削れば、
もっと見易い芝居になったと思う。
小劇場で3時間弱は、正直辛い。
次回作に期待。
夏木マリ・印象派NEO 「わたしたちの赤ずきん」
日本テレビ
世田谷パブリックシアター(東京都)
2009/04/02 (木) ~ 2009/04/05 (日)公演終了
どこを向いたステージなのだろう…
基本は、コンテンポラリーダンスなのだが、
和風テイストなパフォーマンスも夏木の歌もあって、なんでもアリな舞台。
タイトルに夏木マリを謳っているが、彼女の出演シーンは、
短め80分のステージの更に半分。
赤白黒で統一されたビジュアルは印象的だった。
ムサシ
彩の国さいたま芸術劇場
彩の国さいたま芸術劇場 大ホール(埼玉県)
2009/03/04 (水) ~ 2009/04/19 (日)公演終了
満足度★★★★
場内スタンディングオベーションだったがそれ程?
あて書きズバリ。
凛とした鈴木杏をはじめ、役者力に感心。
だが、井上先生の“遺言”戯曲とするには、
深遠なメッセージの伝わり方が弱い。
演出との相性だと思う。
すべて君に宛てた手紙
enji
OFF OFFシアター(東京都)
2009/03/11 (水) ~ 2009/03/29 (日)公演終了
アタシだけ楽しいの
バナナ学園純情乙女組
王子小劇場(東京都)
2009/03/11 (水) ~ 2009/03/15 (日)公演終了
STORYを追ってはいけない
ダンス&殺陣&BGMの様な台詞の洪水。
コンセプトが明快なステージなので、
理屈抜きで楽しめる☆
ビジュアルのセンスが凄く良いのに感心。
男優陣はスネ毛を剃っているのだろうか…(笑)
彩られたモノ・クローン
劇団名古屋さん。
恵比寿・エコー劇場(東京都)
2009/03/10 (火) ~ 2009/03/17 (火)公演終了
キレイにまとまり過ぎて物足りないほど…
実際に起るかもしれない、近未来SF。
客入れから一環して使われているクラシック音楽が
下ネタ有の作品を上品なものに昇華させている。
福田天球さんの存在感は流石。
空席が多いのは、マーケティング不足なのでは?
オセロー◆フェスティバル/トーキョー09春
フェスティバル/トーキョー実行委員会
東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)
2009/02/27 (金) ~ 2009/03/01 (日)公演終了
見下ろしてごらん、夜の町を。
劇団東京ヴォードヴィルショー
本多劇場(東京都)
2009/02/25 (水) ~ 2009/03/01 (日)公演終了
満足度★★★★
東京公演初日観劇
先が読める展開だし、ライブハウスの設定は、ありきたりだが、
それらも凌駕する上質なコメディ。
客演海援隊千葉氏の自虐ギャグが面白い。
アコスティックギターの音が心地良いアラフォー向け音楽劇。
客層的に観劇マナーに難があった。
サイト
ミュージカル座
博品館劇場(東京都)
2009/02/18 (水) ~ 2009/02/22 (日)公演終了
もっと上を求めたい!
社会派なテーマで、
全編台詞ナシ、歌詞のみ、という、
ミュージカル座にしか出来ないであろう希有な作品。
ミュージカル自体のクオリティは高いものの
物語は、エピローグで展開するまで、
劇的なものナシ。
私の両側の観客は、途中で飽きたのか、
休憩で離席したまま、戻らなかった。
PIECE ~失われた欠片~
PLANET RUNNER
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2009/02/20 (金) ~ 2009/02/24 (火)公演終了
記憶の図書館
Swanky Rider
ザ・ポケット(東京都)
2009/02/18 (水) ~ 2009/02/22 (日)公演終了
惜しい芝居だった
脚本のアイデアは、とても興味を持てた。
トレンディなダンスで始まった芝居に、期待も膨らんだが、
その後の演出に一貫性が無かったのが残念。
コミカルなシーンは、すべっていたし、
BGの選曲センスも良くない。
主役の子と親の体形が似ても似つかなかったのは、
逆に笑えたりもした。
Tragic Situation Theater『蛇姫様-わが心の奈蛇-』
フジテレビジョン
ル テアトル銀座 by PARCO(東京都)
2009/02/05 (木) ~ 2009/02/15 (日)公演終了
ポップな唐芝居
昔観たアングラを
現代風にビジュアルにポップに商業的に演ると、
こんな感じになるだろう、という典型の芝居。
言葉遊び豊富な台詞とスピーディーな展開、
時々つか的な演出も入り、3時間も飽きなかった。
ただし物語に面白さは、ほぼ無し。
山口紗弥加のキュートさに頼る点多し。