じべ。の観てきた!クチコミ一覧

41-60件 / 4527件中
古来稀でも今希なり

古来稀でも今希なり

ペテカン

新宿シアタートップス(東京都)

2025/10/01 (水) ~ 2025/10/05 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/10/05 (日) 17:00

3日違いで共に古希を迎える両親を実家で祝う三姉妹の話。
かつての出来事を夢で見ている父、をプロローグ(終盤の伏線でもある)に古希祝いの企み(笑)を経て当日のあれこれを描いてどの場面も家族愛満載……と言ってもほのぼのとしたイイ話ではなく親子・姉妹であるがゆえのわだかまり的なものに起因する言い争いなどもあり「家族ってそうだよなぁ」と頷くことしきり。
さらにホームパーティーでのアトラクションとしてピアノ弾き語りの生歌や舞台上でのオムレツ作りなど「一芸披露」的なものもあり、三十周年を迎えたベテランの底力を目の当たりにした、みたいで満足満足。

不思議の国の忍者

不思議の国の忍者

劇団ICHIGEKI☆必殺

アルネ543(東京都)

2025/10/02 (木) ~ 2025/10/05 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/10/04 (土) 14:00

冷戦時代の米ソのようにどうにか均衡を保っている赤の国と白の国があることをきっかけに一触即発状態となり……な物語にして不思議の国のアリスのキャラクターたちをモチーフにしての「異世界ファンタジー」的コメディ。
主人公がその世界で唯一特殊能力を持たないという設定だが実は……なところにかつて観た複数の異世界もの(ってかタイムスリップもの)を想起したりするのもまた楽しからずや。
あと、時折入るダンスシーン、選曲も含めて好み♪

「ニュー御釜怪奇譚」(にゅーおかまかいきたん)

「ニュー御釜怪奇譚」(にゅーおかまかいきたん)

レティクル座

萬劇場(東京都)

2025/10/01 (水) ~ 2025/10/05 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/10/03 (金) 13:00

言い伝え通り蔵王の御釜から出現したゾンビがなぜか人を襲わないことから廃村の危機にある村がゾンビを観光資源として活用して……な物語。
笑いはもちろん吸収合併しようとする隣村やマッドサイエンティストの思惑も絡めたスリルとサスペンス、アクションの娯楽作、複数の「親子の情」も描いて上出来。
また、「あの人とその人が共演!?」なキャスティング、ゾンビの動作やメイク、装置なども好みで満足♪
あと、排外主義が蔓延る昨今だけに「ゾンビは外国人の隠喩?」などと深読みをしたりも……。
初演は7年前なのでそれは考えすぎかもしれないが、逆に当時書いた内容がイマを皮肉るようになったのは先見の明?
それと、前日に観たものも「存続のピンチでの起死回生策」を描いており、小劇場シンクロニシティも。

私はスター

私はスター

ジェットラグ

浅草九劇(東京都)

2025/10/01 (水) ~ 2025/10/05 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/10/02 (木) 14:00

地方の遊園地が経営難の起死回生策として独自のアイドルを……の筈がひょんなことから従業員たちがレビューをすることになり、な音楽劇。
やる気のない従業員と脛に疵を持つコーチが(憎まれ役の)副社長への対抗心からやがてまとまりステージを成し遂げるという王道展開に歌と笑いをまぶして楽しく、さらには「舞台に立つ者に大切なこと」も語って鮮やか。
あと、コーチの「ブロードウェイ経験者」のくだり、好きだな♪
あと、劇中設定通りゴミ袋・新聞紙・ブルーシートを再利用したステージ衣装も見事。

Fランク大学殺人事件

Fランク大学殺人事件

バザール44℃

スタジオ空洞(東京都)

2025/09/30 (火) ~ 2025/10/05 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/09/30 (火) 19:00

休日に文化祭準備のためミステリー研究会の部室を訪れた女学生は先輩部員の遺体を見付ける。ひょんなことから彼女に同行したその年の主席合格者は追試を受けるため同じ学バスで登校した学生たちの中に犯人がいるのでは?と推理するが……な物語。
基本的にはサスペンスコメディの体をしていながらミステリー要素もそれなりに備えているし、三流どころか「Fランク」の大学に通う学生の自虐あるいは自暴自棄的な心境も描き、そんな彼らにエールを送るようでいてラストで落とすなどまさに「糖衣錠の毒薬」?(笑)
で、劇中人物になりきってのヘタクソな開演前諸注意や遺体発見時の楽屋落ち的な転換、演劇部員が語る演劇の良さなど「演劇で遊ぶ」演出の楽しさ/可笑しさたるや! こういうの、好き♪
あと、開場~開演の間に投影されているクロスワードパズルや、それに使ったプロジェクターの本編での使い方などのアイデアも良かった。

ひのないところに

ひのないところに

青春事情

駅前劇場(東京都)

2025/09/24 (水) ~ 2025/09/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/09/25 (木) 15:00

とある町の消防出張所の日常。
制服のまま自販機で飲料を買っていただの訓練で笑顔になっていただの理不尽な市民からの苦情などから役所の担当者と摩擦が生じ、祭りでの事故から衝突に至るのがクライマックスだが互いに相手を理解して和解するのが何とも爽やか。
また、沢山のファイルなどがあり(おそらくは)リアルに再現された執務室をメインに下手奥にソファを置いたスペースを作り署員の自宅やスナックとして使う他に舞台前面の左右に非常ランプがある柱を設置し、その中ほどに消防車などのミニカー(←劇中の台詞にも出てくる)を置いたりする舞台美術も見事。
25周年を迎えたベテランならではのワザか?

草創記「金鶏 一番花」

草創記「金鶏 一番花」

あやめ十八番

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2025/09/20 (土) ~ 2025/09/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/09/23 (火) 13:30

テレビジョン・歌舞伎・戦争の「三題噺」であり7月に上演した「音楽劇「金鶏 二番花」」の前日譚。テレビ放送創成期を描いて華やかだった二番花に対してこちらは戦争に向かう世相も描いてシリアスな感じ。
それが第二幕の「戦場の白浪五人男」の場ではユーモラスになり「おや?」と思っているところに「欧米の支配からの解放」という「大東亜戦争の大義名分」を挙げ、その手痛いしっぺ返しを描くなどメッセージ性も十分。
ところで前作と本作の関係、テレヴィジョンを中心とした後編・前編的ではあるがその狙いも形式も異なり喩えて言えば「兄弟姉妹」などではなく「他人の空似」、ここまで異なる(かつ完成度の高い)二部作は稀有ではなかろうか?堪能。

ネタバレBOX

あと、野戦軍楽隊のトランぺッター雁部保が終盤で指を失い、もう吹けなくなったことを踏まえてラストの演奏場面に参加していないことにノーマン・ジュイソン監督の「ジーザス・クライスト・スーパースター(1973年)」の「ヨハネ伝第19章41節(エピローグ)」を連想。(というのは、「ヨハネ伝第19章41節(エピローグ)」は撮影隊が砂漠の中のロケ地にバスでやってくる「序曲」と対になっていて、撮影を終えてロケバスに乗り込む面々の中にジーザス役のテッド・ニーリーだけいないという……)
すきだった、うた

すきだった、うた

空晴

OFF OFFシアター(東京都)

2025/09/19 (金) ~ 2025/09/23 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/09/22 (月) 14:00

とある町の公民館の一角、「うた会」サークルのメンバーたちの会話劇。
で、最初は「え、どういう状況?」「この人たちの関係は?」「口を開けばすぐ否定されるあの人は誰?」など観客に疑問を持たせておいてその後の会話の中からそれらを解きほぐしてゆく構成がいつもながら巧み。
そうして語られるのは出演者たちの年齢相応なコミカルだがペーソス(?)も漂う「等身大の物語」。
そんな味わいは空晴ならではのものかもなぁ。

十二人の怒れる男

十二人の怒れる男

ハツビロコウ

小劇場B1(東京都)

2025/09/18 (木) ~ 2025/09/23 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/09/21 (日) 12:00

記録に誤り(抜け)がなければ観るのは通算22回目となる本作、元々の戯曲に複数の版がある上に演出(設定等も含む)の違いもあって何回観ても面白い。
今回は終盤で10号を11人が拒否する場面で何人かは座ったままだったのが(記憶の範囲内では)初めてで、むしろリアリティを感じて「その手があったか!」と。
また、口頭での採決時に「有罪……ではありません」という思わせぶり(?)な回答ではなく「無罪」だった他、省略された部分もあり進行がスピーディーな印象。
その分、最近あまり観なかった有罪側の「犯行再現」や「賢いのか愚かなのか」部分、「被告はあなたお息子さんではありません」などがあって「それな!」的な。(笑)
あと、過去にも複数あったが序盤での窓からの風に7号が寒さを訴え、席を替わる部分をカットして陪審員番号通りに座る設定は後から役者を確認するのに便利で支持。
さて、次に観るのはいつ、どの団体だろう?(期待)

八剱版 真田三勇士〜猿と霧と鎌と幸〜

八剱版 真田三勇士〜猿と霧と鎌と幸〜

武双剣舞威衆 八剱

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2025/09/18 (木) ~ 2025/09/23 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/09/20 (土) 13:00

十勇士集結前、猿飛佐助・霧隠才蔵・由利鎌之助を家臣とすべく動く真田幸村に徳川方も加えた物語を台詞なしに動作やダンス・殺陣などで描いた2時間余、当日パンフレットの相関図のおかげもあって8割方は理解できたか?幸村の史実に詳しければより理解が深まったか、はたまた山田風太郎的味わいも多いのでそこは無関係か?(笑)
それにしても台詞なしで2時間余をもたせるとは……

きらめく星座

きらめく星座

こまつ座

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2025/09/07 (日) ~ 2025/09/22 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/09/14 (日) 13:00

40年前の初演以来通算10回目(5年ぶり)となり、観ていて先がワカって泣けるのみならず、かつてのキャストを想い浮かべたりしつつ堪能。
随所に戦争のあれこれに関連して利を得ようとする浅ましい行為への皮肉(というより告発/怒り)が含まれていて妙にイマとのシンクロを感じてしまう。そして本作を今、上演する意義を痛感するとともにそう感じてしまう昨今の世相に「ヤな渡世だなぁ」と感じざるを得ない。(嘆)

ポオの眷属たち

ポオの眷属たち

かはづ書屋

新宿眼科画廊(東京都)

2025/09/12 (金) ~ 2025/09/16 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/09/13 (土) 12:00

木々高太郎と小栗虫太郎を「探偵役」に据えた中編2編。片やギリシア悲劇の引用もあるシリアス系、片や古典落語の引用があるコミカルタッチと対照的だがどちらも「推理もの」として成立させているばかりでなく引用元を知っているとより楽しめるシカケが巧み。
また、配役が的確と言うか衣装も含めて文字通り「役柄を体現」していて会場サイズもありまるで時空を超えてその場に居合わせている感覚。これぞかはず書屋だぁね♪

遊びの杜18

遊びの杜18

東京幻堂

「劇」小劇場(東京都)

2025/09/10 (水) ~ 2025/09/13 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/09/12 (金) 14:00

前身企画から通算すると20年を超える恒例公演最新版。オープニングアクト的な三番叟、今年は人形振りで。糸操りなだけに途中で糸が縺れたりする演出があれば、と思っていたら糸が切れて結び直す部分があり「やっぱり!」的な(笑)。続く3編はいずれも古典が元ネタだが、狂言「蚊相撲」のブッ跳んだ発想に度肝を抜かれる。
休憩を挟んだ第二部は芥川龍之介作品(大元のネタは今昔物語集)を元にした2編で朗読に舞台上の演技をかぶせる形式。2編目などもう「当て振り」と言っていいほどで、こういう演劇表現も面白い。
さて、来年はどう攻めてくるのか?

nitehi:kedo

nitehi:kedo

こわっぱちゃん家

Route Theater/ルートシアター(東京都)

2025/09/10 (水) ~ 2025/09/14 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/09/11 (木) 14:00

親しい相手と言葉を交わせなくなったことに起因する「GRIEF」という精神状態についての研究者と生成AI技術者が共同開発する似て非……もとい「nitehi」なる技術に関する近未来もの。
昨今のAIの進歩から考えればいかにもありそうな技術だし被験者となる二組の家族(+α)の状況も身近にありそう、と現実味たっぷりで描く「家族の想い」。
そして「言葉を交わせなくなった原因」を死別だけでなく他に2つ提示するのが巧み。これによって物語に奥行/幅を与えている感じ。
で、昨年3月の初演時の印象は「家族の想い」が強かったのに対して今回は(そちらもさることながらどちらかと言えば)技術面だったのは昨今のAI事情(についての認識)によるものか? 昨年はSFと受け取っていたのに今や「現実の少し先」だもんなぁ(驚)。

縁側で呼んでいる。

縁側で呼んでいる。

劇団PIS★TOL

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2025/09/03 (水) ~ 2025/09/07 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/09/06 (土) 13:00

母の葬儀で千葉県の実家に交際相手と共に帰った次男が姉・兄・従兄と振り返るその家で起きたこと=家族の歴史を回想する。
そんな内容だけに(?)暗転や転換なしに現在から過去の場面に転移する(しかも今の人物はそのまま子供時代も演じる)がちゃんと「あ、ここは回想場面ね」と察することができるのはσ(^-^) が観劇慣れしているからだけではあるまい。
また、各人物の関係を説明台詞なしに観客に伝える会話も巧みだし、二人の出演者が演ずる二役やプロローグとエピローグの「留守電」関連の場面など「演劇的小技(?)」も利かせて見事。
ただ、開演が6分遅れたことについて開演前・終演後とも何も触れなかったのは珠に瑕。

かこちゃんの後悔

かこちゃんの後悔

なかないで、毒きのこちゃん

ザ・スズナリ(東京都)

2025/09/03 (水) ~ 2025/09/07 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/09/04 (木) 14:00

レンタルビデオ店でアルバイトをしながら劇団公演に臨むかこちゃんの部屋に突然見知らぬ女性がいて……な物語。
そんなかこちゃんの日常はタイトルで暗示されているようにほろ苦いものとなってしまうが「謎の女(実は未来から来た○○)」の言葉に救われる。これ、困難があってもたり挫折したりしても楽しんだモン勝ちじゃね?というポジティブなエールだよね。
そしてそれが2年前にコロナ禍で公演中止になりながら今回の公演にこぎつけた事実と重なってホロリ。
あと、本編との関係が見当たらないまま進行する場面が25年の時を隔てた一大浪漫に繋がろうとは! ここにもヤラレタ。

ろりえの暴力

ろりえの暴力

ろりえ

新宿シアタートップス(東京都)

2025/08/27 (水) ~ 2025/09/07 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/09/03 (水) 14:00

4派に分かれていがみ合う「ゴル中七天王」に新人教師がアカペラコーラスの魅力を伝えることで更生(!)させるという清々しいほどにベタな(笑)学園青春ものだが「そうそう、こういうの、あったよなぁ」な懐かしさに囚われる。
それに加えて PLAT-formance(あやめ十八番のバンマス吉田能と本作でDJやボイパを披露する安藤理樹のユニット)が音楽監修なこともありアカペラバトルでのパフォーマンス(演者は言わずもがな)が圧巻、こんなの反則だよぉ!(笑)
いや、舞台美術も含めてお見事でした♪

ぼくらのおはなし

ぼくらのおはなし

東京ノ温度

新宿眼科画廊(東京都)

2025/08/29 (金) ~ 2025/09/02 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/09/01 (月) 15:00

複数の二人芝居の断片を呈示してからそれらを関連付けてゆく形式の「一種のSF系」。
軸となるのは時間ものでしばしば使われる心だけのタイムスリップ(本作では「ココロップ」と呼称)だが、劇中でそれに疑問を呈するとは!(笑)
さらにそれだけでなく従来このテの作品では描かれることがなかった「ココロップされた側」も描いたのが画期的大発明(!)。
実は、主人公がある日突然違う境遇のパラレルワールドに行ってしまうという映画「知らないカノジョ」を観た時に「その主人公に入れ替わられたもう一人はどうなったの?」という疑問を抱いたので「そうそう、そっちも描かなくちゃ!」と膝を叩いた。
似た発想をする方がいらして嬉しい♪

七月の歯車

七月の歯車

guizillen

APOCシアター(東京都)

2025/08/27 (水) ~ 2025/08/31 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/08/31 (日) 13:00

最終日に両チームを観劇。
溺愛するあまり娘を束縛どころか軟禁/支配している父親とその娘を解放しようとする流れ着いた旅の青年(と娘)を中心にした物語。
「父」や「青年」の「ちょっと困った部分」が積み上げられてついに……という構成が「典型的な悲劇」で巧み。
観ていて何度「あそこで踏みとどまっていれば……」と思ったことか! ものの見事に術中にはまっているよね(笑)。
また、B・A両チームを続けて観たが「基本形のB、応用編のA」という印象。主にBでは冷静、Aでは情熱的(?)なペペの造形によるものか?
さらに、Bでは華奢な父が体格の良いペペに馬乗りになるからまだイイが、Aだと体格が逆なので殴り殺しはしないかとヒヤヒヤしてしまう(笑)。
あと、「18歳の女性」の使い方と劇中でそれを明かすタイミング/明かし方が絶妙。確かにそのどちらのイメージがあるもんね。

ところで舞台となる地名「くらなだ」、「蔵灘」などと考えがちだが「鞍名田」とかの可能性はないか?(台本ではどう表記されているのだろう?)

ハムレットマシーン

ハムレットマシーン

サブテレニアン

サブテレニアン(東京都)

2025/08/29 (金) ~ 2025/08/31 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/08/29 (金) 16:00

2018年にフェスティバル絡みで11団体による上演を観て演出によって変えることができる「余白」たっぷりと悟った戯曲、7年ぶりに観る本作は特に今の情勢を取り込んだというか揶揄したというかそういう感じ。
冒頭で作者ハイナー・ミュラーの生涯などに関するパフォーマンスがあり、時々「今も似た状況があるのでは?」と思ったことも影響しているかも。
娯楽性とは程遠い作品だが、今後折に触れ様々な演出で観てみたいと改めて思った。

このページのQRコードです。

拡大