二人芝居『花音』

2017.11.17


この世に男と女が存在すれば、熱が生まれ、命が誕生する。
男女二人芝居で、ことば遊びの繰り返しを経ながら
その熱の源を描いてゆく。
音楽方式の「canon」のようにフレーズの追いかけっこをしながら。

生と死、静と動、光と闇、男と女、愛と憎しみ、
二極化してきたあらゆるモノの統合を試みる。

二十のシーンで構成された戯曲の中で、二人の男女は、時空間を軽やかにワープしながらある時は敵、ある時は兄妹、ある時は神と人、ある時は惹かれ合い、愛し合う。

ことば=言霊のエナジーを幾重にも重ね、意味から開放された「言霊」の響きで立体的な曼荼羅を描く。

観客は、二人の俳優のシンプルでありながら重層的な
ことばの追いかけっこに身を委ね、根源的な感覚に目覚める。
そして、何世紀分もの魂の旅を共に体験することになる。

報復の歴史を繰り返す人類が、輪廻転生の果てに見つけた光の場所とは。


ソウルの二人芝居フェスティバル招聘に伴い、東京公演を行います。
久しぶりの ポかリン本公演、間近のお席でお楽しみください。


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