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アマヤドリ新作本公演『すばらしい日だ金がいる』公演宣伝動画 第2弾(ゲネプロ映像)

作品紹介

アマヤドリ新作本公演
『すばらしい日だ金がいる』

作・演出 広田淳一

2015年9月18日(金)~9月27日(日)@吉祥寺シアター

***

【公演特設サイト】

『すばらしい日だ金がいる』公演特設サイト
 http://goo.gl/TlhZKM

アマヤドリ公式WEB公演詳細ページ
 http://amayadori.sub.jp/archives/5651

【出演】

笠井里美
渡邉圭介
小角まや
榊菜津美
糸山和則
沼田星麻
中野智恵梨
石本政晶
石井双葉
石井葉月
宮崎雄真(以上、アマヤドリ)

一川幸恵
遠藤杜洋(劇団木霊)
平体まひろ

【ごあいさつ】

楽しむのがヘタな、みなさんへ

日本の自殺者数は近年3万人を越えて推移し……なんて話はもう聞きあきましたね。はい、今回のアマヤドリはズバリ、「うつ」と「競争」のお話しです。「悪と自由」の三部作を終え、前作では戦後70年なんてことも意識して国家の「悪」を描いた私たちですが、今回はとても個人的な視点、ミクロの視点から演劇を立ち上げてみようと思います。

先日、友人と話していて「それは結局、ポテチをどんなペースで食べて育ってきたかの違いではないか?」という話になりました。その友人は一人っ子なので自分のペースで、食べたいときに食べたい分だけ、食べてきました。一方、僕の家は歳の近い3人姉弟で、しかも母親がジャンクなフードを滅多に食べさせない家でしたのでそりゃもう、先を争って食べたものです。ああいう、数を数えられないお菓子はスピードが命になるのです。取ったら取ったもの勝ち。強いものが弱いものをひっぱたく、そんなワールドです。

勝負事ってものはえてして、勝った勝ったの歓喜のあとに虚しさがやってくるものです。「いったいこんなに必死になるほどポテチには代えがたい価値があるものだろうか?飢えた子のような顔をして私は何を食べていたというのか?あさましい、しみったれめ、ケッ、イヤになるぜ」と、そんな調子です。

しかし、早いものは事実、強いのです。そして強いものは美しい。さらに美しいものは人気者。てなわけで、我々はいつの間にやら、より早く、より強く、より美しく、より安く、より楽しく、よりハッピーに、という競争社会の原理に組み込まれ、日々の生活にいつしか疲れはててしまうのです。今回は、そんなあれこれを喜劇にしたいと思います。疲れはててしまった登場人物たちが最後には輝かしい希望を取り戻すことができるのか?そんなことは知りません。「ところで、そのポテチを本当に食べたいの?」ということについて、競争の中で競争から離れ、じっくり考えながら作って行こうと思います。劇団員を中心とした充実のキャストでお送りする今年最後の本公演。ぜひ来てね。

アマヤドリ、作・演出・主宰 広田淳一

【スタッフ】

作・演出    広田淳一
舞台監督    渡辺武彦
舞台美術    中村友美
音響      田中亮大(Paddy Field)
照明      三浦あさ子
演出助手    木村恵美子/犬養真奈/内山拓磨/徳倉マドカ/都倉宏一郎/七戸和也/津嘉山珠英
文芸助手    稲富裕介
宣伝美術    山代政一
制作      斉藤愛子
撮影      赤坂久美
協力      A-Team
企画制作    アマヤドリ
主催      合同会社プランプル
協力     (公財)武蔵野文化事業団

【チケット予約】
https://ticket.corich.jp/apply/66629/

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