「あしたの空地で会いましょう」くじら座なごやver.

2019.02.02

くじら座なごや#02「あしたの空地で会いましょう」は、2015年、作者の越智が愛媛県立松山東高校演劇部に書き下ろした作品です。
(第40回 四国地区高等学校演劇研究大会にて、全国高等学校演劇協議会会長賞を受賞、第10回春季全国大会の出場権を獲得)

この作品が高校演劇の大会作品として上演されている当時、私は大学生でしたが、「どうしても当時の生徒たちや越智さんが参加する稽古に立ち会いたい」という勝手な理由で、卒論のテーマ(文化人類学を専攻していました)を 高校演劇 とし、フィールドワークという名目で、彼ら彼女らの練習や大会に立ち会っていました。

そんなこともあって、私自身、この「あしたの空地で会いましょう」に思い入れがあります。
一度、当時の生徒たちの完成形を観ているので、
くじら座なごやでの上演も当たり前に、「自分が好きだった 空地 の再演」を目指して企画を持ち上げました。

しかし、今回、潤色と演出をお願いすることになった、台越竜太郎(風土の端のスクルット)さんから、
初めての企画打ち合わせの際に
「僕がこの企画に参加すると、りとう(私)ちゃんが好きだった空地とは全く違う作品になると思うし、そうしたい。それでもいい?」
と聞かれました。

きっと、演劇を創る際には、そんな観点から既成作品を見直すことは当たり前なのだと思うけれど、
当の私はそんなことは微塵も考えていませんでした。それでもすぐに、
なんてこったい、私の知らない「空地」を上演するなんて、そんな嬉しいことが起こるなんて!と、
そんなこんなで企画が走り始めました。

越智さんの承諾もいただき、
まだ見ぬ作品を、予想しえなかったメンバーで創っています。

わたしたちの「あしたの空地で会いましょう」くしじら座なごやver.!
ぜひ、ご堪能ください!

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