新聞家のワークショップ「家族の機縁」
平成最後に『屋上庭園』(岸田國士作)を上演し、会話劇でも実力を見せた村社祐太朗によるワークショップを開催します。現代演劇のシーン以外からの注目も集め、さらに挑戦を続ける新聞家の創作の現場にぜひご参加ください。俳優の経験は問いません。
【村社祐太朗より】
このたび新聞家は、二週続きのワークショップを開催します。このワークショップではタイトルを「家族の機縁」とし、家族を現象ととらえ、「いつ家族が起こるのか」を少し検証する場にしたいと考えています。また新聞家はこれまでの活動の中で、テキストの妥当な扱いについて根気強く実践と健闘を繰り返してきました。というのも、演劇の上演の最中で、テキストは血肉として扱われることがしばしばあります。まるで栄養か経験かなにかにいつからか途端に変わってしまったみたいに。この刷り込みがどうしても肌に合わないので、私は他の仕方を延々と考えるようにしています。今回のワークショップもその一端です。こういうのは確かに「上演におけるテキスト」の問題ですが、同時に家族の問題でもあるように思います。チョコが好きだと思ったらオレンジピールの入ったチョコは好きじゃないとか、屈むことができなくなった祖母の風呂上がり、その両足をバスタオルで拭ってやるまで気づかないこととか。都合のいい参照かもしれませんが。いつまでも血にも肉にもならないものとどう触れ合うかを、なるべくじっくり考えています。こういった向きが肌に合う人との出会いになればと思います。ぜひご参加ください。
【詳細】
日曜/昼の班:
6月23日(日)と30日(日)の二週続き/両日10:30~15:00
日曜/夕の班
6月23日(日)と30日(日)の二週続き/両日16:00~20:30
月曜/昼の班
6月24日(月)と7月1日(月)の二週続き/両日10:30~15:00
月曜/昼の班
6月24日(月)と7月1日(月)の二週続き/両日16:00~20:30
会場:森下スタジオ
東京都江東区森下3-5-6
森下駅(大江戸線・新宿線)より徒歩8分
参加費:4,500円
*Peatixのみ *払い戻し不可
*各回定員に達し次第受付終了
申し込み:新聞家ウェブサイト
https://sinbunka.com/ws_flesh絵=菅幸子 宣伝美術=村社祐太朗 制作=小林あずさ
助成=公益財団法人セゾン文化財団
問い合わせ:新聞家(制作小林あずさ)
shinbunka@gmail.com