公演情報
「『とおくはちかい (reprise) 』『ここは出口ではない』【京都公演公演中止】」の観てきた!クチコミ一覧
満足度★★★
「とおくはちかい」・・案内された客席のライトが暗く、「被災地の旧友の部屋を訪れた時の会話」とのパンフの説明を読めていれば、「この話の先に何があるのか」の疑問符に意味がないと悟り、それとして観る事ができたのに・・と悔やんだ。だが何にせよ声が小さい。聞こえるか聞こえないかギリギリを狙う事で観客の集中力を引き出す戦略は、結果的に聞こえなければ意味がない。リアルな小ささでなく、敢えての小ささを感じ、その無意味さに苛立った。特に聞いてほしい話題でもないから聞こえなくて良いのであれば、やらなくて良い。
「ここは出口ではない」・・これも声が小さい。男女2名ずつ4名だが女性1名はタブレットのリモート出演。男の彼女(または妻)で、男が台所で物を探そうとして女が「見せて」とタブレットを台所に持ち込むよう指示し、探してやるという事をやっているので、芝居の中でも「リアルにリモート」の状況だと分かる。が、やはり本来は酒の場に男女2組が居る臨場感をベースに書かれた本だろうと思われ、もう一人の女性が実は幽霊で、という意外要素が普通にリアルな場で起きている落差を楽しみたいところ、顔も姿も見えないリモート人格の参加はやはり存在感も半分。
で、その彼女がタブレットから発している結構大きな音量に対して、男がまた「ギリギリを狙う」小さい声を出すのである。普通相手が出してる声量に合わせた会話になるだろう、と突っ込みたくなる。
昨年アゴラ劇場を予選会場として2組を利賀に送り出した「利賀演劇人コンクール」で、優秀賞をとった中村氏であるが、本年度のアゴラ劇場の幕開け公演は、地味なものになった。
満足度★★★
■『とおくはちかい(reprise)』鑑賞/約90分■
予告された上演時間より10分も長い上に、淡々とした会話劇で、客席には船漕ぎ族がチラホラ。ただ、前半と後半の色分けに妙味。色が顕著にではなく微妙に違うところが、リアルで生々しく、惹きつける。
満足度★★★★
■『ここは出口ではない』鑑賞/約110分■
退屈な話の最たるものとされるのが、夢の話。しかしながら本作では、ある人物の見た夢がじつに魅惑的に描かれる。簡素な演出でありながら、夢のなかのできごとが比類ないほど美しく描き出されていて、陶然。うっとりと見入ってしまった。
(それはそうと、「約95分」と事前告知しておきながら、実際の上演時間が15分も長いのは頂けない。サバを読んで長めに告知するぐらいで丁度いい。)
満足度★★★
鑑賞日2020/07/29 (水) 19:30
書き忘れていたが、『とおくはちかい (reprise) 』を観た。静かな演劇だった。被災したらしい若者を、その友人らしい人が訪ねて、とりとめもない会話を紡ぐ。特に何も起こらないけど、余韻を楽しむ、というのかな。